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reiorbit_suimin
白いページに息を置く
白いページの前で
言葉が胸の奥に丸くなって
静かに眠る日がある
朝の光が机の端に落ちても
紙は何も語らず
その静けさが
自分を責めているように
見えることもある
けれど
そんな日は
無理に言葉を
呼び起こさなくていい
まだ形にならない気持ちを
そっと置いて
世界の音が
やわらかく触れるのを
ただ待っていればいい
誰かに
届かなくてもよくて
誰かを
揺らさなくてもよくて
今日の自分が
ここにいたというだけで
十分すぎるほどの意味がある
言葉にならなかった想いは
消えたわけじゃなく
あなたの中で
静かに息を続けている
途切れたままの一行も
書けなかった時間も
あなたの歩いてきた道の一部で
その道は
誰とも重ならない
あなただけの
風景を持っている
書けない日は
空白が広がって
心の奥に影を落とすけれど
その影の中には
そっと芽を
ふくらませる種があって
誰にも見えないところで
未来の光を準備している
何も書けなかった今日が
いつか
やわらかい灯りとなって
あなたの胸の奥で
静かに瞬く
あなたが積み重ねてきた
時間のすべてが
まだ言葉にならないまま
あたたかく息をしていて
その息が
いつか自然に
ひとつの音になり
ひとつの色になり
ひとつの言葉になる
だから
書けない日も
書ける日も
どちらもあなたで
どちらも美しくて
どちらも必要な時間
白いページに
そっと息を置くだけで
今日という一日が
静かにひらいていく
本詩は 大切なNoterさんの想いに触れた時
胸にそっと生まれたコトバを 紡いだものです
(コメントはご遠慮頂きたく、宜しくお願い致します)
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