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台湾で研究留学するために実際にやった手続き|ビザ・在留資格編

台湾で研究留学をすることになり
私が実際に準備した大きな手続きの一つが
ビザ・在留資格関係です。

研究留学の場合、
単に「台湾に長期間住む」というだけではなく
留学先でどのような立場で活動するのかによって
申請するビザの種類や必要な手続きが変わります。


台湾のビザの種類

台湾に観光旅行に行く場合 (90日未満) と異なり、
長期滞在や台湾で就労する場合に申請するビザには
下に挙げたようなさまざまな種類があります。

  • 停留ビザ(VISITOR VISA)180日以下

  • 居留ビザ(RESIDENT VISA)6ヶ月以上

  • ワーキング・ホリデービザ(WORKING HOLIDAY VISA)

  • 就業金卡 (Employment Gold Card)

  • 亞太經濟合作商務旅行卡 (ABTC)

    台北駐日経済文化代表処HPより
    https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/446.html

私の場合

私の場合は、台湾の大学で研究助手(RA)として数年間、勤務する形だったため
上記のうち、居留ビザ(RESIDENT VISA)の申請手続きを進めました。

台湾の制度上、6か月を超えて就労などの目的で滞在する場合には、
条件に応じて居留ビザ(入国ビザ) の申請・取得に加えて、
台湾渡航後に ARC(Alien Resident Certificate/居留証)(日本のマイナンバーカードや在留許可証のようなもの) の手続きが必要になります。

台湾の大学で研究助手(RA)として雇用してもらうことが決まったところから、ビザ取得までの手続きを進めました。

① 台湾の大学でRAとして雇用されることが決まる

この時点で台湾での受け入れ期間や雇用条件、開始日などを確認しておくことが必要です。

特に雇用開始日はそのまま居留ビザ (入国ビザ) の開始日となり、
ビザの開始日から台湾に最初に渡航するまでの期間は 3 カ月と決まっているので (後述)

日本の仕事をいつ退職できるか、引っ越しなども含めて
この時点で台湾側と打ち合わせをしておくことが必要です。

(私はこの時点では 3 カ月の期限など知らず、まあ何となくで決めておけばいいだろうと、なんとなくで決めて、手続きを進める中で 3 カ月の期限に気づき、日本の職場にご迷惑をおかけするところでした💦)

② 雇用先に「労働許可証(Work Permit)」を申請してもらう

外国人を雇用する場合、基本的には台湾側の雇用主が台湾の労働部 (日本の厚生労働省のような機関) に対して労働許可を申請します。
研究・学術分野についても、台湾の労働部が必要書類を定めています。

台湾労働部HP
https://www.mol.gov.tw/1607/28690/85508/nodelist

私の場合、雇用先に提出したのは、以下の書類でした。

  • パスポートの顔写真ページ

  • 日本の最終学歴証明書 (卒業証明書) : 英語 (母校の学生課に英文で作成依頼)

  • 履歴書 (CV) : 英語

  • 直近 2 年間の日本での雇用証明書 : 英語 (職場に英文で作成依頼)

  • 台湾の職場での雇用契約証明書: 台湾華語・英語

特に台湾の雇用契約証明書については、私の署名も必要だったので
一度、メール添付で送ってもらったものに、
日本でサイン→スキャンして再度台湾にメールといったひと手間が必要でした。

※実際に必要な書類は雇用形態や申請カテゴリーによって異なります。
私の場合は雇用先から必要書類を指定してもらい、それを準備しました。

台湾の雇用先に書類を提出してから、私の場合は 1週間程度で労働部からの労働許可が下りたと雇用先から連絡がありました。

③ 労働許可証が発行されたら、原本を台湾から送ってもらう

ここがポイントでした。

労働許可証を取得しただけでは、日本から台湾に長期滞在するためのビザ申請は終わりません。

私は、台湾側で発行された労働許可証の原本を国際郵便で日本に送ってもらいました。台湾の就業目的の居留ビザを日本国内の台湾大使館 (台北駐日経済文化代表処) では、労働許可証の原本とコピーが必要です。

④ 台北駐日経済文化代表処で居留ビザを申請する

労働許可証が届いたら、次は日本国内の台湾大使館 (台北駐日経済文化代表処)でビザを申請します。

事前にオンラインでビザ申請書を作成・印刷し、必要書類をそろえて窓口へ。

台北駐日経済文化代表処のビザページから
専用ウェブサイト
https://visawebapp.boca.gov.tw/BOCA_EVISA/Disclaimer?pageLocale=zh_TW
にアクセスして、個人情報や渡航目的など、必要情報をオンライン登録します。

オンライン登録が完了すると、最後にビザ申請書の印刷ページが表示されるので
表示されたビザ申請書を印刷して、必要書類とともに当日持参します。

*台北駐日経済文化代表処は日本に複数個所あり
どこの窓口で申請するかはお住いの住所によって変わります。
(事前予約が必要かどうかも窓口によって変わります)
*詳細はご自身で台北駐日経済文化代表処HP https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/446.html  を確認してください。

私の場合の準備物は、以下の通りでした。

  • パスポート

  • パスポートのコピー

  • 労働許可証の原本+コピー

  • ビザ申請書 (オンライン登録後に印刷したもの)

  • 証明写真 (写真の規定が決まっているので、HPで確認を)

⑤1週間後に居留ビザ (入国ビザ) を受け取り

台北駐日経済文化代表処での手続き自体は拍子抜けするほどスムーズで
待ち時間もほとんどなく、窓口で必要書類がそろっていることを確認したもらった後、
申請のためにパスポートを一時預け、居留ビザ申請料の支払い (1万円程度) パスポートの預かり証を受け取ったあと

「では、1週間後の●日に受け取りに来てください」

と案内されて完了でした (パスポートを自分の目の届かないところに1週間も預けるという行為が初めてで、本当に大丈夫かドキドキしましたが、何も問題なかったです笑)

アメリカのビザ申請等では英語面接があるそうですが、
私が行った際の窓口の方は流暢な日本語で、質問等にも丁寧に答えてくださいました (滞在時間は申請/受け取りともに 5 分ほど!)

*この時に受け取る預かり証は、居留ビザの受け取りとパスポートの返却に必要なので、なくさないように注意してください!

1週間後にパスポートを受け取ると、自分のパスポートに顔写真ページのような居留ビザのページが張り付けられており
「いよいよ台湾に行くのだ」という感じがしてわくわくしました。

予想外だった点

概ね手続きはスムーズすぎるほどスムーズでしたが、
1点だけ、私も、台湾側の雇用主も申請手続きが完了するまで分からなかったことがありました。

それは
台湾の居留ビザ (入国ビザ) はシングルエントリー(単次入国)のみ
という点

日本で台湾のビザを申請すると、労働許可証の期間にかかわらず
ひとまず最初に台湾に入国するためのビザ (居留ビザ) が発行されます。

この居留ビザは台湾に入国することを目的にしたビザなので、このビザだけでは台湾に長期滞在することも、日本と台湾を行き来することもできません。

台湾入国後に、決められた期限内に居留ビザからARCカード (居留証) (日本のマイナンバーカードや在留許可証のようなもの) への切り替えを完了することで初めて
就労目的の長期滞在や、滞在中の日本と台湾の行き来などが可能になります。
また、ARCカードの番号 (ARCナンバー) は、台湾の国民健康保険 (全民健康保険) や携帯会社とのSIM契約などにも必須の番号となります。

さらに、居留ビザには有効期限があり、居留ビザの発行日から 3か月以内に台湾に入国し、ARCカードへの切り替えを行わなくてはなりません。
(私はこの 3 カ月の期限を居留ビザの申請が完了するまで知らず、
パスポートが返却されたときにはじめて、居留ビザに有効期限が記載されているのを見て、
予定していたより早く台湾に渡航開始する必要が出てきて焦りました(;^ω^)

私の場合のビザ・在留資格関係の流れをまとめると

RAとして雇用決定・渡航開始日/渡航期間を決定

台湾の雇用先に労働許可証を申請してもらう

必要書類を自分で準備して台湾の雇用先へ提出
↓ 1週間程度
台湾労働部から労働許可証が発行される

原本を台湾から日本へ送ってもらう
↓ 数日で原本が台湾から届く
最寄りの台北駐日経済文化代表処で居留ビザを申請
↓ 1週間後に再度受け取りに行く
居留ビザ取得

台湾へ渡航

現地でARCカード(居留証)の手続き

という順番でした。

長くなってしまったので、現地でのARCカード切り替えについては別記事でまとめます=

※ビザやARCの制度・必要書類は変更される可能性があるため、実際に申請する際は必ず台湾政府の最新情報を確認してください。この記事は、2026年に私が研究留学の準備をした際の経験をもとにしたものです。

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