【第3回】歩き方を変えるだけで膝と腰がラクになる理由~“足の使い方”があなたの体を壊していた〜
「運動してるのに膝が痛い」
「歩くだけで腰がつらい」
その痛み、歩き方=足の使い方のクセが原因かもしれません。
歩くというシンプルな動作には、実は多くの関節と筋肉の連動が関わっています。
だからこそ、ほんの少しの崩れが、膝や腰に“毎日積み重なる負担”となって表れるのです。
■ 身体は「足し算」で動いている
私は動作をこう捉えています。
動作は足し算である
たとえば、立った姿勢から床にある物を拾う動き。
足首・膝・股関節・骨盤・腰椎・胸椎・肩甲骨・肩・肘・手首…
すべてが協調して、1つの動作が成立します。
どこか一つが動かない・機能しないと、その分は他の部位が“代償”することになります。
その結果、特定の部位に痛みが出るのです。
■ 足が動かないと、膝と腰が壊れる
本来、歩くときは:
足首が柔軟に使える
膝がスムーズに曲がり伸びる
股関節が自然に前後に動く
このような連動が起こることで、全身のバランスが保たれます。
しかし、足首や指が使えなければ…
衝撃を吸収できず、膝がガクッと受け止める
足が前に出ないため、腰を反らせて身体を進める
ふくらはぎや太ももが常に張っている
結果、膝関節や腰椎に負担が集中してしまうのです。
■ 足裏には「体重の通るルート」がある
私が重視しているのは、歩くときの足裏の体重移動の順序です。
かかと → 小指球 → 母指球 → 指先
■ 図で見る「理にかなった歩行の荷重移動」

このルートを辿って体重が移動すると、衝撃を足で吸収しながら前進できます。
逆に、
ベタ足で着地
指を使わず足首で蹴っている
かかとから母指球へ“すぐ抜ける”
こういった歩き方では、“支える”ことも“蹴る”こともできないため、上半身に負担がどんどん蓄積していきます。
■ 目に見えないクセが、毎日身体を壊している
歩行は、私たちが1日に数千〜数万回繰り返す“反復動作”です。
その歩き方のクセが、1回の負担は小さくても累積して痛みの原因になります。
「ちゃんと運動してるのに痛む」
「治療院に行ってもすぐ戻る」
そんな方こそ、歩き方の見直しが必要です。
■ 今日からできる!3つのチェックポイント
かかとから着いて、小指球→母指球→指先へと重心が移動しているか?
膝が伸びきって“ロック”していないか?
足の指で地面を捉えて蹴り出せているか?
ほんの少し意識を変えるだけで、歩行の質は変わり、痛みがラクになる方も多くいます。
■ まとめ:歩き方は、日々のリハビリ
「歩き方」は習慣です。
一歩ごとに身体が壊れるか、一歩ごとに身体が整うか。
それは**“足の使い方”という選択の積み重ね**です。
次回は、「バランス能力」と「転倒しない体のつくり方」について解説していきます。
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歩くと膝が痛い、歩き続けると腰が張る――
そんな不調の背景には、“足の使い方”が隠れているかもしれません。
整体院「身体の『理』〜KOTOWARI〜」
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