日記(6/28~7/4):『釣りキチ三平』とPixiv/お試験/人の腐敗臭/『血の轍』
*お試験ゆえ、先週の日記はスキップしました。
6月28日(日)
この間ぼんやりブクマした『釣りキチ三平』のこのポストを改めて見返して「これは…いいモノを拾ったな…」となってしまった。
(試験前日である)
当時の連載だと「俺と心中するのはいやか‥‥」と言いながらグレースケール化する魚紳さんでした https://t.co/Nh1S7IJf2g pic.twitter.com/gxMuMCihEK
— ちゆ12歳(25周年) (@tiyu12sai) June 21, 2026
矢口高雄さんは絵がめちゃくちゃ上手いという話はよくXで流れてくるが、『釣りキチ三平』のことは釣り漫画ということ以外、何も知らない。それでも三平少年が『心中』という単語に動揺しない程度に幼く無邪気だということや、この目元の見えない長髪の男が保護者ヅラをしているがどこか含みのある薄暗い男だということはこの1ページからわかる。
やめてくれ。腐女子が発動してしまう。
(試験前日である)
だって魚紳さん、絶対三平少年が自分が意味するところの『心中』の意味なんか理解しきれないと分かってて言ってるじゃん。多分この人は、そういう相手の無邪気さや幼さを自分の後ろ暗さと比較してある種の快を得ているタイプの確信犯じゃないですか。なのにその大人の薄暗い試みを全力の信頼で返してしまうこの少年のセリフもすごいしさ…一緒に死ねるなら怖いものなんて何もない、なんてこの年で言う???しかしそれゆえにこの二人は信頼とも何とも言えない若干歪な関係を成立させてしまっているんだろうな??(←一切読んだことない)。
そもそも少年が主役の釣り漫画に突如投げ込まれる『心中』という言葉の重さと情念すごくないですか?どうなってんの???
調べたところ(オタクはすぐ調べる)魚紳さんは度々こういう発言をしているらしい。釣りキチ三平、謎の漫画すぎる…
そして更には「魚紳さんと三平の同人誌がある」というリプまで見つけてしまい、そうなったらもうやることは一つじゃないですか。
"魚三"!!!Pixivにあった!!!(鼻息)
歪んだ歳の差が好きなんだな~と性癖を自覚しました。
歪んだ歳の差が好きな話は、また改めてどこかできっちりさせてください…
しかし、久々にPixivを開いた原因が『釣りキチ三平』だなんて想像したことある?ないよ。『釣りキチ三平』ぞ?
そして試験前日である。
神よ…
6月29日(月)
昼からお試験。本番は割と簡単だった。公式の練習問題は「こんなのわかるわけねえだろ!!!🤪」みたいな問題をちょいちょい出してくるので悩まされたけど。しかし4時間で180問て苦行ですね。勉強は若いうちにと言うけど、加齢すると集中する体力がなくなるから一理あるなと思いました🤤
おかげで150問越えて「これは受かるな」という線が見えてきた辺りで集中力が切れて、脳内に魚紳さんがチラつきはじめました(やめい)。
おれと心中するのはイヤか……(やめい)
で合格した~やった~✌️
魚紳さんがチラついたが~
これであと2か月は遊んでいられるぜ…😇
(11月に別の試験がある)
帰りに図書館で三島由紀夫の全集借りてきた٩( 'ω' )و
なんと『豊饒の海』の創作ノートが収録されてるらしいので~と思って読み始めたが、これは研究者じゃないと分からないレベルだな…。でも偉大な作家がどういう粒度でコンセプト作ってるのかとかを知るには良い資料かも。
6月30日(火)
6月最終日。1年の半分が終わった…?あそう…
全然小説書いてないけど公募の推敲は頑張ったし、仕事もなんとか回してるし、なにより資格も取れたからまあいいか。
公募の発表が今日あったが、それは落ちた!
400作弱の応募があって、40作程度が一次中間通過だったらしい。上位10%にも入らなかったのなら、たぶん方向性が違ったんだな(無駄な自信)。
Xを眺めていたら、【速報】米国人男性が津軽海峡を遠泳で横断成功、というポストが流れてきた。W杯は全然見てないけど、ドイツと日本が同日に負けてしかもイタリアは既に敗退していたらしく、1945年の再来と世界中で言われててワロた。欧州は酷暑なのにいまだに環境保全のためにAC反対してる人も多いらしく、お前ら思ったより骨あるなと感心した。猫は肉球を舐めて満足そうにしている。平和である。
7月1日(水)
資格ひとつ取ったところで、生活は変わらないわけですよ…
分け入っても分け入っても仕事の山…(クソ山頭火)
先週から風邪引いて休んだり資格取得で休んだりしてる上に、細かい対応がパラパラと降ってきて自分の本丸の仕事が全然進まぬ…
7月2日(木)
梅雨が続きますね~
一年ほど前にマンションの斜向かいの部屋で孤独死が発生して、オーナー本人が死んだもんで清掃の手配もできなくてしばらく内廊下に腐臭が漂ってた事件がありました。秋ごろに清掃で匂いが消えたんだが、しかし梅雨の湿度のせいかうっすら匂いがリターンしている
人のxxxxxの匂い~~
忘れがたい~~😚
カーペットとか廊下に染み付いてるんでしょうね…ガハハ…
実際に嗅いだことのない人なら、気付かない程度の匂いだと思うけど。去年は内廊下やエレベーター前に消臭剤を大量に置いてたんだが、雨の日は廊下の窓を閉めざるをえなかったりで特に匂いが籠ってすごかった。
そういえば当時、LINEで「腐敗臭がひどい!!なんで清掃入れないんだ公衆衛生最悪!😠」と親に愚痴ったら、父親から「伝染性疾患がなければOK」って返事がきたのはかなり面白かった。OKとかそういう問題じゃないんだが?父親も人の心が乏しいタイプなので、血は争えないなとしみじみした。
7月3日(金)
部署にこの春ジャポンにやってきた外国人がいるんだが、彼女が最近持病を悪化させて、ちょっと様子もおかしく、今日はその対応で朝から彼女の家に行ったりして大変だった…はひー
家の中も荒れてるし、薬を飲んだと言ったりまだ飲んでないと言ったり。
薬飲みたくない、私は平気、病院も行かない、強制するなら警察を呼ぶ!!と言い張る彼女を3人がかりで説得して病院に連れて行ったものの、診察中も医者が話してるのに急にふらふら立ち上がったりして、明らかに様子がおかしい…それが病気由来の譫妄なのか精神的なものか分からないが、人間の脳って容易にアッチにいっちゃうもんだな~と思った。
元々非常に聡明な人である。よくよく聞けば持病の薬ではなく、一緒に処方された別の薬を飲みたくないという話だったのだが、それを聞き出すまでに5歳児と話すような覚束ない会話で1時間以上かかった。いつもの彼女となら、そんな単純な会話は1分で済んだだろうに。
病院から帰るタクシーの中でも、彼女はまるで小さな王女のように振る舞った。ばあやの気持ちで適当な会話を続けながら、お国であれば家に運転手がいるタイプのお嬢様に、こんな狭い日本の1DKで会社員させるのも申し訳ねえなと少し思った。彼女の選択だけどさ。
久々に会話の成立しない修羅場で、疲労困憊して帰宅して、「これから仕事すんのかい…!😭」という感じの金曜午後だった。
周囲の人の言葉が分からない国で働くストレスと孤独感ってのはすごい。私も向こうに行った後の一年は本当にキツかったしな…当時韓国から来てた同僚は、日系の会社で日本語も広東語も分からなくて半年ぐらいで精神病んで去って行ってしまった(西洋人もいるし会議は英語なんだが)。いかにもインテリという感じのシュッとした40歳過ぎの人だったが、ある日からぷっつり無断欠勤が始まって、心配した上司が家を訪ねたらボサボサの髪で泣きながら朝から酒飲んでたらしい。ともあれ彼女が無事回復することを祈るよ。
7月4日(土)
ふえ~~7月~~~!🤪
無料公開されている『血の轍』を読んだ。
いまでこそ日本の映画や小説が海外で賞を獲得するのも珍しいことではなくなりましたが、マンガも例外ではありません。
— ビッコミ (@biccomi) July 2, 2026
2023年フランスの「アングレーム国際漫画祭」で、その緊張感と文学性からシリーズ賞を受賞した『血の轍』を7/3から48時間、全話無料で開放します。
去年の冬、何軒か行ったパリの本屋のショーウィンドウでこの漫画が置かれてておやと思っていた。フランスで賞取ってたんだね。
話の筋は割とシンプルで特に奇抜なところはないが、とにかく感情表現が恐ろしいほど濃密。すごい人間の表情の観察力と画力だ…。全17巻だが、台詞が少ないのであっという間に読んでしまった。
母親が怪物すぎる。人間の最小単位の邪悪とでも言おうか。自分から自発的に行動したり不満を訴える勇気や気力があるわけでもないのに、自分の満たされなさをひそかに周囲のせいにして、唯一自分の思い通りになる息子をコントロールして鬱憤を晴らしている。そんな家庭の中だけで発揮されるチンケな邪悪なのに、その子供にとって母親は全世界に等しいというこの不平等さよ…程度はともあれ、こういう女性って結構いるよなとも思う。
後半は父親を見てるのがつらかった。男親である彼の鈍感さが彼女を暴走させた側面はあるにせよ、その後悔の日々を思うとあまりに代償が大きい。母親本人は、何も思ってなさそうだし。
