#22、家づくりで見落としがちな費用6選。契約前にチェックしておきたいお金の話
家づくりで最初に提案される金額は、多くの場合「建築費用」です。ここには、実際に住み始めるまでにかかる費用が含まれていないことに、注意が必要です。
家を建てる前は、間取り打ち合わせ→設計図書の作成→確認申請→基礎着工、という流れで進みます。今回は、この流れの中で見落とされがちな費用を、6つに整理してお話しします。
①地盤調査・地盤改良費
基礎着工の前には、基礎補強が必要かどうかを調べる「地盤調査」があります。この調査で基礎補強が必要と判定されると、地盤改良・柱状改良・鋼管杭改良といった工事が別途必要になります。
この地盤改良費用を安く見積もっていたり、そもそも見積もりに入れていなかったりすると、契約後に大きな追加費用が発生することがあります。
②入居後、すぐに必要になる費用
建物が完成した後、生活を始めるためにはエアコン、カーテン、照明器具などが必要です。今の夏は、エアコンなしで過ごすのは危険な暑さです。この費用は、必ず見込んでおいてください。
③外構費用
カーポートやテラスといったエクステリア商品は高額になりがちです。外構費用は、想定より少し多めに見ておくことをおすすめします。
④登記費用・火災保険料などの諸費用
登記費用や火災保険料といった諸費用は、営業担当がしっかり見積もりに入れていることが多いですが、念のため自分でも確認しておくと安心です。
また、あまりないケースだとは思いますが、水道・下水の引込費用が見積もりに含まれていない、あるいは電気を引き込める場所まで距離があり、別途引込費用がかかる、というパターンもあります。これは土地購入の段階で、必ず確認しておきましょう。
⑤地域とのお付き合いにかかる費用
町内会に入る際の費用や、地域によっては公民館の建て替え費用として20万円ほど徴収されるケースもあります。これは想定外の痛い出費になりやすいので、事前に調べておくことをおすすめします。
⑥「後からでもできますよ」という言葉には要注意
「これは後からでも追加できますよ」という営業担当の言葉には、注意が必要です。
例えば、室内物干し金具や玄関の手すりを、後から取り付けたいと思っても、その場所にあらかじめ下地が入っていなければ、大工は取り付けを嫌がります。結果として、下地を入れ直す工事と、その部分のクロス貼り直し費用が新たに発生します。人が動けば、その分コストがかかります。最初から分かっていれば、はじめの工事に含めてしまったほうが、確実にコストダウンになります。
外構も同様です。すでに土間コンクリートを打った後に、そこへカーポートを取り付けようとすると、支柱を立てるための「コア抜き」という追加工事が必要になります。最初からカーポートの設置場所が分かっていれば、その部分の土間打ちを避けてもらうよう、事前に伝えておきましょう。
何事も、後から言うとコストアップにつながりやすいものです。分かっていることは、できるだけ早い段階で伝えておくこと。それだけで、後から発生する追加費用をかなり減らせます。
コツは、住んだ後の暮らしを、図面の上でどれだけリアルに想像できるかだと思います。今一度、完成後の生活を思い浮かべながら、図面の上で一度暮らしてみてください。
