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ピンチをチャンスに変えよう②苦渋の決断、そして「総合型選抜」との出会い

 ■親子で下した「苦渋の決断」

​一時は退学・転学も検討しましたが、幸い寮には加害生徒がおらず、味方になってくれる友人もいたため、息子の心は少しずつ回復していきました。

​それでも「部活は辞めたくないけど、あいつらと同じクラスになりたくない」という本人の希望を最優先し、高2から「総合学科進学コース(偏差値39)」へと転籍することに。

​受験勉強に特化した普通科特進コースとは違い、いわゆる指定校推薦を目指すクラス。上智・関関同立などの推薦枠はあるものの、息子の評定(当時4.1)を踏まえると狭き門です。

​不安もありましたが、「何よりも息子の笑顔を守ることが大事」と腹を括りました。

​そして迎えた高2の春、学校からこんな課題(ミッション)が出されます。

​「7月までにオープンキャンパス2箇所に行って、レポートを提出すること」

​「えっ、オーキャン!?何それ!?いつ、どこでやってるの!?」と焦る私。 専門学校卒で大学受験に関する知識はまったくありません。

息子と連絡を取り合い、部活の大会(毎回2日間コース)の合間を縫って、県外の大学(岡山の私立大学と産近甲龍)へ駆け込みました。

■総合型選抜との出会い

​そのオープンキャンパスの会場で、初めて目にしたのが「総合型選抜」という言葉でした。

​当時の私の第一印象は、こうです。

​「AO入試? 一芸入試のこと?」

AO入試は私の時代からありました。​正直、「何か一芸に秀でた子が行くもの」という偏見がありました。

「部活ガチ勢をやめた今、息子にどんな特技(武器)があるというの?」

​この時の私は、まだ知る由もありませんでした。

この入試方式こそが、傷ついた息子が自信を取り戻し、逆転合格を引き寄せるきっかけになるということを。

​受験知識ゼロのシングルマザーと、崖っぷちに立つ高2の息子。

ここから、我が家の受験戦略が始まります。

​「総合型選抜を勝ち抜くための『武器』を探せ!」へつづく…

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