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mito_koubou
🎭 道化の祈り
誰もが正しさを競い合うこの世界で
僕は、間違いを演じることにした
完璧であることが求められる場所で
僕は、欠けたままの自分を差し出した
笑われることで、誰かが笑えるなら
それが僕の役割だと思った
誰かの心が、少しでも軽くなるなら
僕の痛みは、意味を持つと思えた
道化の衣は、色鮮やかで軽やか
けれどその裏地には
誰にも見せぬ傷と
誰にも言えぬ祈りが縫い込まれている
「滑稽だ」と指をさされるたび
胸の奥で、静かに涙がこぼれる
それでも、舞台に立ち続けるのは
誰かの心に、灯をともすため
真実を語れば、石が飛ぶ
沈黙すれば、心が腐る
だから僕は、笑いに変えた
痛みも、怒りも、孤独も
それは逃げではなく、翻訳だった
道化師とは、
世界の歪みを映す鏡
自らを歪ませてでも
誰かの心を守る者
僕が道化師になった理由は
逃げではない
諦めでもない
それは、愛だった
愛するがゆえに、
僕は笑う
誰にも気づかれぬように
涙を隠して
僕の笑いは、誰かの涙の上に咲いた花
散ってもいい、誰かの春になるなら
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