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南神↔︎北仏【雪和尚】

沖縄の神社は夏だった。
海沿いの国道を左に曲がって、砂浜に面した鳥居を潜り、そのまま進むとスカイブルーとターコイズブルー。本殿はない。そう思って空と海を眺めていると次第に何かが浮かび上がってくる。本殿は上半分は空の色、下半分は海の色に塗り分けられていた。賽銭箱に硬貨を入れるのが憚られるほどの青。参拝者は大抵、砂浜で拾った貝殻を入れる。本殿の扉を解放すると、その中は雪が降っていた。針葉樹林に覆われている。静謐が広がっている。そこに入っていくとお寺があった。雪が降る日はそれ程冷え込まない。それにしても和尚の袈裟は見るからに寒そうだ。頭の上にふわふわの雪が乗っていたので払い除けた。僕が被っていた『海人』と刺繍されたスカイブルーのキャップを和尚に被せた。和尚はゆっくりと丁寧に手を合わせた。そしてそのまま本堂へ案内された。仏像の臍あたりに青いドアノブが付いていた。和尚がドアを開けると、向こうにはスカイブルーとターコイズブルーが広がっていた。

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