泡沫のアルゴリズム─第1章─
僕は君と一緒にいれたこと
あの時 たしかに 君がいたこと
決して忘れない
娘(2歳)「 パパ抱っこ 」
僕「 いこうか ママが呼んでる 」
──────────────
2025年 1月─
僕は 東京で一人暮らしをしている大学4年生
工学科に通う彼女なしの、いたって地味な男だ
世間では、いわゆる非モテ男子..と呼ばれる
タイプかな
だけど女子に興味がないという訳ではなく
コンプレックスも特に感じていない
「 ..ロボット工学?兄ちゃんまた
小難しい本読んでんな 」
いつも通っているラーメン屋の大将が
話しかけてくる
僕 「 ラーメン美味しかったです
また来ます! ご馳走さまでした 」
僕は店を出て駅の方向へ歩きだした
その時
ラーメン屋とその隣のビルの間の狭い路地に
目を閉じたまま座りこんでいる少女がいた
歳は15歳くらいだろうか
僕 「 あの、大丈夫ですか 」
息はしている 眠っているようだ
僕に気づいた少女は
少女「 なにか食べ物をください 」
僕は上着のポケットの中の〝ぷっちょ〞というキャンティガムを少女に差し出した
僕「 これしかなくて 」
少女はお礼を言うと、ぷっちょを口に入れた
きっと家出少女かなにかだろうと
僕は少女に困ったら交番に行くように伝えて
その場をあとにした
って.. ん?
立ち止まり振り向くと真後ろに少女がいる
僕がまた歩きだす..彼女もまた歩きだす
立ち止まると彼女も立ち止まる
車のアイサイト機能か!って..
明らかについてきてる!!
僕「 あの.. なにか? 」
少女 「 あなたの家に泊めて頂けますか 」
僕 「 そうしてあげたいけど
未成年の子を泊めると僕が誘拐で
捕まっちゃうの ごめんよ 」
少女「 それなら問題ないです!」
僕 「 は?」
少女「 私はロボットです
従って法律には違反しません 」
きっと頭がおかしくなるほど辛い出来事が
少女にあったのだろうと僕は彼女を無視して足早に立ち去ろうとした
すると彼女が突然、
少女「 これが私の起動スイッチです!」
着ていたニットを脱ぎだした
背中には確かにスイッチみたいな物が見える
僕「 わーーーーーーーーっっ!!!💦
わ、わかったから!!
わかったから服! 服着て!!」
そういえば
燃料にぷっちょを使用したロケットを飛ばす
実験を行った大学の記事を読んだ事がある
この娘はぷっちょで..食べ物を燃料にして
動いてるのか?
まだ半信半疑だが
こんなに本物の人間そっくりのロボットが
存在するものなのか?!
少女「 私の名前は衣織(いおり)です
よろしくお願いします!」
僕 「 えーと、僕の名前は凌空(りく)です..
って..ええーっ?! 」
彼女はニコッと微笑んだ─
to be continued─
★あとがき☆
こんにちは! たまです♡🐈️
いつも読んでくださりありがとうございます
桜の咲く季節になると1日の寒暖差が激しくなりますね。1枚暖かい上着を持って出掛けるとよいかもしれません🌸
明日も素敵な1日をお過ごしくださいませ🥰
