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44歳ワーママ、短期離職からの再挑戦②

前回までのあらすじ

今回のお話は、下記投稿の続きです。
前回までのあらすじが気になる方は、ぜひご覧ください。

短期離職を繰り返したくない!

人生最後のフルタイム転職にするつもりで転職を決めた会社に入社して1ヵ月、突然のクビ宣告をされ、思わぬ短期離職となり、また転職活動をすることに。
「短期離職を繰り返すと詰む」という情報に恐怖を覚えながら、短期離職を繰り返さないためにはどうしたらいいか?を考えた。

そして、次の転職に向けて、まず「失敗の原因」と「改善策」を整理することにした。

(1)今回の失敗の原因は何だったのか?

(2)失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいか?

(3)12年勤めた会社を退職した理由は何だったのか?

(4)次の転職で手に入れたいことは何か?


(1)今回の失敗の原因は何だったのか?(前回からの続き)

前回の投稿記事にて、「入社前」と「入社後」でのギャップを書いたのだが、さらに、あと3つ「入社前に、もっと確認しておけばよかった!」と思うことがある。

私が、入社後に気付いた「確認しておけばよかった点」は以下の通り。


入社前に確認しておけばよかったこと①

入社後に、最も近くで一緒に仕事をするのは誰か?
その人との相性は?

入社前、というか、選考時に、転職エージェントに「入社後に、私に仕事を教えてくださるのは、どなたになりますか?」を聞くと、エージェントからは「女性取締役の方です。」と回答があった。

心の中で「おおお、取締役の方から仕事を教えてもらうなんて、本当に経営者の近くで働けるんだな。緊張するけど、頑張り次第では、自分への評価を高めることができるかも!」と淡い期待を持ってしまった。

しかしながら、ふと追加の質問が湧いたので、転職エージェントに質問した。「もし、私が急なお休みをいただくことになった時、私の業務をフォローしてくださるのは、どなたでしょうか?」

私の都合で業務に穴を空けるにはいかないので、念のために質問したところ、転職エージェント経由で返ってきた返答は「取締役がフォローします。」ということだった。ビビったけど、フォローしてくれるということなら、「申し訳ないが、そのお言葉に甘えよう。」と思った。選考段階から、取締役自身も子育てをしながら仕事をしてきたのため、「子育てには理解がある」と何度もお話をいただいていたので、取締役がフォローしてくれるという点に感動と心強ささえ感じた。

この会社が私に声をかけてくれた求人ポジションは、「将来的にコーポレート業務の中核を担う人材」で、現在は、50代の女性取締役がコーポレート業務をほぼすべて担当しているが、あと5年で後任人材にその業務を引き継ぎ、自分は引退したいため、将来的に後任人材として会社を引っ張っていってくれる人材を求めているという説明を受けた。

私は、「なるほど。私が入社後に一番近くで長い時間を一緒に過ごすことになるのは、女性取締役の方になるのだな。」と理解し、選考の過程では「私と女性取締役は、相性が合いそうか?」という視点で、一緒に働く人との相性を考えていた。

女性取締役は、「オカン」的な雰囲気で、社内外関わらず、だれとでもフランクに話せて仲良くなっちゃうような人。挨拶はにっこり笑顔で、会話はざっくばらんで、面接で緊張しているこちらの緊張を解きほぐしてくれるような人。
「女性が元気に活躍している会社にしたい!」をモットーに、バイタリティー溢れていて、時にはアホっぽいボケ役となり、オフィスの雰囲気を明るくしてくれる人だなーっと感じていたため、「私と女性取締役の相性は悪くないかも。むしろ、こんなフランクな取締役の方の近くで毎日仕事できるのは、なかなかできない経験で面白いんじゃない?!」と超ポジティブに考えた。

そして、入社後「一番近くで長い時間を一緒に過ごすことになる人」「オカン(女性取締役)ではなかった。。。」

それは、なかなか痛い見極めミスとなった。

私が入社したあと、オフィスに女性取締役が出社するのは、週2~3日程度だった。当然、毎日の業務を直接教えてもらえる時間も少なく、1週間に合計1~2時間あれば多いくらいだった。

では、誰から業務を教えてもらうのか?

それは、「隣のデスクに座っている1年先輩の事務員の女性」からだった。
選考段階では、ほぼ一度も会話したことがなく、お人柄も不明な人だったが、入社してしまったからには、その先輩女性とうまくやっていくしかない。

選考段階で、私からその先輩女性に話しかけたことがあったが、「ウフフ」と微笑むのみで、あまり会話はできなかった。

ただ、転職エージェントから「あなた(著者)と先輩女性との相性が良さそうなので、この求人をあなたに紹介しました。」と言われていたので、「転職のプロがそう言うならきっと大丈夫だろう。」と深く考えず、またしても超ポジティブに考えた。

本来ならば、転職エージェントの言葉を鵜呑みにせず、きちんと自分で先輩女性の方と価値観や業務について話をするべきだった。

入社して、その先輩女性から聞いた話だが、私の入社した求人ポジションでの候補者とは「あまり会話しないように。余計なことは言わないように」と、先輩女性は、転職エージェントから言われていたそうだ。
だから、先輩女性は、私から話しかけられた時も微笑むのみだったとのこと。

入社後、私の隣のデスクで仕事をしていた先輩女性は、女性取締役から遠隔で指示を受けて、オフィスにいる私に業務を教えてくれているようで、女性取締役からの伝言や業務指示などは、先輩女性を通して教えてもらうことが多かった。

女性取締役がオフィスに出社しない時は、女性取締役と先輩女性の間での個別チャットで業務についての報連相が進み、必要に応じて、先輩女性が私に情報共有してくれる流れだった。

その時に共有される情報は断片的なことも多く、タイミングによっては、女性取締役から直接聞く内容とのズレもあり、会社や業務の全体像がなかなか掴めなかった。

入社して3週間、私がかかわる業務について、女性取締役と先輩女性の人の2人のみでやり取りがされて、私に共有されないことも多かったため、指示系統の曖昧さも気になるようになった。

・私は誰に報連相したらいいの?
・内容によって報連相する相手が異なるなら、その内容の線引き目安は?

先輩女性の人に相談したところ、「私(先輩女性)は、女性取締役から指示されたことだけをあなた(著者)に伝えているし、やってもらっている。私(先輩女性)は自分の業務だけで手一杯だから、あなた(著者)をフォローする余裕はないです。」との回答。

このままでは、この会社で、「自分が向かうべき方向」が分からない…

迷った私は、この会社への入社まで&入社後もサポートしてくれていた転職エージェントに思い切って相談してみた。
「今後、より深く会社の業務に関わっていく前に、会社で自分が関わる業務や人事労務のルールについての理解があいまいな点があるため、会社側の方針と自分の認識をそろえておきたい。」と。

すると、転職エージェントは、「三者面談」することを提案し、女性取締役とも連絡を取って、面談の調整をしてくれた。
面談参加者は、転職エージェント担当者、女性取締役、そして私。

転職エージェントからは「誰も傷つかないよう、うまく(三者面談を)進めます」と言ってくれて、私の不安は少しだけ軽くなった。

転職エージェントからの提案で実施された「誰も傷つかない三者面談」は、
鬼の形相の女性取締役
・何も言えずに小さくなっている転職エージェント
・吊し上げの刑を受ける受刑者のような私
の三者での面談となった。

面談では、私からの
・私は誰に報連相したらいいの?
・内容によって報連相する相手が異なるなら、その内容の線引き目安は?
という相談について、

女性取締役からは「指示系統は私です。
会社の全責任を負うのは取締役だって、何度も言っているのに分からないのですか?すべて私に報連相してください。」と強い口調でお𠮟りを受けた。

女性取締役は、週2~3日しかオフィスに来ないけど、それ以外はチャットで個別にやり取りするしかないということで、それに従おうと思った。

私は、女性取締役に対し「些細なことまで取締役の手を煩わせるのは申し訳ない気がしますが、(女性取締役が)そう仰ってくださるなら、些細なことも直接、報連相させていただきます。」と伝えた。

ちなみに「些細なこと」は、例えばどんなことか?具体例をいくつか挙げると、
・定規1本、会社備品として買っていいですか?
・再起動しても社用PC用が立ち上がらない。
・月次でのシステム勤怠申請などありますか? など。

私がこれまで経験してきた会社では、どれも「まずは同じ部署の人に聞いてみて、必要であれば担当部署に相談したり、社内申請を上げる」ことが多かったため、このような些細なことを、「オフィスに週2~3日しか来ない取締役に直接聞く」という発想にはならなかった。

色んな会社があるんですね。勉強になりました。

三者面談は、何とも言えない雰囲気で、かつ、時間切れで強制終了となってしまい、「誰も傷つかない面談」とは程遠い面談で終了した。

この時点での私が思ったことは下記2つ。
「女性取締役と先輩女性、このふたりと上手くやっていくしかない」
「入社前に、このふたりとの相性をきちんと見極めるべきだった。」

入社前に、一緒に働く人との相性を見極めるって、至難の業だけど、できる限り見極める努力をしておかないと、失敗した時のダメージは何倍にもなるってことを痛すぎるほど痛感した。

ちなみに、この三者面談のあと、転職エージェントから私への連絡は一切なく、関係性は自然消滅した。やはり「ただより怖いものはない」ということだ。もっともっと、自分で主体的に一緒に働く人との相性を確認しておくべきだった。


入社前に確認しておけばよかったこと②

下記【A】~【C】の内容に矛盾や抜け漏れがないか?

【A】求人票の内容
  (↑転職エージェントからの求人紹介文面に書いてある待遇情報含む)

【B】選考時に会社や転職エージェントから説明された内容
  
(↑口頭で説明された内容は、少なくとも日時と一緒にメモで残しておいた方がいい。重要な内容は、必ずメールなどの書面に残した方がよい。)

【C】内定通知書

私の場合、トントン拍子に内定が決まった。

転職エージェントからも「内定をが出たら数日以内に受諾してくださいね」的な圧を受けていたため、内定通知書を受け取った際、【A】と【B】の内容を読み返すことなく、「内定通知書に記載されていることに特に違和感がなければ、大丈夫でしょう~。年収も希望額のまま記載してくれてるし、大丈夫でしょう~。」と、さらっと確認して内定を受諾した。

入社後に、会社と従業員の間で、「労働条件通知書 兼 雇用契約書」を結ぶことになるが、基本的には「内定通知書」の内容をもとに「労働条件通知書 兼 雇用契約書」が作成されるため、「内定通知書」の内容に矛盾や抜け漏れがあれば、この時点で確認しておくことをオススメする。

この時点で確認していなかったため、入社後に後悔した具体例は下記の通り。

<具体的に…その1>
求人票には、「住宅手当あり」と記載があったが内定通知書にも雇用契約書にもその記載はなく、入社後に支給されることもなかった。

住宅手当の有無で入社有無を判断することはなかったと思うが、求人票の記載誤りだったのか?会社の規定が変わったのか?今となっては本当のところは分からないが、もっと細かく確認しておけばよかった。

<具体的に…その2>
内定通知書に「残業が発生した時の支払い方法についての記載」がなかった。

前回の記事で書いたのだが、「求人票」や「選考段階での会社および転職エージェントからの説明」では、「残業がないため、残業が発生した際の残業代計算方法もありません」と説明を受けていた。

冷静に考えると、コンプライアンス違反だし、違和感しかないのだが、「人を大切にする会社」っていうことだし「創業50年」だし、転職エージェントは企業経営の伴走サービスも兼務している「銀行系の転職エージェント」だし嘘をついているわけない」と、これまた、お花畑の頭で「きっと大丈夫。本当に残業がないのね。」と真に受けてしまった。

私は人事労務の専門家ではないため、シロウト的な個人の意見になるが、
残業が発生しない会社やポジションでも、内定通知書や雇用契約書には
「残業が発生した場合の残業代計算について
(〇分単位で計算し支給、または固定残業手当として月〇時間分を支給)明記してもらう」ことをオススメする。

<具体的に…その3>
「リモート勤務」と「時短勤務」について、選考時に会社から内諾をもらっていたが、内定通知書や雇用契約書に明記してもらっていなかったため、入社後に「リモート勤務」の相談さえできなかった。

これも前回の記事で書いているが、特に「リモート勤務」は私の転職条件で大切な条件だった。選考段階では、会社側から「リモート勤務や時短勤務など会社の制度をうまく活用してください」と口頭で、しかも転職エージェント経由で聞いたのだが、入社後に会社から言われたのは、「フル出社で勤務できる人を求めている。リモート勤務したいという要望は、会社の方針と合わない。」という内容。

今思えば、内定通知書や雇用契約書にリモート勤務や時短勤務の利用可否を明記してもらえばよかった。利用不可なら入社に至らなかった気がする。

口頭での確認は、あくまでも信頼関係があって成立するもの。信頼関係が崩壊した関係性では、口頭で確認した内容は成立しなくなることがあることを痛感した。


入社前に確認しておけばよかったこと③

「転職前の現状分析」と「転職して実現したいこと」を書き出して整理しておけばよかった。

具体的には、下記【a】~【d】について
「転職前」と「転職先」でどう変わるか?
優先順位と、それぞれどこまで妥協できるか?
を具体的に書き出しておけばよかった。
(みなさん、転職活動前にされていると思いますが…)

【a】年収
【b】勤務地
【c】ワークライフバランス
【d】職種・仕事内容

私は、上記を頭の中だけで考えて判断してしまい、結果的に転職軸も優先順位もブレてしまったし、ブレた前提のまま判断して転職先を決めた。

後悔している点は色々あるが、その中で大きな失敗は、
「(本来の)年収」を正確に把握しておらず、希望年収を低く設定していたこと。

私は、転職前の会社では、時短勤務で、実働6h/日(30h/週)のフルタイム正社員として働いていたため、毎月の給与から一定額が減給されていた。

源泉徴収票に記載される年間支給額や、住民税の計算表などに記載される年間支給額は、本来の年収から時短勤務分の一定額が引かれた金額だったのだが、私は、「源泉徴収票や住民税の計算表に記載されている減額後の年収=転職時の希望年収」として、転職活動をしてしまった。

転職後も時短勤務をする前提ならそれでよいのだが、今回の転職では、実働7h/日(35h/週)のフルタイム正社員。
実働6h/日(30h/週)から7h/日(35h/週)へと、勤務時間が長くなってしまうため、現職よりも高い年収を希望しなければ、年収ダウンになってしまうのに、「現在の収入を維持できればよい。」と、深く考えずに希望年収を設定してしまった。

反省点としては、
・毎月の給与明細の各項目の金額をきちんと見ておく。

 (みなさん、当然されていると思いますが、長年の惰性で私は怠ってしまいました。。。)
・時短勤務などで、本来の年収から一定額が控除されている場合、
 控除前の「本来の年収」を把握したうえで希望年収を決める。


今思うと、本当に失敗ばかりの転職活動でした。そんな転職活動で成功するわけがない。本当に、40代で情けない。自分の甘さを反省しています。

次回は、(2)失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいか?
について書く予定です。

ここまでお読み下さり誠にありがとうございます!

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