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【創作大賞2026】都蘭山居手帖:泥と風、そして漂泊の記憶 — 荒野で世界を建て直す、一人の男の流浪史

人生の転換点は、往々にして何の予兆もない「五分間」の衝動に宿る。

二十数年前、私は工具一つまともに握れない都会の男でした。ある日、ふと立ち寄った台東・都蘭で、土石流に呑まれた古民家に出会い、その場で移住を決めたのです。それは、私にとって地理的な場所の移動ではなく、命の「途中下車」でした。

この『都蘭山居手帖』は、私がその無謀な賭けから始まり、泥をかぶり、雨と闘い、漂流木を拾い集めて自らの暮らしを縫い合わせてきた、二十年の記録です。

この物語が描くのは、ただのDIY修繕記ではありません。 それは、都会で挫折した「負け犬(ルーザー)」が、再び自分の手で世界を建て直すまでの、静かで、しかし狂おしいほどの再生の軌跡です。

本書が誘う、七つの旅路:

  • 【闘争】 土石流の老厝と、泥との肉弾戦。

  • 【洗礼】 豪雨と台風、大自然の狂気に裸身で挑む日々。

  • 【反逆】 漂流木で城を築き、孟東籬と虚無について対話する。

  • 【逍遙】 水源地を探し、タンゴを踊るように山泉と戯れる。

  • 【修練】 鎌とペンを手に、中年男が書くことの中に救いを見出す。

  • 【即興】 辺境のキッチンで、野性味あふれる「スローフード」を創造する。

  • 【風景】 PASAという場所で、過去の自分と決別し、今を生きる哲学。

私はこの都蘭という荒野で学びました。 「家」とは与えられるものではなく、自分の手と汗で、土地と対話しながら「縫い合わせる」ものなのだと。

都会の喧騒で呼吸が浅くなっているあなたへ。 この物語が、あなたの日常に「新しい風」を吹き込むことを願っています。私は今も、この場所で「我思う、ゆえに農屋あり」を実践し続けています。


#創作大賞2026    
#ノンフィクション部門
#江冠明 |台湾の記憶と風土の記  
https://note.com/lucid_tiger9665

※ 本書は既に完稿しております。出版・映像化に関するお問い合わせは、下記メールアドレスまでご連絡ください。 [您的 Email 地址]
pasakitchen55@gmail.com

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