【読了】 くわがきあゆ 「美しすぎた薔薇」
くわがきあゆ「美しすぎた薔薇」
タイトルに惹かれた本
転職先の教育係だった相手に一目で強烈な憧れを感じた。持ち物や仕草を盗み見て彼らしいものを知ることに喜びを覚え、密かに口調を真似てみる。湧き出るような情熱に動かされ、そうしなくては気が済まなかった。
「レモンと殺人鬼」が印象的だったので、他の作品も読んでみようと思って手に取りました。
裏表紙の荒筋を読んでいた上で、想像を上回る怖さを感じた。
第二章に移り視点の主が変わったところで全然違うベクトルでうわぁとなり、第三章の普通さに驚かされてトドメを刺される。
他人の感情を慮ることなく振る舞う様もキツかったけど、そこまでさせる原動力となるものが普遍的であるのもゾッとする。
強烈な、という言葉の似合う作品でした。
(20260125投稿文の再掲)
