歴史とサブカルが交錯する徐州の魅力!~鯉のダンジョンからコスプレ文化まで~※写真多め
この記事では私の徐州体験、徐州の魅力やお勧めスポットについて書いています。
中国のハブ都市徐州へGO!
高鉄→地下鉄→ビーフン
中国は五月一日から五連休。
私は二年生が労働週なので十連休!
(……と思ったら火曜だけ午後一コマあった)
日本より連休や祝日の少ない中国では旅行ラッシュが凄まじく、民族大移動でどこも激混みとなる。
去年はそれでひどい目にあったので、今年はオタクLIFE漫喫の予定だった。でも、まもなく卒業の四年生女子が、連休のラッシュとずらした日程で徐州に行こうと言うので即OK!
徐州は、ここ棗荘から一番近いハブ都市だ。
名古屋の半田市(友好都市)のHPによると、徐州は北京と上海のちょうど真ん中に位置するらしい。※ここに地図ある
棗荘からは高鉄で16分。
最近帰国した駐在員さんも駐在期間はしょっちゅう徐州に行っていた。
前に日本式ラーメンを食べに連れて行ってもらったこともある。
つまり、ラーメンを食べるためだけに東京駅から新横浜まで新幹線に乗るような感じ。関西で言えば、新大阪から新神戸くらいの距離感。
で、高鉄降りたらすぐ地下鉄。
この時、西か東か迷ったけれど、かつて駐在員さんと待ち合わせしたときの指示がここで役に立つ。

東でも地下鉄には行けるらしいが、西のほうが地下鉄には近いらしい。
※高鉄を乗り換えるなら東口
徐州についた私たちはまずお昼ご飯を食べに行く。
地下鉄1号線で彭城广场駅へ。
中心部まで約30分。

地下鉄のこの掴んでる部分、日本の地下鉄にはないんだよって学生に言ったら「え、じゃあ、どうやって立つの?」と女子たち驚く。
私「え、踏ん張る。日本人は電車で立ったままでも寝れる民族だから」
民族性を主張。
まあ、ラッシュとかだとかえって邪魔だろうしな。

結局30分ポールにつかまり立ちっぱなしで彭城广场駅到着。
ここは大型ショッピングモールなどがあり、駐在員さんと食べに行ったラーメン屋もこの付近にあった。
徐州の名物料理として有名なのが米线(ビーフン)と地锅鸡が有名らしく、鶏肉好きな私はそっち食べたかったけど、どうやら辛いらしい。

そんなわけで米线(ビーフン)にした。


おいしかった!
いつも思うけど、ここらのビーフンって日本で知ってたようなビーフンじゃないんだよなー。白いつるつるの麺なんだけど、小麦の麺とはやっぱりちがう。
豆花→変態日除けマスク→子どもリード
そしてまず女子二人とぶらぶらその辺を散策。

お店の前とかその辺とか撮影スポットや休息目的で座るところ多いのは中国のいいところの一つだと思う。



私のおいしいものセンサーが反応!
「氷豆腐???」
豆花は豆腐のデザートみたいなものだが、日本でしか食べたことがない。

買ってみた!
おいしかった!
ピンクのはプチプチしてた。飴というかグミというか不思議な食感。


屋台やお店がたくさん並んでいて縁日みたい。




こういう輪投げはどこでもあるけど、ルフィの前に注目。
生きたうさぎである。
鳥とかもよくこういう籠に入ってて、輪投げの景品になっている。
色んなものが売っていたけど、私が買ったのはこれだ。

この日本では変態か強盗しかかぶらないようなストッキングの被り物みたいのが、ここでは日除け対策グッズとして売られている。
この日は天気が良かったけど、少し風が強くて、日傘があまり機能しなくて、お、これちょうどいいじゃん!と思って買った。
一つ200円。
でも、お店のおじさんが「え、おまえ、これ買うの? マジで?」みたいな顔でずっと私を見ている。
私「買うってばよー。いくらや? これ超欲しい!」
おじさん「……。待ってな。せめて新しいの出してやるよ」
おじさんは最後まで怪訝顔だったが、大喜びの私はすぐかぶって見た。
そして少し歩いて気づく。
私「前が白くてよく見えない!」
終了。

中国では国をあげて漢服を着て民族意識を高めようみたいのが推奨されていて、連休期間になるというこういうコスプレ女子みたいな人たちがよく歩いている。



中国ではポピュラーな子供のリード。
日本だと虐待とか言い出す人もいるかもしれないけれど、これはすごく便利だと思う。
自分が子どもの身になって考えても、ずっと手をつながれてるより、ある程度自由に野放ししてほしいし、親は確認できる範囲にいるから安心。
ずっと手を繋がれておとなしくしてる子どもなんてそうはいない。
ましてや中国は人も多いし広いのだ。
この便利グッズ、友だちにもあげたいといつも思ってしまうが、怒られそう……。だけど実用性高いと私は思う。
女子たちはとりあえず有名観光スポットに私を連れてってくれるが、私がおもしろがるのはいつもこういう子どもリードとか、地下鉄のポールとかで、正直、博物館も山もどこも似た感じだなと思っている。

女子「先生、山登りしたいですか?」
私「山は泰山(中国の聖山)と旧キャンパスの裏山登ったしもう十分」
しかも中国の山は頂上までずっと石の階段だから疲れるのだ。
女子「じゃあ、湖に行きましょう!」
私「ひゃっふぅ~!」
私のテンション爆上がり!
ここからさらに夜に向けてどんどん楽しくなってくる!
徐州のお勧め雲龍湖の隠れスポット
ペダルなし!超らくちんなスワンボート
湖に行くのは、私のかねてからの希望だった。
徐州はこれが三回目で、最初は駐在員さんとラーメン食べた時。
二回目は男子らと遊園地に来た時。
徐州には雲龍湖という大きな湖がある。
一回目、駐在員さんに「湖行きたい!」と言ったら「暑いからヤダ」と言われる。
二回目、遊園地行く途中バスからスワンボートを見て「乗りたい!」となるもジェットコースター優先。
そして今回三度目の正直!
何が嬉しいって、私が湖行ってみたいと言ったことを女子たちが覚えていてくれたこと!
もう私は湖に着くとピンクのスワンボート見て「あれに乗る!あれに乗る!」と子どもかよってぐらいに大はしゃぎ。
値段は120元(2400円)。
最初に220元支払い、帰りに100元帰してもらうシステム。
お金を払ってピンクのスワンボートに直行する私を女子たちが止める。
「先生!順番待ちです!待って!」
私こそ、例の子どもリードが必要らしい笑
窓口で買った領収書を係の人に渡して番号を呼ばれるまで待つ。
その時戻ってきたボートに順番に乗るので、ピンクのスワンボートに乗れる確率は三分の一。
まもなく順番で呼ばれて、乗る前に救命胴衣を着て、いざボートへ!
残念ながらピンクのスワンではなく青のイルカ。
でもまあいいや! 私はイルカも好きや!

でも、乗ってみたらイルカのほうがよかった!

ピンクのスワンだとこのように、前方の視界が遮られるのだ。

イルカだとほらこの通り! 視界が広い!
スワンボートといえばてっきりペダルでこぐのかと思いきや、なんと電源入れてハンドル操作。

時間制限が1時間だからか、湖の中で移動できる範囲は決まっていて、ここ超えるなってところにいるボートの人に「そっち行くなよー」「戻れ―」とかスピーカーで言われる。
だから、結局ぐるぐるしたりしてるんだけど、最初にハンドル握って運転したらわりとすぐ飽きて、あとは女子二人と交代で運転。



この湖は魚がいるらしく、ちょうど魚釣ってるおじさんに「魚買わないか?」と声を掛けられる。※何でもありだな、おい笑
ちなみにこのスワンボート、子どももけっこう運転してたし、ぶつかったりもするんだけど、ぶつけられてもそんなに気にしないところが大らかでいいなぁと思った。
しかし、時間になって元の場所に接岸する時、ボートを回収するおじさんが大声でわめいている。
その時は、私が運転していた。
女子たちは、後部座席で撮影会に夢中。
私「あのおっさん怒ってるけど、何言ってんの?笑」
すると女子たちはぎょっとして叫ぶ。
「先生! 停止して! 停止!」
どうやらおじさんは、私がスピード落とさずに突っ込んでくるからあわてたらしい。
係留所にぶつかる寸前のところで無事停止。
イルカボートを満喫した私たちは、さらに湖を探索する。
レンタルバイク→鯉の道
この湖、とにかく大きいので歩くよりレンタルバイクがおすすめ!

レンタルバイクのQRコードを読み込んで支払う。
※ただし電池切れだと動かない。
レンタサイクルも同じ仕組みなのだけど、外国人の場合、パスポート情報入力した上に審査待ちで、ちょっと面倒。
この時も審査がすぐ通らず、結局女子二人がバイクを借りて、一人韓国アイドル並みに細い子が私の後ろに乗ることに。
私「こんな美少女後ろに乗せて湖をバイクで走るなんて最高だなー!」
さっきのマスクかぶってたら間違いなく逮捕されそうなことを言う私。
後部シートの華奢な美少女にナビされながら、湖畔をツーリングで爽快!
途中良さげな場所にバイクを停めて湖を眺めたりした。



観光客は最初のスワンボートのあたりに集中してるけど、少し離れてみるとほとんど人はいないし、そこでもボートは乗れて、橋の下をくぐれたりもする。

バイクは回収場所エリアならどこで放置していっていい。
適当なところでバイクを置いて、少し散策。
すると、不思議な場所にたどりつく。
私「何あれ! 人! 人が湖の中歩いてる!」
ちょうど湖面を滑るように人が歩いているように見えた!
どうやら湖の中に道があるらしい。
行ってみるとそこままるで湖の中のダンジョンだった!




たまたま来た場所だけどもう大興奮!
湖の中に道作って中から鯉を鑑賞するって発想がすごい!
ちなみにここの鯉は手を叩いても寄ってはこない。
餌もらえないから?
そしてまた私のどうでもいい感想。
おばあちゃんが娘に「ほら、足元見て!」とか「ちがう!こっちだって!」とかちょっときつめの口調で言われながら、「はいはい(やれやれ)」って感じで歩いているの見て、こういうのはどこの国も同じだなと思った。
そういう親しみがもてれば、国とか民族とか関係なくみんなきっと仲良くなれる。
ちなみにこのちいかわのうさぎ好きの女子。

実は留年している。
すごくいい子なんだけど、恋愛で色々あってメンタルを病んだ時期がある。共感と理解を示した私にこの子は特別懐いている。
一時は休学までしていた彼女がまもなく卒業、感無量。
何が言いたいかというと、国とか関係なく、女同士、恋愛で傷ついた者同士、わかりあえることはある!ってこと。
国同士より、人としての個人の関りや繋がりが大事だなっていつも思う。
そして湖を満喫した私たちは、晩御飯へと向かった。
徐州の夜市
徐州はバーベキューが有名らしいけど、彼女たちは少食なので、夜市で好きな物を買って食べるのがちょうどいい。




最初に食べたのが臭豆腐。
前に広東出身の卒業生にここらの臭豆腐は本物じゃないと言われたけれど、豆腐を揚げて香辛料をまぶした山東の臭豆腐大好きで、わりといつも見かけたら買っている。
白が臭くなくて黒は臭いと言われたけど、どっちも特に臭くないと感じた。

ボーボージー(钵钵鸡)は、四川発祥の軽食で、清代から伝わる四川料理のひとつ。
もともとは鶏肉だったけど、今では「麻辣味の冷たい串刺しおでん」のようなスタイルで、さまざまな具材が楽しめる。
好きな具剤を選んで注文、麻辣味の冷たいスープに具剤を突っ込んだあと渡してくれる。

このとき私が選んだのは、うずら串、魚肉の練り物など。女子がくれた薄くスライスされたジャガイモやもち巾着もおいしかった!

※鉄串は回収

ちなみに屋台の食べ物の料金は私感覚では安いんだけど、女子は高いと言ってくる。
このレモンティーは一杯15元(300円)だけど、女子が買い渋ってたので、まとめて私が買った。
さらに中国と言えば糖葫芦(タンフールー)。
フルーツ飴の串刺しで短いのも売ってる。
私がこの時買ったのは、いちご飴。

私「日本の屋台のいちご飴は一粒で200円ぐらいだよ」
女子たち驚愕。
しかもいちごは日本より甘い!
過剰包装しないところもいいところだと思っている。
けっこうおなかいっぱいになったけれど、たまたまみかけた小さいザリガニ、ちょっと食べてみたくて試してみた。
とにかく辛いものだから、私は今まで避けてきたのだ。
でも「辛さなしで少しだけ」と言って試しに買ってみた。

そして食べてみたものの
私「エビのほうがおいしい……」
大昔にバリで巨大ロブスター食べたい!とはりきって探して食べたにも関わらず同じ感想出たこと思い出した。※懲りない自分
食べた瞬間の私の顔が味のすべてを物語る。

辛さなしといっても辛い!
でも辛くなければ食べられない味(ちょっと臭い)。
女子の一人が買ってきたエビフライの方がおいしかった。
私「日本にもあるよ! エビフライ!」
女子「天ぷらですね」
私「ちがうよ! 天ぷらはパン粉じゃないじゃん! エビフライはこれと同じでパン粉だし、全卵使うんだよ」
写真ないけど、その時食べたエビフライは、パン粉に香辛料混ざってる感じのものだった。
しかしいちご飴より高いザリガニ、残すのはもったいないので必死に食べた。
そうこうしているうちに、帰りの高鉄が間に合わないとなり、一本時間を遅らせた。
これ毎回思うけど、時間が間に合わないなら、手数料なしで、簡単に列車を変更できるのはすごく便利でいいところ!
徐州はなぜかコスプレの街
実は徐州の中心部、なぜかコスプレイヤーたちの聖地になっている。

初めて徐州に来た時、駐在員さんが私に見せたのはそういったオタクの群れだった。
アニメや漫画好きの私は大興奮!
あっちでもこっちでも、コスプレした若者たちが自由に歩き回っていて、アニメキャラの格好のまま、カフェで食事している。
あの時、そんな若者たちの写真が撮れなかったことが悔やまれる。
何しろ駐在員さん歩くの速くてマイペース。
「あんた松岡修造かよぉ!!!!」と言うぐらい、合宿並みの競歩だった。
でも今思えば楽しかった!
コスプレイヤーたちは特に撮影会してるとかでもなく、本当にそこはアニメキャラたちが生活している一つの街みたいな感じになっているのだ。
鬼滅の蜜璃ちゃんなんかもめっちゃ完成度高くて可愛かった!
ちなみに駐在員さんと行ったラーメン屋も、フィギュアがたくさん飾ってあって、オタクが喜びそうな雰囲気で、コスプレイヤーたちが普通にラーメン食べに来てた。

そういや私の学生もコスプレしてわざわざ徐州行ってたなと思い出した。
私「なんで徐州にコスプレーヤー多いの?」
コスプレ学生「徐州はハブ都市ですから!」
なるほどね。
徐州は歴史や文化が交錯する街。
サブカルに寛容な空気がある。
彼らが集う商業施設以外にも、この日は湖で妖精に扮した美少女の撮影会をやっているのも見かけた。
歴史とサブカルの交錯、それが中国のハブ都市、徐州の魅力かもしれない。

