晩秋と初冬のあいだ
空の色が、日ごとに少しずつ深さを増していく。
陽だまりはまだ優しいのに、
風の冷たさが、静かに冬の訪れを告げている。
気づけば、季節はゆっくり冬へ向かっていて、
一年の速さをふと実感することが増えてきた。
季節は毎年同じように巡るのに、
年を重ねるほど、その変化が早く感じられる。
子どもの頃は、
大人が「時間が経つのは早い」と言っていた意味がわからなかった。
けれど今ようやく、その言葉の意味を
少しずつ理解できるようになってきた。
色づいた葉が舞い落ちる中で、
季節は迷いなく次の色へ向かっていく。
その移ろいにふれると、
私たちの時間も、ゆっくり前へ進んでいるのだと思えてくる。
晩秋から初冬へ移る光は、澄んでいるのにどこかあたたかくて、
雪の上に広がる陽だまりのように、心をそっと包んでくれる。
季節が移ろうこの景色の中で、やわらかな時間が続きますように。
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