私がノートチェックを「爆速」で終わらせる理由。全ては、子どもとTikTokの話をするために。
「毎日、全員のノートをしっかりチェックするなんて無理…」そう思っていた時期もありました。でも、ある『逆算の思考』を取り入れてから25人全員へのコメントと、自分自身のゆとりを両立できるようになりました。実際に保護者の方からも、こんな嬉しいお声をいただいています
・「先生、毎日コメントなんて大変なのにありがとう」
・「子どもが先生に褒められんかったって言ってたけど、私は毎回コメントしてくれることだけでありがたいと伝えました」
・「あのコメントが子どものやる気につながっています」
1. 勇気を持って「優先順位」をつける
すべての提出物に100%の力は注ぎません。
• ドリル類(漢字・計算): 「やり遂げたか」を素早くチェック。丸つけは子供自身に任せる指導を徹底し、教師は進捗の承認に徹します。
子ども達も初めは、丸つけを忘れたり、適当にやってましたね〜。なんならいまだに忘れます。(笑)でも、それでいいんです。完璧を求めず、「自分でやる」という仕組みをとめないことが、教員の余白を生む第一歩ですから。
• 自主学習: ここが本丸。ここへのコメントに一番エネルギーを割くために、他のチェックを「仕組み化」して時間を浮かせています。
2. 子供たちが「チェックのしやすさ」をデザインする
「提出の形」を整えるだけで、教師の作業時間は劇的に変わります。
• 連絡帳とノートを、開いた状態で重ねて提出させる。さらに出席順で。
• 「ページを探す」という、一回3秒のロスを25回分(=75秒)削る。わずが75秒。しかし、この「ちりつも」を排除することが、ゆとりへの最短ルートです。
ちなみに、「次に使う人のことを考えて出す」という指導は、巡り巡って児童の思いやりの心も育ちます。私は、そんな小さな行動に大きく感謝を伝えています。
3. 隙間時間を「対話」に変える
朝の提出時、その場ですぐに目を通す。
これは単なる時短ではなく、「出した瞬間に褒めてもらえる」という、子供にとって最高のフィードバックになります。
最低でも、「午前中に返却」を目標にやっています。
給食後のわずかな時間なども活用しますが、大切なのは「休み時間は子供と過ごすために空けておく」というポリシー。そのために、事務的なチェックは仕組みで終わらせるのです。
4. 「時短」の先にある、本当の目的
子供たちと、「(私にとって)どうでもいい話」をする時間を1分でも長く作りたい。
TikTokで流行っているダンスのこと、昨日見たテレビのこと、最近ハマっているゲームのこと。
一見、教育とは無関係に思える「雑談」こそが、信頼関係の土台になります。
• 「承認」の種まき: 「先生、昨日言ってたあの動画、見たよ!」という一言。これだけで、子供は「自分の話を覚えてくれていた、自分は大切にされている」と実感します。
• 小さなサインを見逃さない: 一緒に笑いながら話していると、言葉の端々に人間関係の変化や、顔色のわずかな違い(体調や心の不調)が現れます。これは、教卓に座ってノートをめくっているだけでは絶対に見えない景色です。
• 心の「心のインフラ」を整える:「いつでも先生に話しかけていいんだ」という安心感があるからこそ、授業での学びも深まり、自学への意欲も湧いてくる。
これは、教卓に座ってノートをめくっているだけでは絶対に見えない景色です。「時短」は、愛のための戦略なのです。
皆さんは、今日、子ども達と「どうでもいい話」ができましたか?
もし時間が足りないと感じているなら、まずは「ノートの出し方」から変えてみるのはいかがでしょうか。
