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【毎週ショートショートnote】つくし上位互換

私はつくす女。
つくしても、つくしても、まだつくしたい女。
そんなだから男に「重い」と言われる。
でも一生懸命笑顔でこらえるの。
でも結局いつもフラれる。

ひとりになった私は、
地下に潜って働いたわ。
たくさん辛い想いもした。
そして、「つくすだけじゃダメ」と気付いたの。
私は根を張り巡らせることにした。
力を蓄えて、また私は地上に出たの。

地上はやっぱり厳しいわ。
でも太陽があるから笑顔でいられる。
それがつくしスギナ女

「そんな女が一番重い。重いしウザい。」
そんな風に言われたわ。
結局またフラれたの。
でももう、私はつくしスギナ女よ。
そんな事ではへこたれないの。

ーー元カレの家の明かりが灯る。
そのタイミングで私は電話をかけるの。
「今、あなたの家の前にいるわ。」って。
そしてそのままドアノブをガチャガチャして、郵便受けの隙間から「地下茎」をスルスルと伸ばす。
それがカレの足元に触れたとき、私は満たされて胞子を飛ばすの。

私はつくしスギナ女。

(407文字)

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