★東リ(銘柄を知る・決算もふまえ㊱)
(2025.8.2)
*私が企業を調べるのに、アウトプットのためにやっているものであり、
必ずしも保有銘柄というわけではないですし、薦める意図は全くありません。調べてるだけです。また一生懸命調べてはおりますが、間違っている箇所もあるかもしれません。ご指摘いただけると嬉しいです。
東リについては前回の決算である5月にまとめようかなと思ってたものの、
あまりにもヘムさんの投稿が素晴らしすぎて、自分でまとめるよりもそちらに頼った方が・・と思ってやめたのでありました。
決算時期は銘柄数が多すぎて、1日5銘柄ぐらいやりたいのに、
眼がほんとにしんどくなり、保有以外は他の人の投稿を参考させてもらって、ざくっと理解したり、保有も確認はするものの、まとめるまでの
時間と眼が追いついていかない(;;)でも自分でまとめてみた方が理解は深まるというジレンマ。ちまちまやろ。
・決算カルテ(7月30日14時00)
上方修正。増配。
第1Q進捗遅れてるのかな?って思ったけど、昨年も見ると従来どおり、計画どおりな感じ。




・決算短信(7月30日14時)
https://pdf.irpocket.com/C7971/i6fv/WC6c/vCJG.pdf



第1四半期の売上高+10.5%・営業利益-13%・経常利益-2.2%、四半期純利益-4.9%、
配当:21円→29円増配 前回5月に増配してる企業多いが、この7月にしている企業は少ない中で、増配。特に前回もっと期待されててそこまでじゃなかって下落したから、今回は評価されたような。
通期:売上高+6.5%・営業利益-21%・当期純利益-20.2%。(上方修正)
https://pdf.irpocket.com/C7971/i6fv/WC6c/DhVi.pdf



上方修正の理由としては、ビニル系床材や壁装材をを中心に販売数量が好調に推移。上方修正。利益は製造の原価の低減や増収効果に加え、一部製品の販売価格改定効果なども進展し、前回発表予想を上回る見込み。
当期発売の新商品の販売促進に注力今後もしていくとのこと。
また関税があるので下記以降の予想数値を据え置きとしたうえで通期の業績予想数値を修正。
配当について中期計画どおり配当性向50%またはDOE3.5%を目安に安定的な配当を継続的に実施することとし、増配。

インバウンド需要に対応した宿泊施設向けやオフィスリニューアル需要に一服感。住生活空間における高付加価値化のニーズは依然高く、リフォーム、リニューアル市場向け商材開発や需要開拓は伸びている。
建設コストの高まりや人手不足による供給制約がリスク。
長期ビジョンに沿った高付加価値製品のシェアアップや「TOLI完全循環型リサイクルシステム」を活用したタイルカーペットの販促活動に注力した。


売上上がってるものの、利益で減っているのは成長投資に伴う減価償却費や物流コスト・人件費などが増加したため。

国内外の住宅着工件数の低迷(経済) 海外比率は低いが。


・決算補足説明資料(2025年7月30日)
https://pdf.irpocket.com/C7971/i6fv/WC6c/DIk2.pdf

販売数量の増加並びに一部製品の価格改定効果により売上高は伸長。
原材料価格や減価償却費の上昇に対して製造原価低減に注力し、売上総利益率は前年並みを維持。
物流コストの上昇に加え、人的資本投資などの費用が増加したことにより利益は前年を下回る。



インテリア・高付加価値製品寄与・成長投資に伴う減価諸客日や物流コスト・人件費は増か。
グローバル・中国市場は伸び悩みも北米やASEAN〇 物流コストはかかりがち。
建材その他・業際分野および東リブランド製品の製造販売で浴室・浴場向けビニル床シートが好調。建材および住宅機器等仕入れ販売では、新設住宅市場が弱含みで推移する中、売上高前年上回る。

第一四半期にビニル系床材や壁装材の販売数量が好調に推移したことに加え、製造原価低減や一部製品の販売価格改定効果が進展していることを踏まえ、第二四半期(中間期)の業績予想数値を上方修正。
下期以降の予想数値については、米国の通商政策の動向や地政学リスクなど、依然として関壱岐不透明な経営環境が続くことをふまえ、据え置きとした上で、通期の業績予想数値を修正。

配当について中期計画どおり配当性向50%またはDOE3.5%を目安に安定的な配当を継続的に実施することとし、増配。
◎株価反応(7月30日14時)
上方修正&増配でかなり好反応。7月30日+6.5%・7月31日+4.3%
7月30日の売買高は6倍近く多い。


・決算発表後ニュース
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/da1abf55dafe35a42624097e11daf349a8c8ff5d
東リの最大の特徴は「自社一貫製造」(↑yahooファイナンス)

自社一貫製造をすることにより、効率化に取り組みやすい?

インテリアメーカー プロダクト/インテリア製品/(塩化ビニルタイル・シートの床材製品・タイルカーペット・カーテン・壁装材の内装材)の製造・販売。製造・販売・物流・施工・メンテナンスに至るまで一貫して手掛ける。
海外市場にマッチした製品開発(JAPAN TOLI)
タイルカーペットリサイクルを水sン。2006年三菱レイヨンからカーペット製造事業を譲受。2018年世界有数のカーペットメーカー(ロイヤルタイ社)と日本総代理店契約を締結。
リサイクルシステムなどのコア事業の進化と事業領域の拡大に繋げている。タイルカーペットにおいては業界トップシェア。
特にここ数年は「3大設備投資」と称されるタイルカーペットリサイクルプラントやナイロン紡糸設備、広化東リフロア新ラインの導入により、生産効率と原価低減の両立を進めている。
(指標面)
PER倍 10.2△〇 PBR 0.72倍 〇
MIX指数 7.344
自己資本比率 51.1% △✕
ROE 7.50% △ (ROA3.79・ROIC4.72%)
流動比率 161% 〇
有利子負債比率27.1% 〇
配当利回り 4.97% 〇
配当性向 35.2% 〇
指標面割安ぎみ。
配当性向50%またはDOE3.5%を目安に安定的な配当を継続的に実施する
中計の3年間は下限配当19円。総還元性向70%以上。
現状では円高メリット。原油高はマイナス要因。
https://www.toli.co.jp/ir/plan/
・2030年までの長期ビジョンと中期経営計画について





・中期経営計画(2025.5.8)(2027年まで)
https://www.toli.co.jp/ir/pdf/ir_20250508.pdf








ここからONE2.0になって株主還元方針が配当性向50%またはDOE3.5%を目安に、と下限19円に変わった。













配当性向50%またはDOE3.5%を目安に安定的な配当を継続的に。
下限配当19円。総還元性向2027年まで平均70%以上を目指す。

↑ SINKA PLUS ONE2.0 説明動画
☆日足チャート

☆週足チャート

☆月足チャート



平均利益率見てても2~3%台なので、利益率が高いわけではない。
低利益率?
・連結業績推移
売上右肩上がりというより、あまり変わらず。
営業利益は2011年以降右肩上がりになって、2022年が一旦すごく悪くなった。その後右肩上がり。
売上がどんどんというより、利益が昔より効率化したことによって出せるようになってきた?安定してきた?






決算説明資料でも原油の高騰による様々な原材料の価格が未だかつてないほどのレベルで高騰し、収益面での大きな圧迫要因となったとのこと。
販売価格への転嫁は後追いになった。


またこのころは、研究開発活動や設備投資についても独自品開発や環境負荷低減に向けた大型設備投資を実行している。
・キャッシュフロー
現金・現金等価物を積み上げながら、ここのところ投資CFで分かるように投資を増やしている。


・貸借対照表


・設備投資・減価償却費・研究開発費

さきほどのキャッシュフローのところでも触れたとおり、設備投資増やしている。
・有利子負債



・セグメント構成
製造・販売・物流・施工・メンテナンスに至るまで一貫して手掛ける。
そのため、製品が48.4%とインテリア卸および工事51.6%の半々ぐらい。

海外にも少し進出しているが、まだ割合としは少ない。↓

・年間配当推移
順調に増やしている。配当性向50%またはDOE3.5%を目安に安定的な配当を継続的に実施する。中計の3年間は下限配当19円。総還元性向70%以上。

・株主還元
総還元性向70%以上平均目標だったらもうちょっとしてくる余地ある?
(中計3年間)・現状でも総還元性向48.1%。

☆過去平均PERより
過去平均2年5年PERだと2年で一番高いところに来ており、
5年では中央より低いものの、かなり評価されてきている。
ここのところバリュー株の是正が行われており、株価上がってきていることがここからも分かる。

☆過去平均PBRより
PBRでも同様。

☆配当利回りより
2024年8月5日 5.69% 2025年5月13日 5.82%

☆BPSとEPSからの割安確認
株価だいぶ上がった現状での確認。
EPS57.5 BPS824.9(25.3) 575+824=1349 ÷株価584
=2.30 現状でも【割安】 普通水準677円 割高水準1362前後。
激安水準449円。
【四季報】

内装材のトップメーカー。塩ビ床材が主力。カーペット・カーテン・壁紙も。海外拡大が課題。
プロダクト36 インテリア卸工事64 (25.3)
【連続減益】インテリア製品は新築向け厳しいがリフォーム需要で補う。
新商品投入継続、一部価格改定も想定。だが材料高続くうえ人件費や物流費増、成長投資にともなう償却負担で営業益続落。配当性向5割めど。
【増強】滋賀県東リで4基目のカーペット用ナイロン紡系設備導入を計画。内製率向上と独自原糸開発を推進。床材の商品力向上へデジタル印刷の独自技術開発に着手。


☆同業他社比較(マネックス銘柄スカウターによる)
その他製品>インテリア

PER・PBRは東リが一番低い。リリカラは時価総額が低い。
利回りはリリカラ・サンゲツ・東リの順番。サンゲツがROEは高め。
サンゲツが仕入れ先の火災事故があり、そこのシェアも東リが取りつつある現状。



あとがき
東リはバリューの現状是正で株価が上がってきてる。このところバリューの是正で上がってきている銘柄が多いように感じる。
過去PERやPBRで見るとPBRは過去平均に比べて一番上に来ていたり、
PERは2年平均では上の方には来ているのでそこからも感じられる。
ただBPSとEPSからの割安確認については現状でも【割安】であり、あと100円ほど株価上がったら同じEPSとBPSならば【普通】に到達する。
ROEを8%以上目標としながらも今のような配当性向50%またはDOE3.5%を目安に安定的な配当を継続的に実施し(中計の3年間(27年まで)は下限配当19円)、総還元性向70%以上は投資家として魅力的であり、やはり株主還元に積極的な企業を保有したくなる。
ただ気になるところとしては、新築着工の減少は続いており、日本だけでいえば人口減少していくなかパイが広がっていく感じかというよりは、先細りに将来的になる可能性もある。(利益率が低いのもそういった要因もあるか?)その中で、中計にあるようにグローバル事業に打って出る必要があるのだろう。
現状は北米販売子会社を設立したり、台湾企業との合弁会社にビニル系床材の製造開始をしているものの、%で出すほどの率でもなく、今ほぼほぼ国内。(だからこそ製造する際の原料仕入れのこともあり、円高の方がメリットの会社)
ただ今後はグローバルで門戸を広げ、円高メリットは薄れても人口増加している世界に打ってでる必要がある(ただ同業のサンゲツが海外比率14.9%と少しあるものの、利益出てなさそうなのでそこは問題が・・)
あとは、これも中計にあったように新たな市場獲得ということでスポーツ市場向け床材の開発(バレーボール競技専用床材や卓球用ビニル床シート)で売上を増やす方法や、今回の決算でもあったようにタイルカーペットリサイクルに取り組むことで販売量・回収量増大によるコストダウン効果の最大化も図ることで利益を増やしていくなどがある。
リニューアル市場については引き続き堅調なようなので、短中期的にはそこの取り組み状況がメインとなりそう。
だいぶ各企業の決算が一巡してきたので、ここからまとめたりする作業を頑張って、でも眼に負担をかけすぎずやっていきたい。
次のまた決算ピーク、第2Qが10月中旬~下旬からかな?とすると、2か月あるから1日1企業アップ出来たとして60件か。。。
決算とか見たり、自分の中でみんなどうやって消化してるんだろ。。。
私も自分が保有じゃないのは、他の人が上げて下さってるのをさくっと見たりで終わったりしてるけど、気になってるものでも追いきれないし、途中でもうこの企業はいいかと多さに諦めたりもしてしまっている。
眼も時間もほんと、無限に欲しくなる。でも自分でちゃんとやった方が理解が深まるし、頭に残るのは間違いない。
私が不器用なのもあるけど、コストパフォーマンスいい人に憧れる部分もあるけど、自分は自分だしね。自分なりになんとかがんばろ。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。(-m-)。

