新NISA人気No.1のNTT(9432)、2024年高値から18%下落の157円は買い時?9期連続増配の実力を5人の専門家が徹底評価
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配当利回り3.36%、9期連続増配。2024年1月の192円から下落した今が仕込み時か?それとも様子見か?
「新NISAでNTTを買ったけど、2024年1月の192円から下落して不安...」「配当利回り3%台は魅力的だけど、今の157円は底値なの?まだ下がる?」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。NTT(9432)は新NISA人気銘柄ランキングで常に上位、配当利回り3.36%、9期連続増配という実績から、多くの個人投資家が「安定配当銘柄」として注目しています。しかし、現在の株価157.7円は2024年1月の高値192.9円から18%下落した水準。「まだ下がるのでは?」「今が買い時?」と迷っているはずです。
でも、ちょっと待ってください。
「2024年高値から18%下落したから割安」という判断は、配当目的の長期投資家にとって本当に正しいのでしょうか?
今回、私の投資分析ツール『AI投資ドクター』(8軸分析×5人の専門家評価)を使って、NTT(9432)を徹底的に分析しました。この記事は、その分析ノートのエッセンスをまとめたものです。
この記事で分かること:
NTTの事業構造と収益モデルの本質 → 国内最大の通信インフラ企業。なぜ成熟市場でも営業利益率12.5%を維持できるのか?2024年1月の192円から18%下落した背景は?
直近決算の徹底分析と業績トレンド → 2026年3月期予想は営業収益14.2兆円(+3.5%)、営業利益1.8兆円(+7.3%)。グローバル・ソリューション事業が好調の裏側
5人の専門家による多角的評価(AI投資ドクター) → バリュー投資家「中立」、グロース投資家「売り」、配当投資家「買い」…それぞれの判断理由とは?
バリュエーション分析:MIX係数17.6とPEGレシオ2.5から見た割安度 → 同業平均PER 13-15倍に対して本銘柄12.5倍は割安か?妥当か?
配当利回り3.36%は魅力的か?配当性向35-40%と増配余地の検証 → 9期連続増配の実績、配当性向から見る今後の増配余地はどれくらい?
市場が見落としている隠れたリスク「政府規制」と「国内市場成熟化」 → 過去の携帯料金値下げ圧力で減益、自己資本比率34%の財務リスク
3つのシナリオ分析:ベース(確率60%)・ブル(25%)・ベア(15%) → 各シナリオの想定株価レンジと前提条件、IOWN実用化が鍵
株価水準別の投資戦略:150円以下なら「検討に値する」、157円では「押し目待ち」 → 2024年高値192円から18%下落した157円は「押し目」か「まだ下がる」か?配当目的の長期投資なら全資産の3-5%が目安
次回決算(2026年2月上旬)で見るべき3つの重要指標(KPI) → EPS成長率+4%を下回ったら要注意、グローバル・ソリューション事業の収益性改善が鍵
ばんこくの個人的見解とポートフォリオでの位置づけ → 「今すぐ全力投資」ではなく「3回に分けて時間分散」が賢明な理由
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ばんこく(@lukehide)と申します。
2017年にFIREを達成し、現在はバンコク在住8年目。春と秋は横浜で過ごしながら、のんびりテニスと投資を楽しんでいます。
Xでは約22,000人のフォロワーのみなさんと、株式投資や高配当戦略について日々情報交換しています。
高配当株・高配当投信・高配当ETFを軸に、配当ベースの不労所得をコツコツ積み上げるスタイルのFIRE民です。同じように「配当で人生を少しラクにしたい人」の参考になればうれしいです。
🟢ファナック(6954)の株価がヤバいで…史上最高値更新って騒がれてるけど、ホンマに今買うてええんか?
— ばんこく|FIRE民×AI投資ドクター (@lukehide) January 4, 2026
NVIDIAと組んで「フィジカルAI」や!国策や!って盛り上がってるけど、ちょっと冷静にならなあかんで。… https://t.co/bcVV5sD77P pic.twitter.com/BWZkCWr20Z
NTTとは?
NTT(証券コード:9432)は、国内最大の通信事業グループを統括する持株会社です。NTTドコモ(携帯電話)、NTT東日本・西日本(固定通信)、NTTデータグループ(システム開発)など、傘下に960社、従業員33万人超を抱える巨大企業グループです。
時価総額:約14.3兆円(プライム市場)
主要事業:
総合ICT事業(売上構成約50%):携帯電話、国内外通信、システム開発
グローバル・ソリューション事業(売上構成約30%):NTTデータのSI、クラウド
地域通信事業(売上構成約15%):NTT東西の県内通信
その他(売上構成約5%):不動産、エネルギー
ビジネスモデル:BtoB/BtoC/BtoG全方位
なぜ今注目されているのか?
NTTが注目される理由は、大きく分けて4つあります。
1. 新NISA人気No.1の安定配当銘柄
配当利回り3.36%、9期連続増配(2017年から)という実績から、新NISA口座での買い付けランキングで常に上位。個人投資家の「安定配当銘柄」としての信頼が厚く、株価の下支え要因となっています。配当性向は35-40%程度と推定され、まだ増配余地があります。
2. 国内最大の通信インフラ、圧倒的シェア
NTTドコモの携帯電話、NTT東西の光回線は国内トップクラスのシェアを誇ります。通信インフラは「ジーパン型ビジネス」(誰もが使う基盤インフラ)であり、安定収益が見込めます。営業利益率12.5%、フリーCF約9,777億円/年と、キャッシュ創出力も高水準。
3. IOWN構想で次世代通信インフラをリード
光電融合技術「IOWN」(Innovative Optical and Wireless Network)で、通信の消費電力1/100、遅延1/200を目指す野心的プロジェクト。2030年代の実用化を見据え、6G開発、生成AI活用でも技術的に先行しています。
4. M&Aで成長領域を開拓
2025年にNTTデータグループを完全子会社化、住信SBIネット銀行のTOBで金融事業にも参入。国内市場が成熟する中、海外・DX・金融という成長領域でシェア拡大を狙っています。
業績検証:数字で見る実力
直近決算(2026年3月期中間)の実績:
営業収益:6兆7,727億円(前年同期比+2.8%) 営業利益:9,450億円(営業利益率14.0%、前年同期比+2.7%) 当社に帰属する中間利益:5,956億円(前年同期比+7.4%) EPS:約6.6円(上期、前年同期比+7.4%)
会社予想(2026年3月期通期): 営業収益:14兆1,900億円(前年比+3.5%) 営業利益:1兆7,700億円(前年比+7.3%) 当期純利益:1兆400億円(前年比+4.0%) EPS:約12.6円(通期予想、PERから逆算)
過去の成長率: EPS成長率(過去3年平均):+4-5%/年程度(推定) EPS成長率(過去5年平均):+4-6%/年程度(推定)
収益性: ROE:9.97% / ROA:3.35% 営業CFマージン:推定14-15% 自己資本比率:34.0%(やや低め)
5人の専門家はどう見る?
私の分析ツール『AI投資ドクター』では、5人の専門家(バリュー投資家、グロース投資家、配当投資家、テクニカルアナリスト、リスク管理者)の視点で評価しました。
総合評価:ポジティブ評価1人 / 中立3人 / ネガティブ評価1人
NTTは配当投資家から「買い」評価を得ていますが、グロース投資家は「売り」判断。バリュー、テクニカル、リスク管理は「中立」という結果です。つまり、配当目的の長期投資には向いているが、成長性を期待する投資には不向きという評価です。
例えば:
バリュー投資家:中立 → MIX係数17.6で妥当ゾーン、超割安ではない
グロース投資家:売り → EPS成長率+4-5%と低成長、PEGレシオ2.5-3.1で割高
配当投資家:買い → 配当利回り3.36%、9期連続増配、増配余地あり
各専門家の詳細な評価理由と判断基準は、後半で解説します。
※AI投資ドクターは、Noteメンバーシップにご入会いただくと無料でご利用いただけます。
バリュエーション:割安か割高か?

現在の株価:157.7円(2025年12月30日終値)
主要指標: PER:12.5倍(同業平均:約13-15倍) PBR:1.41倍(同業平均:約1.3-1.6倍) MIX係数:17.6(PER×PBR) PEGレシオ:約2.5-3.1(PER 12.5 ÷ EPS成長率 4-5%)
配当関連: 配当利回り:3.36% 配当性向:約35-40%(推定) 連続増配年数:9期
MIX係数とは? PERとPBRを掛け合わせた指標。一般的に:
10以下:超割安
10-15:割安
15-25:妥当
25-40:やや割高
40以上:割高
PEGレシオとは? PERをEPS成長率で割った指標。一般的に:
1.0以下:割安(成長性に対して株価が低い)
1.0-1.5:妥当
1.5以上:割高(成長性に対して株価が高い)
評価:妥当
MIX係数17.6は妥当ゾーン(15-25)内に収まっていますが、PEGレシオ2.5-3.1は割高(1.5以上)です。つまり、成長率(+4-5%/年)に対してPER 12.5倍は高めの評価を受けているということです。これは新NISA人気による個人投資家の買いが株価を支えているためと考えられます。配当利回り3.36%は魅力的ですが、2024年1月の高値192.9円と比較すると、現在の157.7円は18%下落した水準であり、「押し目」とも言える一方、「さらに下落余地がある」とも言えます。
ここまでのまとめ
NTTの特徴:
配当利回り3.36%、9期連続増配、配当性向35-40%で増配余地あり
国内最大の通信インフラ、営業利益率12.5%、フリーCF約9,777億円/年の安定収益
IOWN構想、6G開発、生成AI活用で次世代通信技術をリード
株価157.7円は2024年1月高値192.9円から18%下落、押し目とも見えるが更なる下落余地も
MIX係数17.6で妥当、PEGレシオ2.5-3.1でやや割高
5人の専門家評価:配当投資家がポジティブ評価、グロース投資家はネガティブ評価
「新NISA人気だから安心」ではなく、「配当目的の長期投資なら検討に値するが、2024年高値から18%下落した現在の157円が底値とは限らず、さらなる押し目の可能性も考慮すべき」というのが正しい見方です。
ここからの後半部分では、以下を詳しく解説します:
5人の専門家評価の詳細(なぜその判断に至ったか)
隠れたリスク「政府規制」と「国内市場成熟化」の深掘り分析
3つのシナリオ分析(ベース・ブル・ベア、確率付き)
具体的な投資戦略の考え方(株価水準別の判断基準)
ばんこくの個人的見解(ポートフォリオでの位置づけ)
ここから先は
後半で解説する内容(有料部分)
①5人の専門家評価の詳細
ここからが、『AI投資ドクター』の核心部分です。各専門家がどのような理由でその評価を下したのか、使用した指標と判断基準を詳しく解説します。

🔵 バリュー投資家の視点:中立
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