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ランス・ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Reims) / ランス・フランス

こんにちは。
さて、デュッセルドルフに帰ります。オービュッソンからは900km超の道のりなので、途中の1泊をどこにしようかなーと地図睨んでたら、ほぼ中間にランス(Reims)発見。

シャンパーニュ地方の中心地であるランス。ポメリー(Pommery)やマム(Mumm)、ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)などのシャンパン醸造所が点在し、地下のカーヴ(貯蔵庫)の見学が楽しめるのだそう。ほー

飲めないけど地下だけ潜りたい、などと考えながらランスへ向かう。

USでも欧州でも車での1日の最大移動距離は500km、表示時間5時間ほど、と決めている。けど、今回はなんだか疲れた。で、夕食抜いて寝たら次の日スッキリ。

おはよう、ランス。

朝の散歩は歴代フランス国王が戴冠式を行ったノートルダム大聖堂へ。
ん?緊急車両が停まってる。

ランス・ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Reims)

大聖堂正面に消防署の皆さんが集まっていた。伺ったら、定年退職される方を囲んでの集合写真を撮りに来たんだって。素敵。

お疲れ様でした。消防車だけ撮らせていただいた。

13世紀に建てられたゴシック建築の最高傑作と評されるランス・ノートルダム大聖堂。火災や戦争などを経て、現在の建物は3代目。

空間を埋め尽くす装飾。
それは単なる飾りではなく、中世の人々の神と呼ばれるものに対する畏敬の念であったり、世界に対する理解を現したものだったんだろう。

見てると、ムクムクといつもの違和感が湧いてくる。
このスケールで、この精緻さを、石材で表現する高度な技術と美意識。
私がいつも違和感を覚えるのはこの「スケール(巨大さ)」と「美意識」。これらを造った人々のスケールと美意識を私たちは持っていない。

ひたすら神を崇め奉仕した結果なのか、時代による精神性の違いなのか、分からないけど。これらを造った人々が私たちの祖先であることに違和感を感じる。繋がっていない。私はただそう感じる。

表情豊かな雨樋(ガーゴイル)たち。

ボディの半分は石、半分は金属で表現された雨樋。

雨樋にまで。細部に宿る強烈なこだわり、狂おしいほどの熱量。

私たちが忘れ去ってしまったテクノロジーなのか、違う種の仕業なのか。
時間をかけさえすれば完成するとは思えない。
首がない像たち。

身廊の高さ38m、尖塔までの高さ81.5m。なぜこの高さが必要なのか。

リブ ヴォールト(Rib vault)と呼ばれる重量ある石造りを支える天井構造。
建築に詳しくない私でもパッと見るだけでかなり高度な知識と技術が必要だと分かる。

この形状をつくりだすための緻密な構造計算、その正確性、石材の加工技術。現代の建築技術でもかなり困難なのでは。

私はいつもこういった建造物を見た時、過去→現在という技術や文化的進化に対する自分の認識(常識)を疑う。知らず知らずのうちに自分を閉じ込めていた窮屈な枠をブッ壊す作業は爽快。私の世界の愉しみ方。

同じサイズに、滑らかに研磨された柱。

3Dプリンター…

ロシア出身のマルク・シャガール(Marc Chagal)作の三翼のステンドグラス。ガラス職人チャールズ・マルク(Charles Marq)との協働により生まれた作品です。左にキリストの系図を現した〈エッサイの樹〉。エッサイはダヴィデ王の父。
脳内は、王の血筋→聖なる血(Sang Réal)→聖杯→『ダ・ヴィンチ・コード』→マグダラのマリア→錬金術。

こういった建造物の正面入口をポータル(仏:Portailというそうな。どこに繋がっているんだろうね。

建築は知識を埋め込んだもの。幾何学、工学技術、占星術、芸術…石でできた巨大な本。装飾には意味があり、形には機能がある。

西側のファサードに3つのポータル。

私はどこから来たんだろう。なぜこんなに石の発する暗示めいたものに惹かれるんだろう。惹かれるということは、これらを造ったものたちの要素が私の中にあるということだな。

惹かれるとか好きという感覚を辿っていけば行き着く氣がする。自分だけが納得できる真実に。またね、ガーゴイル。

さーデュッセルドルフに帰ります。

おっ、マーストリヒト(Maastricht)。EUの設立を定めた条約ね。

ただいま!Bundesrepublik Deutschland(ドイツ連邦共和国)。
ドイツナンバーの車が水を得た魚になる瞬間。
150km/hで走ってた私の横を弾丸のように走り抜けたポルシェの格好良かったこと。車が喜んでた。生き生きとしてた。ドイツ車の走行性能の高さが発揮できるのが、アウトバーン(速度無制限区間があるドイツの自動車高速道路)だ。

アウトバーンが走りやすいのは規則が守られているから。まず、車線ごとの役割(遅い車は右)が機能している。一番左の車線では後から速い車が来たら即座に譲ります。170km/hで走ってても200km/hが来たら譲る。これが徹底されている。そして制限速度区間に入るとその速度をキチンと守る。高速からの急減速。ドイツ車はこの急な変化に対しての車の挙動が安定している。

制限速度120km/h区間。取り締まりが厳しい分、現実的な制限速度が設けられています。

運転しながらずーっと脳内再生していたのが〈OVER THE RAINBOW / 虹の彼方に〉
Somewhere over the rainbow
Way up high
There's a land that I heard of
Once in a lullaby

Somewhere over the rainbow
Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true

Someday I'll wish upon a star
And wake up where the clouds are far behind me
Where troubles melt like lemon drops
Away above the chimney tops
That's where you'll find me

Somewhere over the rainbow
Bluebirds fly
Birds fly over the rainbow
Why then, oh why can't I ?

If happy little bluebirds fly
Beyond the rainbow
Why, oh why can't I ?

ということで、もう少しライン川と過ごします。

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