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subarasikiai
毎週ショートショートnote|半導体大仏
電気ショックを何度も流され、不快感に支配されながら生きている。もう二度と御免だと思うのだが、また今日も電気ショックを喰らった。死んだ、と思う程の強さだが、結局生きている。一瞬、死にちょんと触れる。それは死よりも恐ろしい。恐ろしい、と言う奴等の心理はわからなかったが、今なら痛いほどわかる。俺は電流を流す側だったのだと心からそう思う。
一昔前。部下が俺のせいで三人死んだ。なぜそう言えるのかというと、遺書に直接書いてあったり、証拠を集めたら俺が原因となったりしたからだ。でも、そんなものは単なる逆怨みでしかないと処理した。お金を引っ張って来れない奴はダメだし、死んだりする奴はそもそもダメだと思った。迷惑だ。そう思っていた。
死刑が廃止された代わりに電気ショックを流されるという法律が施行され、俺は座布団の上に座らせられた。
ガラスの向こうの拝観者が、軽い気持ちでボタンを押す。
半導体が通電を許可し、座面から電気が流れ、俺はまた死にかける。
(416文字)
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