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【詩】わたしをうけとる



長い間
扉の前に届けられていた
ひとつの贈り物


開けてしまったら
何かが
変わってしまう気がして


ずっと
見ないふりをしていた



ある日
送り主の名前を
見つけた


ほかの誰かではなく

わたしから
わたしへの


贈り物だった



けれど
受けとりサインを
まだしていなかった



箱の中には
才能でも
成功でも
特別な未来でもなく



ただ

「わたしのままでよかった」


それだけが
そこにあった



長い間
置き去りにしていたわたし




どこか遠くまで
探しに行っていたわたし




でも本当は
どこにも行っていなかった




必要だったのは
何かを足すことでも
別の誰かになることでもなく


ただ
この手で
わたしを受けとること



その先には
何かが
ひらけていく予感がした




扉の前に

今日のわたしを
待っている
贈り物がまたひとつ



何度でも

何度だって

うけとっていい



「おかえり
そのままのわたし」






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