【詩】あこがれは、風のように
風のような人になりたい
どこまでも軽やかに
自由に生きているような
そんな人に
いつも心惹かれていた
でも本当は
風は自由だから吹くのではない
ただ、無理に逆らわないだけ
それがあんなにも
軽やかに見えるのかもしれない
風のような人は
何も飾ろうとしない
ただその人らしく
そこにいるだけなのに
誰かの心に
小さな季節を残していく
気負わない
隠さない
握りしめない
ただ
そのままの風を
静かに通している
その風に触れると
肩の力がほどけていく
深呼吸を、思い出す
わたしも
そんな風でありたい
誰かになるのではなく
わたしらしい風が
今日という景色を
あなたの心の中を
やさしく通り抜けていくように
それだけで、いい
