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☾ ちいさな嵐、心にしまう選び方

みんなが言う
「忘れるなんて、惜しいわね」
わたしは言う
「抱えすぎて沈むくらいなら、手放したほうが賢いわ」
 
記憶ってね
光る日もあれば
ただの重りになる日もあるの
だから、しまい方くらい
自分の好きにすればいいのよ
 
嬉しい記憶は
赤いワンピースのポケットに入れておく
歩くたびに揺れて
ちょっとだけ心が軽くなるから
 
痛かった記憶は
タマネギ型のおだんごを結び直すときに
そっと空へ放り投げる
風が持っていくなら、それで十分よ
 
どうしても忘れたくないものは
胸の奥の小さな棚に置いておく
鍵なんていらないの
触れたいときだけ開ければいいんだから
 
忘れたほうが前に進める記憶もあるし
忘れないほうが強くなれる記憶もある
どっちを選んでも
わたしの生き方の邪魔にはならないわ
 
今日もまた
必要なものだけ連れて歩く
いらないものは風に預けて
軽くなった分だけ、よく跳ねられるのよ
 
だって、私はリトルミィだもの!
 
「詩はムーミンのキャラクター・リトルミィをモチーフにした創作です」



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