「魔法の呪文」―詩―
母さんの言葉は
たんぽぽの 綿毛のよう
風に乗り 春のぬくもりを
心に届けてくれる。
いたずらに 熱中していると
蝶々なって 邪魔をする

膝を擦りむけば
おまじないを
唱えてくれる
『平気 平気
イタイのイタイの とんでけ~~』
すると 不思議が起こり
ヒリヒリ痛みが 去っていく
やがて時は移り 人の親となった
自分の子供が 怪我をして
このおまじないを 唱える
でも 子供は ますます 大声で泣くだけ
ボクには 母さんの魔力を
受け継げ なかったらしい。
そんな時は 風に乗って
母さんの小言が
必ず聞こえてくる
『ちゃんと 母さんのいうことを
聞かなかったからよ』
(2022年作品のリライトです)

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