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愛されてるのに、なぜか苦しくなる恋」年下の彼と過ごす時間が私を“嫌な自分”に変えていく時

愛されてるのに、なぜか苦しくなる恋

「会いたい」「好きだよ」「かわいいね」
そんな言葉を、歳下の彼はよく口にしてくれる。
出会って間もないのに、まっすぐな気持ちで私を求めてくれているのが伝わる。

でも、不思議なことに。
その気持ちに、私はちゃんと応えきれていない気がしている。

かわいいと思おうとしても、どこかでひっかかる。
一緒にいても、少しだけ…居心地が悪い。

彼の言葉や行動に、どこか「上下」や「対抗心」のような空気を感じてしまうのだ。
それは、私の心の奥をチクッと刺激する。

たとえばこの前、彼の家に行ったときのこと。
「ベッド、柔らかいの大丈夫?」と聞かれて、私は何気なく気持ち良いと前置きしつつ、
「柔らかすぎると腰が痛くなることもあるよね」と返した。

すると彼は、面白い口調で冗談っぽくこう言った。
「あなたに文句言われたくないよ。あなたの家なんかもっとひどいんだから」

きっと本音も交えつつ面白おかしく私を落として笑わせようとしたのだと思うけれど、なぜか心にひっかかった。
もちろんうちはふかふかなベッドはないけれど、仕事の部屋としても兼用していて、その環境下で頑張ってきた。
孤独を感じながらも、ずっと頑張ってきた部屋だった。

傷ついた自分がいた。

気づけば私は自虐して、拗ねたような態度になっていた。
そんな自分が、私は一番嫌いだ。

私は大人のはずなのに、
その子の前だと、どこか「試されている」ような気がしてしまう。

裏に競争心のようなものを感じたり、
有名人がここ住んでる、だとかこんな人知ってるとか、、私は全く興味もなくて、そういう話しをされるだけでも疲れてしまうのだ。

でも凄いね!とか驚くフリをしてそうなんだね!なんて彼の求めてるであろうリアクションを取ってしまう。

そうしてしまう自分にも嫌気もさすし、とても疲れてしまう。

そして私にとっては住む世界が違う人なのかな、と「心を開けない空気」を生んでしまう。

私は映像の仕事をしている。
そのことを、誇りに思っている部分もあるけれど、
正直なところ、安定しないし、それに縛られ、苦しめられてきた時間も長い。
できたら辞めたいくらいで、それが原因で鬱になったりもしている。

本当はもう、恋人との時間くらいは
映像のことから離れて、ただ「私」でいたい。

けれど、彼はそのような仕事をしたかった人ののようで自分の映像を見せてきたりする。
口では私をたててくれているけど「僕もそのくらいはできる」と言われてるような感覚になる。

私はそれが嫌なのだ。

その“核”にまで踏み込まれることが、とても怖くて、疲れる。

セックスの相性と、心の安心感は別ものだった

身体の相性は、確かに悪くないと思う。
でも、セックスがうまくいったからといって、
その人との将来をイメージできるわけじゃない。

むしろ私は、セックスの後の静けさのなかで、
なぜか元彼のことを思い出してしまった。

心の奥のどこかが、
「安心できていない」と教えてくれているのだろう。

私はただ、穏やかに愛し合える人といたい

比べ合わなくていい。
張り合わなくていい。
正しさや過去の実績を並べなくていい。

ただ一緒にいて、笑って、くだらない話をして、
少し黙っていても、温かい空気が流れるような人。

私はもう、そんな恋がしたいんだ。

「好きだよ」と言ってもらえるのは嬉しい。
でも私はその言葉よりも、安心できる空気が欲しい。

終わりに 〜自分を守る勇気をもっていい〜

今までの私は、
「せっかく好いてくれているんだから」とか、
「優しい部分もあるし…」と自分を誤魔化して、
無理に合わせてしまうことが多かった。

でも、どんなに愛されても、
「その人の前で嫌な自分になってしまう」なら、
それは自分にとって合っていない恋なのかもしれない。

優しさだけじゃなく、安心感を感じられるかどうか。

その視点を持てるようになった今の自分を、
私は少し、誇らしく思っている。

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