【第10回】「骨盤が歪んでいる」と言われたあなたへ〜原因は“下半身の筋肉バランス”にあるかもしれません〜
「骨盤が歪んでますね」
整体や治療院でそう言われたこと、ありませんか?
なんだか不安になる言葉ですが、実は“歪み”にはちゃんとした理由があります。
その多くは、筋肉の硬さや使い方の偏りによって起きているのです。
■ 骨盤は「筋肉によって動かされている」
骨盤は単独で歪むわけではありません。
周囲の筋肉が骨盤を“引っ張る力”に偏りがあると、傾きやねじれが生まれるのです。
つまり、歪みの原因は「筋肉の使い方」と「硬さ」の偏り。
その代表例が、**ハムストリングス(もも裏)と大腿直筋(もも前)**です。
■ 骨盤が後ろに倒れる“後傾タイプ”の原因
こんな特徴がある方は要注意:
猫背になりやすい
椅子に座ると腰が丸くなる
立つとお尻が下がったように見える
このタイプでは、**ハムストリングス(もも裏)**が硬くなっていることが多いです。
ハムストリングスは、骨盤の後ろ側(坐骨)から膝裏に伸びる筋肉。
ここが硬くなると、骨盤を後ろに引っ張ってしまうため、姿勢が崩れやすくなります。
■ 骨盤が前に倒れる“前傾タイプ”の原因
一方で、
反り腰になりやすい
お腹が突き出て見える
太ももの前が張りやすい
という人は、大腿直筋(だいたいちょっきん)=もも前の筋肉が硬くなっているケースが多いです。
大腿直筋は、骨盤の前側から膝に向かって伸びているため、
ここが硬いと骨盤が前に引っ張られ、反り腰や腰痛の原因になります。
■ あなたの骨盤はどちら?
【簡単チェック】
壁に背をつけて立ち、
→ 腰と壁のすき間がスカスカ → 前傾タイプ
→ 腰が壁につく or 背中が丸い → 後傾タイプ椅子に座ったとき、
→ 骨盤が倒れて背中が丸まる → 後傾タイプ
→ 反り腰で腰が浮いてくる → 前傾タイプ
■ 今日からできる!ワンアクション
後傾タイプ → もも裏ストレッチ(ハムストリングス)
椅子に浅く座る
足を前に出してかかとをつける
背筋を伸ばして、骨盤ごと前に倒れる
前傾タイプ → もも前ストレッチ(大腿直筋)
立った状態で片足を後ろに引いて膝を曲げる
かかとをお尻に近づけ、太ももの前を伸ばす
(バランスが不安な方は椅子や壁を支えに)
■ まとめ
骨盤が“歪んでいる”のではなく、
「引っ張る力に偏りがある」だけ。
だからこそ、筋肉の硬さや使い方を整えていけば、
自然と骨盤は正しい位置に戻っていきます。
次回予告
【第11回】ストレッチしても身体が柔らかくならない理由
〜“筋肉以外”の見落としが柔軟性を妨げている〜
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整体院「身体の『理』〜KOTOWARI〜」
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