2025年夏、山小屋で働いてきました
2025年7月から10月までの約3か月間、立山のとある山小屋で働いてきました。
持ち物から日々の生活までをまとめましたので、これから山小屋バイトに踏み出そうと思っている人の参考になれば幸いです。
山小屋に行くまで
どうやって探したのか
山小屋バイトは、インクノットというサイトで探しました。
気になる山小屋は、雰囲気を知るためにInstagramやGoogleの口コミを確認しました。
また、山小屋で働いたことのある友人に、どういう軸で探すと良いのかのアドバイスをもらいました。
結果的に、私の山小屋探しの軸は下記です。
自分が行ったことのないエリア
お風呂に入れるところ(水が豊富なところ)
観光客が来ず、ちゃんと山好きが泊まるところ
上記の条件によって、景色の良い稜線にある小屋と、街にアクセスの良い小屋は除外されました。
山小屋探しのタイミング
山小屋バイトは、早いところで年末から募集が開始され、4月あたりでほとんどの小屋が募集を開始します。私が働いた小屋のオーナー曰く、そもそも山小屋バイト自体に女性の応募が多いらしいので、女性は特に早めに応募することをおすすめします。

山小屋バイトの採用
私が働いたところは、オーナーと電話をしてその場で採用が決まりました。
小屋によっては、看護師や大工仕事ができる人が優遇されるらしいですが、私の働いた小屋は特にそういうのはなかったです。
山奧にある小屋だと、体調を崩したときにすぐに医療行為ができないことから、40〜50代以降の人たちはお断りをするところもあるらしいです。
私なりの山小屋バイトの持ち物
個人的に持って行って良かったと思うものには☆マークを付けています。
・ザック(35L)
・サコッシュ
・登山靴
・室内用クロックス
・軽アイゼン
・スマホ
・現金(休日に他の小屋に泊まることを想定して3万)
・クレカ
・マイナンバー
・免許証
・100円玉(他の小屋に行った時のトイレ用)
・登山用トップス
・仕事用半袖トップス
・仕事用長袖トップス
・登山用ズボン
・仕事用ズボン
・登山用下着
・下着セット
・エアリズムインナー
・ヒートテック
・手ぬぐい
・バンダナ
・普通のタオル
・登山用靴下
・仕事用靴下
・キャップ
・ダウン
・フリース
・手袋
・レインウェア
・傘
→散歩時の日傘になる。ちょっとした移動時にも使えるため、持って行って良かった。
・ヘッドライト
☆ソーラー式ランタン
→消灯後に使える。また、従業員小屋が蚕棚式で、私は下段で常に暗かったため、持って行って良かった。
・熊鈴
・サングラス
・ココヘリ
・エマージャンシーシート
・サバイバルナイフ
・日焼け止め
・メイク道具
☆鏡
→お客さんや従業員で洗面台が混むため、持って行って良かった。
・くし
・ヘアゴム
・ヘアピン
・ヘアアクセサリー
・シャンプー
・リンス
・シャンプーとリンス用のポンプ
・洗顔
⭐︎お風呂グッズを入れるかご
→さくっと持ち運びができる
・体用の固形石鹸
・石鹸ケース
・ヘアオイル
・化粧水
・美容液
・乳液
・パック
・まつ毛美容液
☆ハンドクリーム
→食器用洗剤が強力で、素手で触るとあかぎれで痛い思いをする。
・歯ブラシ
・歯磨き粉
・綿棒
・コンタクト
・メガネ
☆旅行用の洗面用具のケース一式(シャンプー、リンス、ヘアオイル、化粧水、ボディソープ)
→入山時や下山時、休日に他の小屋に泊まりに行く時に活躍した。
・ヘアバンド
☆ドライヤー
→小屋にもあったが、私はロングヘアで人よりも時間がかかるため、持って行って良かった。消灯時間が迫っている時は、特に持って行って良かったと思った。また、ロングヘアなのは女性に限らない。
☆耳栓
→従業員小屋がかなり狭かったため、気にせず寝るのに必須だった。
・アイマスク
・ネックピロー
・枕カバー
・ナイトキャップ
・パジャマ用トレーナー
・生理用品
・痛み止め
・胃薬
☆葛根湯
→自分自身が体調を崩したときは、みんなに移してしまわないかひやひやしていた。調子が悪くなりそうだったらすぐに飲めるように、お守りとして持っておいたお陰で安心できた。
☆点鼻薬
→ハウスダストや花粉症の人は必須。季節がすぐに変わる山小屋だったのと、従業員小屋が狭くて布団も清潔とは言えない環境だったため、鼻炎になる人が多かった。鼻が詰まると、喉風邪をひいて、そこから調子を崩す人がいた。
・ハイドコロイド
・絆創膏
・虫刺され
・コンセント
・マルチケーブル
・イヤホン
・モバイルバッテリー
・カメラ
・三脚
・柔軟剤入り洗濯洗剤
・大き目の洗濯ネット
・水筒
・ピアス
私の働いた小屋は、ありがたいことにヘリで生活用品を荷上げしてくれるところでした。そのため、小屋入りの時は1泊2日程度の荷物で済みました。生活用品が足りなくなっても、Amazon等で注文したり、家族から郵送してもらって、ヘリの定期便に載せてもらえたりしました。

山小屋の生活
1日のスケジュール
4:00 起床
4:30 勤務開始
客室掃除、客食提供
6:00 従業員朝食
7:00 全館清掃
8:30 ティータイム
~午前中は2時間弱休憩~
12:00 従業員昼食
~午後は1時間半ほど休憩~
15:30 全員集合
客食提供
19:00 従業員夕食
20:30 消灯
21:00 就寝
ざっくりこんな感じでした。
休憩中は洗濯をしたり、近くの稜線や小屋に散歩に行ったり、動画を観たり本を読んだり、各々好きな過ごし方をしていました。
夜はほとんどの人は22時台には寝床についていました。

1週間のスケジュール
繁忙期は半日休、閑散期は1日休でした。休日は、近くの山や山小屋に遊びに行ったりしていました。
3ヶ月の間に、4日間の連休もありました。
休暇中はこの温泉へ行きました。
働く仲間
大学生から50代まで、幅広い年齢層の仲間が働いていました。
山が好きな人、登山経験がほぼない人、子供と配偶者がいる中働きに来た人、転職活動の合間に来た人、休学している人、山小屋経験が長い人など、本当に色んな人がいました。
いい意味で一癖あったり、一大決心をして働きに来ている人ばかりで、話していて笑いと刺激が絶えない毎日でした。

お金事情
日給1万1000円、毎日の食費が1000円でした。
交通費は一律2万、入山する際には、アルペンルートの半額券をもらって入山しています。
ご飯
毎日てんこもりの美味しいご飯を食べさせてもらいました。客食を食べるのはもちろんのこと、刺身やステーキ、果物やお酒などなど、想像以上に充実していました。特に美味しかったのは、毎日食べる富山県産のコシヒカリ。
小屋閉めの直前は、食材を余らせないように・歩荷の量を減らすために、学生以上にてんこもりの量を食べていました。

仕事内容
女子…受付、売店、盛り付け、食堂の対応
男子…食事作り、力仕事
全員…掃除
という感じで分かれていました。
ここは小屋によってかなりやり方が異なるそうです。
山小屋で働いてよかったこと
・綺麗な景色を24時間楽しめる
・山好きの仲間と働くことができる
・山好きのお客さんと関わることができる
・夢を持った人たちと刺激し合える
・アウトドアスキルを高められる
・ガイドさんやプロクライマーなど山のプロフェッショナルと関わることができる
・他の山小屋の人とも仲良くなれる
・早寝早起きで生活リズムが整う
・電波が通じないためスマホから離れることができる
・美味しいご飯をたくさん食べることができる
・立山信仰という歴史あるところに身を置くことができた
・滅多に行けない山に登ることができる

山小屋で働いて大変だったこと
・天気が荒れると低気圧の影響をもろに受ける
・天気が荒れると下界以上に強風で怖い
・ご飯が美味しくて太る
・生菓子やパンが恋しくなる
・人間関係が時々大変

まとめ
山小屋で働くのはとっっっても楽しくてやりがいがあります。一生の仲間と場所に出会えてとてもよかったと心の底から思うので、迷っている方の後押しになれば幸いです。

