初めての文学フリマ出店へ ⑨ 錚々たる「帯メンバー」を見よ!(中編)
「前編」のつぎは「後編」かと思いきや!
「中編」ってなんぞ!
いや、長くなりそうなので分けました。
どちらも丁寧に書きたかったもので。
これは、豆島が初めて文学フリマで本を売ってみよー! と決めてから、実際に文学フリマ東京40で売りさばくまでのノンフィクションである。
「初フリヘ」の発音は「はつふりえ」ではなく「はつふりへ」である。へ。
帯にすごい名前がΣ(゚ω゚ノ)ノ
出店する文庫本のうちのひとつ。
ミステリー小説「残夢」の「帯」です。おもて面をご覧ください。

えっと……
なんかすごい名前が堂々と書かれているんですけど
大丈夫でしょうか( ゚Д゚)
もちろん、ご本人の許可をとっております。
でも、いまだにビクビクしております。
大丈夫でしょうか( ゚Д゚)
言わずとしれた「青山ヱリ」さん。
そうです。このかたです。つい先週の4月18日に爆誕した作家さん。
の、のーとも(note友達)だもん!
の、呑みとも(まだ1回だけな)だもん!
ということで遠慮なく、創作大賞時に連載していた「残夢」の最終回に書いていただいた感想コメントから、以下の言葉を帯にお借りしました。
地獄先生ぬーべーが絶妙すぎて「うわぁドンピシャなとこ突いてくる🤣」って思いました。あ、念のため、私はぬーべーもバリバリ最強No.1(主題歌)も好きですよ。
あ、まちがえた。この部分じゃなかった。ごめん、ごめん。
そして私はこの小説から、「時代よ、ちゃんと変われ」みたいな、祈りのようなものも強く感じました。現代の物語を次世代のために紡ごうとする人は、プロとかアマチュアとか関係なく「作家」なんじゃないかな、と私は思っています。
この文章の「時代よ、ちゃんと変われ」を、メインのキャッチコピーとして使わせていただきました。
そして「カギカッコ」以外の太字部分を掲載させていただきました。
その続きの言葉もいいですね~
それによれば、私も、あなたも「作家」と名乗っていいってことですねぇ(*´艸`*)ムフフ
※ちなみに画像にある「ラストのじっとりとした恐怖、耐えられますか?」は、「前編」で書いた通り、弓葉ゆみさん こと 半径100m+さんが考えてくださったコピーです。
で、
だからと言って、
「絶賛」とか、書いちゃっていいのか問題( ゚Д゚)
ご本人に確認をとりましたところ、すんなりオッケーがでたどころか
「絶賛のフォントのポイント大きくしなくていいの」
というお返事もいただきまして。
お言葉に甘えて強調線を入れたりした
のですけど、
創作大賞のときよりずいぶん改稿したのよね…
ちょっと印象が変わってたりしてね…
それでも「絶賛」とか大丈夫かしら…
と不安でモジモジしていたところ
「(改稿した)原稿を読んでもいいですか」
「読んでから決める」
「一日で読む」
との力強いお言葉をいただき、印刷前のPDFの原稿を読んでもらいました。
ところがよ。
怒涛の感想・指摘文届く( ³ω³)ファッ
「むちゃくちゃ真剣に読んでガチ感想をまとめさせていただきましたー」
と、読んでくれただけじゃなく、ヱリさんから怒涛の感想文が届きました。
場面ごと、ページごとにスプシに入力した感想文が( ゚Д゚)
いやいや、感想だけではなく、誤字脱字、文章の間違いをいくつも指摘していただきました。
ありがとうございます (*´・人・*) スンマセン
誤字脱字は、とっとと直しましたよ。
でも、たとえばこんな指摘もありました
★(いろいろ褒めつつ、でも)この個所は少し浮いているような印象でした。
★ 〇〇の理由を××に結び付けるには、間にもうワンクッションが必要かなとも思います。
★(長い説明ありーの)〇〇を明記しちゃうのもひとつの手だと思います。
★ ××××…ということを会話から読み取ることが難しかったです。
などなど。
ほんの一部です。
ひぃぃぃ。
めっちゃ嬉しい!!(≧▽≦)
ドMなわけではありません。
noteのコメント欄に、こんな正直なことを書いてくれる人はいないじゃないですか。しかも、めちゃ細かい。
大半は、「そっか、おかしいか」「そうか、伝わらないのね」「これは作者の都合ってやつだったか」と、ありがたく受け取り、文章を書き直しました。
簡単には直せないものも多くありました。
大手術になった部分もありました。
書き直しながら、思いました。
編集者さんと、こんなやりとりをしているのかなぁ。
冷静に、愛をもった目で、かつ、厳しく指摘してくれる人がいるって、いいなぁ~
と、遠い目になりました。
ところがよ。
「読後の余韻の中で思ったこと」として、非常に鋭い指摘をいただきました。
なぜ堂森は ・・・・・・・・・・ のか。
堂森にとって ・・・・・・・・・・・は、どんな意味を持つのでしょうか。
作品をあらためて拝読し、ここまで書ききったのだから ・・・・・・・・・・・・・△△△ で終わらせるのはもったいないと思ってしまいました。
・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・、が示唆されたら。
残夢は底なし沼みたいな小説になる気がします。
残夢は底なし沼みたいな小説になる気がします。
残夢は底なし沼みたいな小説になる気がします。
残夢は底なし沼みたいな小説になる気がします。
ただし、
あることが示唆できたら。
示唆・・・したい。
そんな小説に、なってほしい。
読者に、そう思わせたい。
しかし、むずい。
宿題がむずすぎる。
いくら考えても良い案が浮かびませんでした。
そこで、ヱリさんが書いてくださった上記の一部分について、軽く質問をしました。私とヱリさんの見えている風景が少し違う気がして。
「△△△ってどういう意味ですか」
さらっと書いたうえで、でも「こうやってまとめようと思います!」という自分の方向性を伝えました。
それでやりとりは終わりだと思いました。
デビュー前の忙しい頃だろうから、返事もいらんよ、と伝えました。
ところがよ。
地獄から手紙が届く_(:3 」∠ )_
返事を書きました、との返信。(ありがたい)
トピックとしては以下の4点です、と(ありがたい)
ところが、地獄のように長くなっちゃいました、と。(地獄……あ、ありがたい)
でもこういう感想は、集中力高まっている改稿の時に邪魔になったりもする。どうしますか、と配慮あり(ありがたい)
「豆島さんの執筆の邪魔になるようなことは絶対にしたくないです」
神!
なんじゃ、この女神感!
読みたいに決まっとる!!!
送ってくれ! 読ませてくれ!!
い ま す ぐ に !
ってことで届いた「地獄からの手紙.PDF」(ほんとにこのファイル名)、3ページ。
読ませていただきました。
長い、愛ある追加の感想とともに、最後には、ヱリさんが「残夢」から読み取ったテーマ性のようなものも書かれていました。
それが、とある部分で違和感のようなものを感じたとのこと。
それが「△△△で終わらせるのはもったいない」という感想になった、と説明してくれました。
さらに、「もったいない」ことについて、
「豆島さん的にはOKなのでしょうか」と。
※ちなみに「残夢」を既読の方で「△△△で終わらせる」が、どういう意味か想像なさるかもしれませんが、おそらくそれは不正解です。ミステリーとして、あの終わり方がどうこう、という単純な話ではないです。
この「地獄からの手紙」は、実は仕事の時間中に送られてきたので、仕事中に読んでしまいました。
「豆島さんの執筆の邪魔になるようなことは絶対にしたくないです」
執筆の邪魔にはなりませんでしたが、仕事の邪魔にはなりました。
まぁ、読んじゃう私がいけないんですけど。
その後の仕事が、あんまり手につきませんでした。
何度も、頭の中で繰り返されました。
「豆島さん的にはOKなのでしょうか」
「豆島さん的にはOKなのでしょうか」
「豆島さん的にはOKなのでしょうか」
OKじゃないよ。
そんなん言われたら、このままじゃダメだっていくらなんでも思う。
でも。
仕事が終わり、夕方、車で自宅に向かいました。
夕日が美しかったことを覚えています。
その道のりは、何度も陸橋を越えて走るのです。
田舎ですので高い建物もありません。陸橋のてっぺんを走ると、空が近いです。
先の道が見えなくて、いつもなら、滑走路のような、飛び立てるような気にもなります。
水色とオレンジ色の混ざる美しい空の下で、空いている道を走りながら、思ったんです。
残夢は底なし沼みたいな小説になる気がします。
そんなすごい小説が書ける一歩手前にいて
そんな小説にするためのヒントが目の前にあって
だけど、ごめん
ごめんだけど
「ヱリさん、私には書けないよ」と
夕焼け空が、涙で滲みました。
そこにあるのは、大空に飛び立てる滑走路ではなく、陸橋の下り坂でした。
いや、まじで。
これ書いてても泣けてくる。
何かを作ろうとしている人が、その作品を貶されたり、評価がつかなかったり、そんなことで落ち込んだり泣いたりすること、やまほどあると思うけれど
そんなの、乗り越えられると思うし、なにくそって思っていいと思うけど
自分には書けない、そこまでの才能がないって自覚しちゃったときは
はぁ。つらいよねぇ╮( •́ω•̀ )╭
これあくまでも、
ヱリさんが言った内容がどうこうではなく、
ヱリさんに言われたことをきっかけとして
「あ、私むりだわ」って自覚した
という話です。
その後、しばらく落ち込んで残夢に関しては何も書けず。
(これが「執筆の邪魔になったら」って呪いか?と思いつつ)
でも、文フリ間に合わんぞ、こりゃ。と慌てて、がんばってがんばって、該当部分をこねくり回して、何度も何度も書き替えました。
でも、いくら考えても正解が見えてこない。
こねくり回して、もともと何書いてたんだったか、よく分かんなくなるところまで行って、そして、
あ、これでよくね?って感じで
書き上げました。
「底なし沼」までは程遠いです。
レンコンの沼くらい?
上半身は丸出しです。
精一杯あがいて頑張ってレンコン沼です。
ヱリさんの飛ぶ大空へは、どうしたって行けませんでした。
そして慌てて整えて、入稿して、印刷が一昨日に出来あがって、やったー🙌って喜んで……
「あれ? ところで絶賛って単語を使ってもいいんでしたっけ? 印刷しちゃいました」
って、昨晩ヱリさんに確認しましたところ。
「どうぞどうぞー」
というお返事をいただいて、こんな記事を書いております。
と、いうことで(*´꒳`*)
noteで公開した小説から、だいぶ改稿して、
ヱリさんの指摘を受けてまた改稿改稿して、
完成に至っております。
読みたいでしょ??
青山ヱリさん「絶賛」の本だよ??
買ってね!!
あ。
帯の話とは関係ありませんが、改稿については、もうひとつ付け加えないといけませんね。
たびたび御礼はお伝えしているのですけど
実は、『残夢』の改稿の大きなきっかけになった立役者には、もうおひとかたいらっしゃいます。
福島太郎さんです(-□д□-)✧
以下の記事で、このようなことを書かれていました。
作者の豆島さんとお話する機会があり
「後半、ちょっと展開が早いというか、短いというか」
と言ってしまいましたので、その後に自分を叱っておきました。
『お前、何、偉そうに言ってるんだ、何の実績もない馬鹿者が』
実際に、noteのイベントでお会いして、もうちょい詳しく話を聞かせてもらっています。
福島さんが一方的に言ってきたわけではなく、私も「ぶっちゃけ、どうよ?」を聞きたくて、そんな聞き方もしたように思います。
この感想記事は、その後に書かれたものです。
ですから、もちろん「偉そうに」ではありません。本当に正直な感想がありがたかったです。
そして思わず「だよねー」と返事をしてしまったと思います。
自覚もあった指摘でした。
ですので、製本する際には絶対改稿せにゃならん!と思っていました。
あらためまして(*´▽`人)
福島太郎さん
ヱリさん
沢山の感想やご指摘を、ありがとうございました。
※ 福島太郎さんのお名前は、帯にも中身にも出てきません。すみません!
さてやっと、解説の女王? 吉穂みらいさんのことを次の記事で書きます!
to be continued……
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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