~小中学生のうちに育みたい6つの力~ №5 多様性と違いを尊重する心
こんにちわ!
藤娘です。
きょうは、親が伝える「人の心得」~小中学生のうちに育みたい6つの力~ の №5 多様性と違いを尊重する心 についてお話させていただきます。
時代はどんどん変わり、
今の子どもたちはこれまで以上に
さまざまな価値観や文化、考え方に触れる機会が増えています。
そんな時代だからこそ、
「自分と違うものを受け入れ、尊重する心」がとても重要です。
教科書に出てくる金子みすゞの【私と小鳥と鈴と】「みんなちがって、みんないい」のあれです。
小中学生のうちに「みんな違っていいんだ」という感覚をしっかり身につけることは、
将来、社会に出たときに大きな財産になります。
また、
この感覚はいじめや偏見を防ぐための大切な土台にもなります。
「違い」は当たり前
子どもが成長していく過程で、「自分と他人は何かが違う」
ということに気づく場面が増えていきます。
たとえば…
友達の家は自分の家とルールが違う
クラスの中に肌の色が違う子がいる
きょうだいで性格や得意なことが全く違う
こうした「違い」は決して特別なことではなく、必ずあります。
人間社会ではむしろ「当たり前」のことです。
けれども、子どもにとって「みんなと同じでいたい」という気持ちはとても強いもの。
特に小さいうちは「
同じが安心」「違うと不安」という心理が強く働くため、
子どもは自然と「自分と違うもの」に対して戸惑いや拒否反応を示すことがあります。
そこから、「違うもの=変」「自分と違う=間違っている」と感じてしまうことがあります。
ここで親がしっかり伝えたいのは、
「違いがあるのは当たり前」ということです。
植物にも色々な花があるように、人もそれぞれに個性がある。
それは決して「良い・悪い」ではなく、
ただ「違うだけ」、
「違うことは悪いことではなく、豊かさや面白さのもとなんだ」
という考え方です。
たとえば、「動物園にいろんな動物がいるから楽しいよね」
「学校にもいろんな子がいるから毎日新しい発見があるよね」
といった具体的な例を出すと、
子どもにも伝わりやすくなります。
また、私たち大人もよく考えてみると、
周りの人が全員自分とまったく同じだったら、
つまらなく感じるのではないでしょうか?
違いがあるからこそ、お互いに学び合い、
助け合うことができるのです。
そしてもう一つ大事なのは、
「自分自身の中にもいろんな面がある」
ということに気づかせることです。
勉強は苦手だけど絵を描くのが得意、
シャイだけど家族にはとても優しい……
そうした「いろんな自分」を認めることで、
「自分もみんなもいろいろあっていいんだ」
という受け入れの心が自然と育っていきます。
このように、「違うことは自然なこと」
「違いは価値あるもの」という視点を、
繰り返し丁寧に伝えていくことが、
多様性を尊重する第一歩になります。
家庭でできる「多様性教育」
では、親はどうやって子どもに多様性を教えればいいのでしょうか?
特別なことをする必要はありません。
家庭の中で小さなことから意識することが大切です。
たとえば…
絵本やテレビで外国の文化が出てきたとき、「面白いね、こういうやり方もあるんだね」と話す
友達が違う意見を言ったとき、「あなたはこう思ったけど、 その子は別の考えを持っているんだね」と教える
食事のとき、いろんな国の料理を楽しんで 「世界にはいろんな文化があるんだよ」と話題にする
こうした小さな会話が、
「世界には多くの価値観がある」という意識を自然に育てます。
偏見を生まない子に育てる
偏見は、知らないことや理解できないことから生まれがちです。
たとえば、
特別支援学級の子を「変だ」と思ったり、
外国人の友達に対して距離を置いてしまったり……
こうした反応は、「わからないから怖い」
という気持ちが原因であることが多いのです。
親ができることは、子どもが疑問を持ったときに
「そんなこと言っちゃダメ!」と叱るのではなく、
「なぜそう思ったの?」と問いかけ、
その上で丁寧に説明することです。
たとえば、子どもが「なんであの子だけ特別な先生がいるの?」
と聞いてきたら…
「その子はちょっと助けが必要なんだよ。」
「でも頑張っているのは同じなんだ。」
と事実と気持ちをわかりやすく伝えることで、
自然と理解が深まります。
「いじめ」を生まない環境を作る
いじめの多くは、
「自分と違うものを受け入れられない気持ち」から始まります。
だからこそ、「違っていい」という感覚を
幼いうちにしっかり育てることが、いじめ防止につながるのです。
親としては、子どもが友達の話をしたときに、
「それは違うからダメ」「おかしいね」
といった否定的な反応を避け、
「いろんな考えがあるね」と受け止める姿勢を持つことが大切です。
また、子どもが誰かの悪口を言ったときは、
すぐに叱るのではなく、
「その子はどうしてそういうことをしたのかな?」
「あなたはどう思った?」
と、冷静に考える時間を与えると、
自然と相手の立場に立って考える力が養われます。
国際社会で活躍するために
これからの時代、子どもたちはますますグローバルな環境で生きていくことになります。
外国人の友達、異なる宗教や習慣を持つ人たちと接する機会が増えるでしょう。
そうしたとき、偏見なくオープンに向き合える子は、
周囲からも信頼され、協力し合える人になります。
親が日頃から「世界は広いんだよ」
「自分とは違う考えも大切なんだよ」と伝えることで、
多様性を自然に受け入れる素地ができます。
これは将来的に、国際社会で大きな強みとなるでしょう。
多様性と違いを尊重する心は、
これからの時代を生き抜くために欠かせない力です。
「違っていい」「それが普通」という意識を育てることで、
偏見やいじめのない優しい心が養われます。
親子の会話の中で少しずつ意識し、
「みんなちがって、みんないい」という感覚を大切にしていきましょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
次回は、№6 感謝と謙虚さを忘れない心 についてお話させていただきます。
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