「冬の朝はねぼすけ小僧」―詩―
冬の朝は 白い息に乗って
やってくる
子犬は 北風にくすぐられて
クチュンと くしゃみを繰り返す

空の雲たちは 灰色の
マントを 脱ぎ捨てずに
朝日の光を 跳ね返す
東の空は まだ寝ぼけ顔で
あさやけの 用意をトロトロ始める
スズメたちは 丸い体を
精一杯 膨らませ
時々 薄目をあけては
庭の 柿の実が まだ
幹に 掴まってるかを
確かめてる
キッチンテーブルに座り
ドリップコーヒーを
カップにそそぐ
部屋には 香ばしい香りが
ゆらりと 漂う
始めの一口を 今日の一日へと
お供えする

鳩は 病室の窓辺に来て
首を 小さく上下にふり
朝の 「おはよう」の挨拶をする
ベッドに寝ている人は うれしそうに
窓に 手を 当てて
鳩と ハイタッチ
病が 小さくなる不思議な 挨拶
冬の朝は 色々な「おはよう」を
聞きながら ユルユルと あけていく

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今回もいつきさんの賑やかし帯をつかわせていただきました。
沢山の素敵なデザインの帯があります。使うと、詩に色がつきますよ
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