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毎週ショートショートnote|読書手術

「民明書房」って知ってます?
あれ不思議ですよね。初めて聞く事ばかりですよね。でも私、漫画に出てくるのしか読んだ事なくて。
だから、民明書房をちゃんと読んでみたかったんですよね。
全国の書店や古本屋を回りました。国会図書館にも行きましたよ。でも無いんです。
そこで私気づいたんです。「きっと中国にあるんだ」って。
で、中国行きましたよ。
そしたらあなた。
あったんですよ。民明書房。
日本語に訳したら、こんな感じでした。

『熱く焼けた砂の中に、毎日手刀を打ち続けよ。
一年続けた者は、蠱毒の壺で同様の訓練をせよ。
それを乗り越えた者だけが「読書手」術を得る』

私やりました。2年かけて。
左腕は毒々しい紫色になりました。
でも読書しても何も起こらないんです。
読書手術って、本読んだら即理解できる、とかそういうのだと思ってたわけです。
おかしいな〜と思いつつ民明書房を読み直すと、「読書手」術でなくて「毒手」術だったんです。
毒手術だとわかってたら最初からやらないじゃないですか。痒くても右手でしか痒けないし。
あ。申し遅れました。
私、毒手で暗殺やってる者です。
そういう事で死んでもらいます。

478文字(文字数オーバー…)


民明書房:漫画「魁!男塾」の中に出てくる架空の出版社

毒手:毒素が染み込んだ腕で相手を攻撃する拳法。これも架空

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