ドラマ「40までにしたい10のこと」に見るコンパッション|他者の苦しみを理解し力になろうとする姿勢
年末全話イッキ見スペシャルを記念して2025年9月22日に公開したnoteを少し編集して再公開します。(2025/12/30)
夢中になって観ていたドラマ「40までにしたい10のこと」の最終回が放送されました。
39歳の十条雀(とうじょうすずめ)が40歳の誕生日までにやりたいことを10個のリストを作り、それを29歳のイケメン部下の田中慶司(たなかけいし)と実行していくお話です。
このドラマの登場人物のやり取りの中に「コンパッション(思いやり)」をたくさん見ました。
コンパッションとは、思いやり、慈愛の感情のことです。
ただやさしいとか、寄り添うだけでなく、知恵と勇気を使って、厳しいことも乗り越えていく現代人のサバイバルスキルにもなりえるものです。
ドラマの良さとコンパッションの両方を語りたくなり、このnoteを書きました。
コンパッションは時には理解されなかったり、受け取られなかったりして、観ている側はとても切なくなったり、胸が締めつけられたり、目頭が熱くなったりしました。ドラマの重要な要素でもあったと私は感じています。
(ネタバレありですのでこれからドラマを見る方はご注意下さい)
はまりました。
なぜこんなにもこのドラマが好きなんだろうと自分でも不思議なほど大好きなドラマでした。
何度も繰り返し見ましたし、次の金曜日深夜の放送が待ち遠しくて。早く放送時間が来て〜と願いながら平日は時間を消費するような気持ちで過ごしました。
人気のBL原作に支えられた胸キュンなストーリー、細部にこだわりを感じる映像化、好感の持てる登場人物とサイコーなキャスティング。
理由はいっぱいあるけど、高身長、眼鏡男子が大好きな私にとっては慶司役の庄司浩平さんの魅力。これなんだろうな~。キュッと上がった口角の笑顔、キッとにらむような視線、半開きの口元、どれも大好きでした。
そして、このドラマの中に、今学んでいる「コンパッション」を感じてこのnoteを書いています。
コンパッションとは
コンパッションとは人の痛みを理解し、それを少しでも和らげたいと願う心です。
コンパッションを他者、自分に向けることで幸福感、満足感、職場においては心理的安全性やエンゲージメントを高め、成果を上げる組織に変化していく効果があるとも言われています。
コーチそして管理職としての自らの成長のために、ずっとコンパッションをもっと知りたいと思っていました。甘やかしではない思いやり、慈愛について知りたいと思っていました。
それをついに学ぶ機会が巡ってきました。コンパッション・リーダーズさんのリーダー向けコンパッション・マインド・トレーニングが開講されました。
講座ではこう定義されていました。私が学ぶコンパッションは感情の一つと言うよりもっと力強いものに感じました。
「コンパッション」とは、自分や他者の悩み・苦しみを感じ取り、力になろうとする姿のこと。
コンパッションの3つの流れ
初回の講義でコンパッションには3つの流れがあると学びました。

他者への思いやり
自分への思いやり
他者からの思いやりを受け取る
この3つを循環させることが大切と。
最初の2つの他者への思いやり、自分への思いやりの流れはあるとわかっていました。しかし、3つ目の「他者からの思いやりを受け取る」流れについては、今回教えてもらって気づきました。
ドラマに見るコンパッション
「40までにしたい10のこと」の中でコンパッションを感じる場面がいくつもありました。
ドラマ第3話のシーパラでの出来事。突然の雨で濡れた2人。雀は自分は大丈夫と言い慶司にハンカチを差し出しますが、実はかなり濡れていたとわかった慶司は雀にこう言います。
髪、濡れているじゃないですか。もっと自分を大切にしてほしいな。
このシーン、大好きなシーンの一つ
第9話で、風邪を引いた時の雀は、誰にも頼らず一人で養生しようと準備万端。その雀に慶司はこう言いました。
こういう時は誰かを頼るものですよ。
慶司は自分への思いやりを持つこと、他者からの思いやりを受け取ることの大切さを言葉にしています。
一方、雀はいつも他人ファースト。シゴデキ上司としても、サーバントマネジメントスタイルで部下の働く環境を整えてあげる部下に慕われる上司です。でも、自分にコンパッションを向けられていません。
第11話で慶司は雀と一緒にいたいだけだという素直な想いをぶつけますが、慶司が作りあげたもの全てを壊してしまうと恐れ、雀は関わりを断ち切ろうとする。慶司にコンパッションを向けている「つもり」のようですが、逆に壊している雀。「これでいい。」と自分に言い聞かせるようにつぶやく。やはり雀は自分自身にはコンパッションは向けません。
最終話の第12話では、パソコンに保存してあったリストを削除しても、以前の自分には戻れないと気づく雀。慶司への想いを強く自覚して、想いを逃げずに伝えなくてはと慶司のもとに走っていく雀・・・。
もうお前無しではだめなんだよ!
その時ついに雀も自分にコンパッションを向け、自分の想いを大切にできた!
街中で抱き合う二人。人目を気にする雀。
見られたっていい!
何を言われてたっていい!
なにかあったらその時、一緒に考えましょ。(慶司)
(うなづき)一緒に。(雀)
この時、雀は慶司からの思いやりを受け取ることができていると私は感じました。
パフェを一緒に食べるシーンでも、
1歳でも40歳でも好きな人はかわいいでしょ。
慶司の愛のこもった言葉を素直に受け取って微笑む雀はコンパッションを受け取っている感じがしました。雀の変化が感じられます。
コンパッションが満ちている二人のいるところにはとても幸せな空気が満ちています。
コンパッションの筋肉
コンパッションを自分に送ること、受け取ることはドラマの登場人物でなくても難しいものです。
私の場合も、雀と同じく、他者にはたくさん送るのですが、その分自分を犠牲にしたり、他者から受け取れないことが多いです。
コンパッションを受け取ったり、送ったりするのは筋トレだと講師の良子さん、さきさんに教わりました。
大好きな雀や慶司のおかれた状況を見ていて
素直になって!
幸せになって!
大丈夫よ!
と願った気持ち。それがコンパッション。
雀や慶司に願ったように自分にもコンパッションが送りたい。
実際、講義中のワークで雀と慶司をイメージしながら想像してみるとあたたかい気持ちで私の中もいっぱいになって涙がでそうになりました。
まずは気づく練習しようかなと思います。
コンパッションもらったのに、私、受け取れなかったな。
と。
気づいて、受け取るとこうかなと想像してみる。次は想像を実践してみよう、とドリル練習でコンパッションの筋肉をつけていこうかな。
学び始めたばかりでうまくコンパッションの循環をうまく回していけない時もあるかもしれないけど、それでもいいよと自分にコンパッションを向けてこのnoteをしめくくります。

