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家庭学習の極意。「0か100か」で生きるな。「毎日2」を続けられる奴が一番怖い。

今日の教室で、子どもたちに少し変わった話をしました。

家庭学習(自学)についての話です。

「みんな、家庭学習、頑張ってる?」
そう聞くと、多くの子が頷きます。
でも、私はこう続けました。


「お願いだから、頑張りすぎないでくれ」


こんな例え話をしました。

「毎日2」vs「0と5の乱高下」

ここに、5日間で10ページの学習をする2人がいます。


• Aさん: 毎日、淡々と2ページずつやる。(2, 2, 2, 2, 2 = 10)
• Bさん: 気分が乗った日は5ページやるけど、面倒な日は0ページ。(5, 0, 3, 0, 2 = 10)


結果として、やった量は同じ「10ページ」です。
「どっちが良いと思う?」と聞くと、意見は分かれます。
でも、私は断言しました。


「圧倒的に、Aさんが強い」



「やる気」なんて信用するな
Bさんのやり方は、「自分のやる気(感情)」に依存しています。
「昨日はサボっちゃったから、今日は倍やろう!」
「今日は調子がいいから、一気に進めよう!」
これは一見、熱心に見えます。
でも、人間というのは本来、怠ける生き物です。
「昨日の分も合わせて倍やる」なんていう借金返済のような勉強は、苦痛でしかありません。
そのうち、「今日はしんどいから明日やろう…」が続き、
「1, 0, 0, 0…」と、「0の日」が当たり前になっていく。
これが、挫折の王道パターンです。



「歯磨き」にやる気はいらない

だから、君たちに目指してほしいのは、
「やる気満々のBさん」ではなく、「無感情なAさん」です。
歯を磨く時に、「よし!今日はやる気に満ち溢れているから奥歯を磨くぞ!」なんて気合いを入れる人はいませんよね?
ただ、当たり前のように磨く。
面倒くさい日でも、とりあえず磨く。
勉強もそれと同じ。

「習慣」にしてしまえば、意志の力はいらなくなります。

• 調子が良い日でも、あえて2ページで止める勇気。
• 最悪な気分の日でも、とりあえずノートを開いて1行だけ書く意地。

「頑張りすぎないこと」を、毎日頑張る。
それができる人が、中学生になっても、大人になっても、最後に一番高いところに行ける人なんだよ。

話を聞き終わった子どもたちは、少しホッとしたような顔をしていました。
「毎日全力で走れ!」と言われると思っていたのに、「歩き続けろ」と言われたからでしょう。


実はこれ、私自身にも言い聞かせていることです。
ジムも、仕事も。
一発逆転のホームランなんて狙わずに、コツコツとバントを転がし続ける。
卒業まであと少し。
子どもたちには、点数という「結果」だけでなく、
自分をコントロールする「習慣」という武器を持って、中学校に行ってほしいなと思います。

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