こどもの日─子どもが一番ほしいもの 一番必要なもの
こどもの日が今年も過ぎていきました。
子どもだったみなさん
読んでくださるかたはほとんどそうかな─
特に、お父さんお母さんであるみなさん
そして子どもの姿を見ることのある、
あるいはあんまりないなというみなさんに。
子どものために何ができるか─
子どもとの日々に学んだことを
反省も込めてつづってみます。
目 まなざし
子どもを見ましょう。
どんなに小さな赤ちゃんでも。
何をしているか。
何を見ているか。
何を面白がっているか。
何に興味があるか。
何を不思議に思っているか。
何がしたいと思っているか。
声をかける前に、まず見ましょう。
そして想像しましょう。
何か他のことをしていて見られないときは、
子どもが「お父さん」とか「お母さん」とか
言ってきたら、即座に目を向けるように、
もしくは「ごめんちょっと待って」と。
子どもはお父さんお母さんが
いつも自分のためにいると安心なのです。
その安心感が、人生の基盤となります。
耳─耳を傾けること
子どもに耳を傾けましょう。
どんなに小さな赤ちゃんでも。
何が言いたいのか。
何を口にしているのか。
本当に言いたいことは何なのか。
言いたいけれども言えないことは何なのか。
言えないとしたらそれはなぜか。
赤ちゃんにも耳を傾け顔を見て、
何が言いたいのかわからないなら
「わからなくてごめんね」
と言ったらよいのです。心から。
泣いたときも、
どうしたらよいかと考えるより先に
「どうしたの?」と聞く。
「暑い?」「おなかすいた?」
「おむつぬれたかな?」
などとたずねることができます。
言葉で答えることはできませんが、
声なき声というものもあります。
正面から向き合ってもらえることだけで
泣きやむこともあるのです。
ある程度大きくなってからは、
子どもの先回りをしたくなるのを
抑える必要が出てきます。
子どもが親の好みがわかってくると、
「リップサービス」が出たりします。
こんなとき親はほくほくと喜んでしまい、
子どもの本心や子どもの事情を想像する
なんて思いつきません(でした)。
子どもがいくつになっても
声なき声を聞こうとできたならよかった
(『聞く』と『聞こうとする』は違います、
ご安心を!)とつくづく思います。
手─触れる、だっこする
以前「断捨離」の「捨てる」コツとして、
「捨てると決めてごみ袋に入れたら決してさわらない」とあるのを読みました。
「手に触れると愛着がわいてしまう」から
だそうです。
愛するからかわいいから触れるだっこする
のが多くの場合かもしれませんが、
触れるだっこすることによって、
徐々にいとおしさかわいさがしみてくる
そういうことも充分あるのです。
時間─時間を共にする
絵本を一緒に読むこと
一緒に散歩すること
何となくただそこにいて
子どもに反応できるようにしておくこと
今の人間に大事なものの筆頭は
実は自分の時間かもしれません。
どれも、資格もお金もいりません。
そして、子どもだけでなく
目、耳、手、時間を注ぐ大人までもをも
幸せにしてくれる─それがわたしの
今までの年月です。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
自分が幼いときに受けた世話は
あまり覚えていないものですが、
それも想像できるひとときとなりました。
ありがとう。
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