【毎週ショートショートnote】たいてい序盤に
死なない。
このサスペンスドラマ、全然死なない。
この手の話は、たいてい序盤に殺人事件が起こるものなのよ。
もう、一時間くらい経ってるけど死なないのよ。
心なしかフニャ越A一郎の表情も、不安気に見えて来るのよ。
結構痛々しい場面はあるのよ。
書類で指をスーッと切って血が出る、だとか、部屋から出ようとして足の小指をぶつけて悶絶する、だとか。
でもそれじゃ死に至らないのよ。
フニャ越が、聞き込みをしている。
また歩きタバコしながら灰を落としている。
鉛筆をぺろぺろ舐めながら、競馬新聞の余白にメモを取っている。
ズボンの股の部分だけが少し色落ちしている。
なんか、嫌な描写が多いのよ。
どう考えても、何もしていない冤罪犯人を崖に追い詰めている。
いつの間にか浮浪者みたいな老婆がフニャ越の傍らに立っている。
「オマエがこのご婦人に痴漢行為をした。そうだな」
「出来心だったんです…」
なんやねんそれ!
序盤に殺人がないサスペンスドラマは、今後一切観ない!
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中井貴一さんが言ってましたけど、ヤクザ映画でも、歩きタバコはアウトで、拳銃を口に突っ込むのはセーフらしいです。
文芸系はまだ大丈夫かな、と思いまして、アウトっぽいのを沢山ぶっ込んでみました!
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