【映画感想】未来
今日もお疲れ様です、ななしです。
先日公開された湊かなえさん原作の
映画「未来」を見てきました。
もともと湊かなえさんが好きで
予告が面白そうだったので公開を
楽しみにしていました。原作は未履修。
一言でいうと
全然面白くなかった。です。
というのも私の理解力が悪すぎて
内容があまりわからなかったのです。
時系列や場所がコロコロと移動するので
いま誰の、いつの話をしているのかが
理解できずに物語が進んでいった感じ。
大まかなストーリーとして
少女のもとに二十年後の自分から
手紙が届いて、その真相が少しずつ
明らかになる……というものでした。
その真相は大きくピックアップして
くれていたのでわかりました。
手紙を出していたのは未来からの
自分ではなく、自分と母親をずっと
気にかけてくれていた小学校の頃の
学校の女性教師でした。
なぜ手紙を送るようになったかは
病気で亡くなった父親から頼まれた
という経緯でした。
その先生も父親はおらず母親は
派手な生活を送る人間性。育ての祖母
だけが頼りでしたが病気によって他界。
過去に騙されてAVまがいの
カラオケ映像に出演させられたりと
苦労の絶えない人生を送りながら
少女とその母親に寄り添ってくれました。
ストーリーは結局最後まで
よくわかりませんでした。
この後、解説考察を読み漁ろうと思います。
物語以外で映像を通して思ったことは
女性の苦しみや嫌な部分がとても詳細に
描写されているなということでした。
たとえば学生時代。
人より先に生理がきた少女をクラス中で
いじめるシーンがあります。
教壇に使用済のナプキンが晒されていて
委員長である少女が片付けます。
見ていて大変胸糞悪いシーンでした。
その後もしばらく生理によって体臭が
気になるという描写が続くのですが
いじめている奴らに心底イラつきました。
生理なんて大人になればみんななります。
女として生まれた人間は誰でも。
そんなみんなが経験することを
いじめのネタにするなんて酷すぎます。
私も学生時代、何度もいじめにあってきた
ことがあるので見ていて辛かったです。
いじめのきっかけなんて些細なものです。
厄介なのは一度始まると周りに連鎖して
エスカレートしていくこと、そして
それが他の人にも続くということ。
いつの時代にも問題になることです。
他にも女性が体を売るシーンや少年が
接待させられるシーンも多々ありました。
性の消費をされている人々を見ると
なぜこんなにも胸糞悪いのでしょうか。
自らの意思で体を売っているのであれば
自己責任といえますが大体が親の指示
であったり大人からの命令です。
その後ろでは必ず金や権力が働いている。
いろんなドラマを見るようになったので
そういった設定のあるあるは嫌でも
理解できました。消費される側というのは
いつだって弱い、逆らいたくても逆らえない
理由がある。他にも親がろくでもないせいで
子供が苦労をするシーンもありました。
映画を通して社会的な弱者の心情が
強く色濃く表現されている印象でした。
だからこそ見た後は何とも言えない暗い
気持ちになってしまいます。
湊かなえさんの作品は、どれもそういった
どこかほの暗いイメージがあるので今回も
覚悟はしていましたが想像以上でした。
個人的に驚いたのが藤本さんという
若手の役者さんが出演されていることを
知らなかったので大画面で見られて
嬉しかったです。自分の好きなBL作品の
主演をされていた俳優さんなのですが
とても演技がお上手だと痛感しました。
高校生という役柄なので顔や髪形は
あまり変わらないはずなのにキャラクターが
まったく違うのでしばらく藤本さんだと
確証が持てませんでした。
大きな見た目の違いがなくても演技によって
こうも受ける印象が変わるものかと
感心しました。素敵な演技でした。
私も女という生き物なのでいろんな部分で
共感することが多く辛かったです。
人間の生々しい嫌な部分が描写されていて
「ああ、人間ってそんな綺麗なものじゃないし
人生ってそんな上手くいかないよな」と
考えさせられました。
それでも生まれながらの環境は大きく
人生に関わってくるなと思いました。
まっとうにいままで育ててくれた両親には
感謝しかありません。
あと今回も客がうるさくてイライラしました。
全開のサカモトデイズほど常にうるさい
わけではありませんでしたが、定期的に
話し声が聞こえてきてうるさかったです。
今回もババアでした。あの年代のババアは
映画のマナーがなっていないのか?
エンドロールでは普通に会話していて
マジで気分悪かったです。
とても難しい映画でした。
