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あみぐるみ作りに「失敗」はない、という考えのすすめ

8月21日、「すてきにハンドメイド」9月号(NHK出版)が発売になりました。

今号では、私のオリジナルあみぐるみ「キーウィ」と「イリナキウサギ」を掲載していただいています。

発売後、

「本、買いました!」
「キーウィ、可愛いですね🥝」

そんなメッセージをSNSやコメント欄でたくさんいただきました。

ありがとうございます。

そんな今、あらためて書いておきたいことがあります。


私は、あみぐるみ作りに「失敗」はないと思っています。

もちろん、目数を間違えたり、編む場所を間違えたりすることはあります。

見本と違う形になることもあります。

でも、それを全部「失敗」にしなくてもいい。

同じ編み図を使って、同じ材料で編んでも、出来上がるあみぐるみは、編む人によって違います。

目の位置。
綿の入り方。
手の力加減。
パーツをつける位置。

ほんの少しの違いで、表情も雰囲気も変わります。

そこが、あみぐるみの面白いところです。

見本と比べて、

「なんか違うな」

と思うこともあるでしょう。

そんな時は、すぐに「失敗した」と決めずに、少し眺めてみてほしいのです。

目が詰まっているのか。
少し傾いているのか。
左右のバランスが違うのか。

そこに、自分が次に気をつけた方がいいことが見つかるかもしれません。

反対に、

「この表情、けっこう好きかも」

と思うこともあるかもしれません。

それなら、それでいいのです。

どうしても納得できなければ、ほどいて編み直せます。

間違えたら、ほどけばいい。
もう一度編んでみればいい。

せっかく何度でもやり直せるのだから、その良さを大いに活かしてほしいと思います。

「間違えたらどうしよう」と構えすぎず、まずは編んでみる。

それでいいのではないでしょうか。


とはいえ、あみぐるみを初めて編む時は、完成した見本を見て、

「本当にこれが私に作れるのかな」

と思うこともあります。

そんな時は、まず編み図通りに編んでみる。

目の数を数えながら、ひと目ずつ確実に進めていく。

まずはそれで十分です。

そして出来上がったら、よく見てみる。

見本と同じところ。
違うところ。

自分の手で編んだからこそ出た形があります。

編み図通りに編むことは、「真似をしているだけ」ではありません。

編み図を読み、目数を数え、形にする。

それも、ちゃんと技術です。

そして、一体編み終えると、次は少し違って見えてきます。

「ここはもう少し綿を入れてみようかな」
「目をほんの少し離してみようかな」
「今度は違う色で編んでみたいな」

そんな気持ちが出てきたら、それもあみぐるみ作りの楽しさです。

最初から、見本とまったく同じでなくていい。

完成した子を見て、

「この子、かわいい」

と思えたら、それが一番だと私は思っています。


「すてきにハンドメイド」の誌面では、パーツや配置を変えることで、別の動物にしたり、同じ動物でも表情を変えたりして楽しめるアイデアも紹介しています。

今回のキーウィとイリナキウサギをきっかけに、あみぐるみを編む楽しさと一緒に、絶滅の危機にある動物たちのことも少し知っていただけたら嬉しいです。

プロセス写真も掲載されていますので、あみぐるみが初めての方も、ぜひ挑戦してみてください。

あなたの手から、どんな子が生まれるでしょう。

── あみぐるみ作家 光恵


【作品掲載&番組出演のお知らせ】
📘『すてきにハンドメイド』2025年9月号(NHK出版)
📺 放送予定:2025年9月4日(木)21:30〜(Eテレ)
※誌面は、書店またはオンラインで購入いただけます。
※放送の詳細は、あらためてお知らせさせてくださいね。

完成したら、ぜひSNSへ投稿して見せていただけたら嬉しいです。



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