【読書感想文】ZINE なんのはなしですか「第ん号」
ZINEフェス横浜ありがとうございました。
以下、感想です。
私は今も昔も変わらず、いい作品を書けるかどうかっていうのは変わった体験をするかどうかじゃなくて日常の面白さに気付けるかどうかだと思っている。
「骨折日記(仮)」より
ちょうど今文フリに向けて作っている本にこの文章が出てくるのですが、まさに日常の面白さを感じさせてくれる1冊でした。
まだ余韻に浸っているのですが、また読み返したいです。
そもそも#なんのはなしですか という言葉にそういった意味が含まれているのかも知れません。
読み終わって素直に「なんか、いいなあ」という気持ちになりました。
マイトンさんとコニシ木の子さん、44歳のお二人が何でもないところに意味を見出し、何でもない日常をそっと掌に掬い上げて素直に楽しんでいることも、二人の関係性も。
大人になってから実利的ではない趣味に没頭することも、利害関係のない人に出会って仲良くすることも意外と難しいと思うのですが、この本にはそういうものが詰まっているように思えて少し羨ましい気持ちになったりしました。
全編通してとても良かったのですが、特に気に入ったのは最後の二編「孤独と陽気な天秤」「太陽と月」です。
日々はただ流れていき、ふとした時に振り返っては切ない気持ちになったりもするけど、今を大事にしてただ楽しむことを忘れずに生きていきたいな、と感じました。
他には恋愛編? 「冷やし中華の終わり方」や「誘われたおでん」や「大丈夫じゃなかった夜」もなんとも言えない味わいがありました……。
私は最近イベント等で購入して一般の人の日記文学を読むのにはまっているのですが、ぜひ、いつか機会があればお二人に交換日記を書いていただきたいです……!!すごく読みたい……!!
※私は次に5月4日の文フリ東京42に出店が決定しているので、#なんのはなしですか の宣伝等何かお手伝いできることがありましたらお声かけ下さい。
