Photo by
noouchi
【詩】少ない荷物
気づけば
たくさんの荷物を抱えて
歩いていた
ただ安心したくて
失わないように
足りなくならないように
いつの間にか
心まで重たくなっていた
ある日
抱えたものを
ひとつまたひとつと
手放してみた
景色が少しずつ
広くなっていった
風が通り
光が入り
わたしの中に
静けさが戻ってきた
足りないからではなく
大切だから残す
そう決めた日から
軽くなった心は
幸せの居場所を思い出した
光は窓辺に降り
風は見えない祈りを運び
やさしさは人を渡り
ひとつのぬくもりが命を満たす
そんな何気ない奇跡が
わたしを生かしてくれることを
もう知っている
最後に残るのは
本当に大切なものだけだった
少ない荷物で歩く道は
思っていたより豊かで
その軽やかさに
今日の光が
そっと重なった
Less baggage,
more contentment🍃
