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日本人はなぜ財布を出すふりをするのか:寛容さの中国、気遣いの日本

私が中国で暮らす中で『おごる文化』を強く感じてきた経験をもとに書いてます。もちろん日中問わず、地域差や個人差はあると思います。異なる体験をした方がいれば、ぜひコメントで教えてください😊



日本と中国の会計文化の違い

今日の授業、学生たちにとってけっこう衝撃的だったようだ。

中国でも友だち同士で割り勘はするけれど、日本ほどきっちり細かいわけじゃない。

日本人がケチだからってことではないが、細かいなとはいつも思う。

もちろん中国のように「ここは私が出すから、この後お願い」みたいなことは日本人でもあるけれど、私の交際範囲だと、基本きっちりどこでも割り勘の印象。

公平さ明確さを重視するのはもちろん、「相手に迷惑をかけないために自分の分は自分で」というのがあると思う。

ただ日本人は内と外の区別もすさまじいから、これが身内とか甘えた関係になると別の話。

中国では学生でさえ奢る!?

中国人の友だちは、わりと奢ってくれることが多い。
「声をかけたほうが当然おごる」っていうのもあるようだ。

特に、遠くから訪ねた場合はほぼ百%奢ってくれる。

ただ、いくら私が日本から来た外国人だからといって、昔から学生までごちそうしてくれるのは驚いていた。

日本で逆はないように思う。
先生にごちそうしてもらうことがあっても、私が先生にごちそうするなんてことはなかった。

ごちそうしてくれるお礼に私は家に呼んでもてなしたりするのだが、そうすると逆に学生たちがたくさんおみやげを買ってきたりするからお返しにならない。

私が外でごちそうしようとする場合も、必ず割り勘にされたり、なんなら学生が多く払うこともある。

しかも日本とちがってすべて携帯決済なので、支払いが気づかないうちに終わってたりする。こっちがあわてて多めに送金しても、相手が携帯操作で拒否すると、受け取ってもらえない。

これが現金主流の日本だと、細かく1円まで割り勘を求められることもある。

私はけっこう大陸気質なところがあるし、細かい計算が苦手なので、どちらかといえば中国式のほうが好きだ。

寛容さの中国と気遣いの日本

中国にはこんな言葉がある。

有朋自遠方來,不亦樂乎
(遠方から友が来るなんて、なんとうれしいことだろう)

孔子の言葉だ。

私の厦門の友人がよく言う。

会いに行くと本当に何から何までご馳走してくれる。

金持ちだからというのもあるが、根底にこの考え方があるかららしい。

もちろん日本でだって、訪ねたらごちそうしてくれたりってのはあるし、私もする。

でも、なんか日本のほうがおごられることへの圧みたいなのは感じたりもする。

それこそ貸し借りの印象が強いというか。

しかし、これが中国人だと、友だち同士できっちりしすぎるのは水くさいと思うようだ。

これは、中国人が仲がいいほど「谢谢」と言わないのと同じだと思う。

自分もおごるからおごられることを気にしない、自分に寛容な分、相手にも寛容、こういうところがあると思う。

日本人に食事に誘われたら会計の時どうする?

中国人はマクロ重視、日本人はミクロ重視というのが今日のビジネス授業で私が教えたことだ。

この会計文化の違いがその一例だった。

そして今日の授業を通して、みんなに最後に聞いてみる。

「日本人に食事に誘われたらお会計の時どうする?」

男子で、日中関係なくすべて割り勘にするという今どき男子もいた。

この女子はめちゃくちゃ日本的。

桜系女子というのは樱花妹妹のことだろう。
日本女子の呼び方。
「おとなしくて、従順で、可愛らしい」ステレオタイプな日本女子に憧れている男子は少なくない。

まあ、この男子はともかく、日本人が相手ならば、まず相手の様子をみようというのが大体の意見。

授業では、まず最初に「ありがとうと言います」と答えてた学生もいた。

それに対して私が言う。

「財布を出すそぶりみせて、相手がおごりますよと言っても遠慮してみせて、相手が奢ったら申し訳なさそうな態度をするんだよ」

日本人が実際やってることをそのまま言っただけだが、なんかあざとい女子の振る舞いみたいになってしまった。

中国女子の場合、その場は奢られても、次は自分がごちそうすると答える子が多かった。

いやいや、でもこれ相手が年配男性だと、それも面子をつぶすことになるからよくないんだよ、と教えた。

もうこの時点で日本人めんどくせーみたいになってるけど、実際そうなのだから仕方ない。

私が駐在員さんとマック行った時、いつもごちそうしてくれるから、今日は自分がごちそうすると言ったら、めちゃくちゃ嫌な顔をされた。

まあ、収入もちがうわけだし、そもそも対等ではない相手と思われてる場合、「今日はごちそうします」なんていうのはかえって失礼になってしまう。

そのくせ、ごちそうされても、あまり高いものは選びづらいとか、自分だけだと好きなだけお酒が飲めないとかいう問題も発生する。

これが嫌だから割り勘がいいとなる場合もある。

理不尽な割り勘にむかつく私はやはり日本人

さらに日本人だと、自分がどれだけ食べたか飲んだかで、割り勘の場合でも金額細かく計算したりもする。すべてシェアして食べるわけではないし、特に私だけお酒飲んでたら、やっぱりそこは多く払う。

だから以前、東京の同級生を訪ねた時はムカついた。
その人が、「ちょっと飲み会に顔だけ出すの付き合って」と言うからついていったら、もうおひらき寸前で、ほとんど飲んでも食べてもないのに、割り勘にさせられた。

さらに別の話。

友だちでも何でもない男に呼び出された時のこと。向こうが先に食べてて私はウーロン茶しか飲んでないのにきっちり割り勘にされたのもムカついた。

もうこの二人とはその後会うこともなくなった。

ああそうか、これが中国人なら、こんなこと気にしないかもしれない。

やっぱり自分はなんだかんだいって日本人なのかもしれない。





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