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cute_holly106
暗がりに残る光
夜がゆっくりと沈み
街のざわめきが遠ざかるころ
光の届かない場所で
ひとつの気配がそっと目を覚ます
胸の奥に沈んだままの想いが
名を持たない影となって揺れ
触れれば消えてしまいそうな温度で
静かに息をしている
その揺らぎを
どこかで感じ取る誰かがいるなら
世界の輪郭はわずかにやわらぎ
暗がりの深さが少しだけ変わる
声にならない声が
遠い場所へ届くことを
信じているわけではない
ただ
そうであってほしいという願いが
足元に小さな光をともす
朝が来れば
何事もなかったように歩き出す背中を
そっと押しているのは
夜の底に残された微かなぬくもり
暗がりに残る光は
誰にも気づかれないまま
それでも確かに
あなたを照らしている
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