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ferdinand_ja_jp
天邪鬼の本音
言わなくてもいいことを
ぽつりとこぼしてしまうのは
本当の気持ちを見られると
胸の奥がきゅっと痛むから
いらないよと背を向けても
心のどこかでは
名前を呼ばれるのを待っていて
その鼓動がそっと跳ねる
拗ねた声の影では
寂しさが小さく丸まり
悲しさが寄り添うように座り込み
ふたりで静かに息を潜めている
素直になれないのは
意地っ張りだからじゃなくて
大事な想いほど
触れられると壊れそうで
そっと奥にしまってしまうだけ
その奥にしまわれた優しさは
小さな灯りのように揺れていて
ほんとはただ
そばにいてほしかっただけの
幼い本音が
静かに息をしている
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