ZINEフェス東京(@産業貿易センター浅草台東館)への初参加レポート
2026年7月11日、「ZINEフェス東京」に参加してきました!(買って下さった方、無料のペーパーも持っていってくれた方、足を止めてくれた方、ありがとうございます!) ZINEを作ってから、友人主催のZINEイベントには出たことがありますが、それを除けば、ZINE関連のイベントに出るのは初めてです。
というか、「『友人主催のZINEイベント』に出るためにZINEを作った」みたいなところがあるので、正直なところ、それ以外にZINEイベントに出るとは思っていませんでした。で、色々あって吉祥寺の古本屋「百年」さんに置いていただけ、さらにそこでちょっとビックリするぐらい売ってくれているのですが、それを私のZINEを作ってくれた友人に話したら、「ZINEのイベント出てみたら?」と言われたので、それで真剣に考えてみる気になったという感じです。
そんな話をしたのが5月ぐらいだったかな。で、調べてみたら7月11日というかなり近いタイミングでの開催が決まっていたので、「これは行くしかないか!」という感じになったというわけです。
さて、こういうイベント自体に参加するのが初なので、どんな準備が必要なのかよく分かりませんでしたが、とりあえず「ポスター」と「無料の配布物」は作ろうと思いました。ただ私はデザイン的なことが全然できません。ZINEを作ってくれた友人に頼もうかなとも思ったんですけど、ふと、「生成AIに頼んでみるか」と思いつきます。で、いくつか試してみたのですが、ChatGTPが一番良いものを出してきてくれたので、それを微調整して使うことにしました。

ただこの微調整が大変で。私の指示が悪いのか、「編集できる形で出力する」のが出来なかったので、すべて画像での出力だったのですが、文字1つ修正するにも全部出力し直さなきゃいけません。さらに、やはり漢字は苦手なのか、「絶対こんな漢字ないだろ」みたいな図形になってたりして、これは結局直せなかったので力技で無理やりどうにかしました。

というわけで、まあ私のスキル不足ってだけでしょうが、「まだまだ生成AIだけでどうにかするってのは難しいな」という感じです。
さて、まあそんな話はどうでもいいんですけど、とりあえず「ポスター」と「無料の配布物」が用意できたら、ZINEフェスの準備の8割ぐらいは終わったという感じでしょうか。
それで難しかったのは、「何冊持っていくか?」でした。出展したことがないので、「どれぐらい売れるものなのか?」がさっぱりイメージできなかったのです。まあ最終的には、「そんなに売れないだろうけど、でも『もっと持ってきておけば良かった』となるのも嫌だな」ということで、50冊にしました。しかし、50冊は重かったなぁ。

さて当日。私は10:00集合組だったので(9:30集合とか10:45集合とか色々あり、運営側から指定されます)、9:45ぐらいに着いたのですが、その時点で会場の設営が半分ぐらい終わっていました。9:30集合組がやってくれたみたいです。そして10:00集合組が残りの設営(机と椅子を並べる)を担当します。でもそれも、10:30ぐらいには終わったかな。で、それから自分のブースの設営を始めますが、それも11:00ぐらいに終わりました。というわけで、開場の12:00までは、同じフロアの出展者をざっくり眺めたりして時間を過ごします。


あと、基本的には1つの机を2組で使うのですが、私と同じ机だったのがよく喋るおばさまたちで、開場まで結構色々話をしました。「初めての参加なんです~」「僕も初めてですよ」なんてところから、「何冊刷ればいいか難しいですよね」「1冊1冊袋に入れた方が良かったなぁ」とかなんとか色々話をします。
また彼女たちに「ディスプレイを見て何かアドバイスがあったら教えて」とも言われました。私はこういう時は割と臆せず思ったことを言っちゃうタイプなんで、「値段は、通り過ぎる人が横目で見ても分かるぐらい大きく書いた方がいいんじゃない?」とか「この本、このままだとどんな本なのか分からないんで、POP的なのはあった方がいいと思います」とかあーだこーだ偉そうに言っておきました。
また、もう一方のお隣さんは、開場のちょっと前ぐらいに「よろしくお願いします」と挨拶に来てくれたりして(こちらは、イベントへの出展経験の豊富な常連さんだったよう)、良い感じに始められました。私は割とコミュ力が高い方ではあるんですが、ただそれは「『話すこと(話しかけること)』が前提となってる状況」で発揮されるもので、「話した方がいいけど話さなくてもいい」みたいな状況だと、「話さない方がむしろ正解かもしれないよなぁ」とか思ってグイグイ行けません。なので、両隣の人が良い感じに絡んでくれてありがたかったなと思います。
あと、11:30頃から「出展者受付」が始まりました。そう、集合の時点では「今日の参加者です」みたいなやり取りはありません。開場の30分ぐらい前の時点で受付があり、しかも「運営の人に自分のブース番号を伝える」だけでした(申し込みの時点で「オーダー番号」が発行されるので、その確認をするのかと思ってたのだけど、そういうことはありませんでした)。まあ、「何か問題があった場合のみオーダー番号を確認する」みたいなやり方にしてるんだろうけど、結構緩いなという感じです。
でその印象は、良くも悪くも運営全体に対しても感じました。設営時も解散時もあまり指示はなく、「最低限守ってほしいことだけは伝えるんで、後はよしなに」みたいなスタンスなのかなと思います。初参加だったので「今どうしたらいいんだ?」みたいに戸惑うことは無きにしもあらずでしたが、まあこれぐらい自主性に任せられている方がやりやすい面もあるし、全体的には良いのかなと感じました。
というわけでそんな感じで開場の時間を迎えます。直前にトイレに行ったら、入口で来場者が列を作ってて凄いなと思いました。ずっと晴れてたのも良かったんでしょうが、12時から17時まで全体的にお客さんは多くて、しかも浅草という土地柄でしょう、外国人の来場者も結構いて、凄く人気のイベントだなという感じです。商業出版の世界はかなり今厳しい状況に置かれているはずですが、それと反比例するようにこういう同人の世界は活況を呈している感じがしました。
それで、先程の「話さない方がむしろ正解かもしれないよなぁ」という話を再びすると、私は今回基本スタンスとして「ブースの前で足を止めてくれる人と積極的に目を合わせたり話しかけたりしない」というスタンスを貫くことにしました。というのも私自身がこういう時に、あまり話しかけられたくないなと思うからです。いや、「ZINEフェスみたいなイベントでは、作り手とのやり取りこそが醍醐味だ」みたいな話は分かるし、そういう感覚の人が多いのかもしれないなと思ったりもします(それに私も、別に話そうと思えば全然話せるタイプで、話しかけられて困るわけではありません)。ただ一方で、私がお客さんだったら、「買わなきゃいけないプレッシャーを感じる」とか「売り手の人を拘束することで、他の人と話す時間を奪うのは悪いな」みたいなことをどうしても感じてしまうのです。
というわけで今回は、自分のスタンスを中途半端にしないためにも、「目を合わせないし、話しかけない」というのを徹底することにしました。より具体的には、「ロン・ミュエク展のカタログを読む」「東大の学園祭でもらったペンシルパズル集を解く」というのを基本にして、見本を手に取ってくれたり配布物を持っていってくれる人がいたらなんとなく会釈だけする、という感じです。まあこれが良かったのかどうなのか分かりませんが、売れたのは6冊でした。もう少し売れてくれたら良かったなと思いますが、まあこんなもんでしょうか。
ちなみに、「目を合わせないし、話しかけない」というスタンスにしたのには、私が売っているZINE『ルシルナ 友情とか恋愛とかの話』の内容にもちょっと関係します。私はこのZINEの中で「友情やら恋愛やらの繊細な人間関係」についてあれこれ書いているつもりで、だから「このZINEの売り手である私も『そういう繊細なことを考えている人間ですよ』という見え方の方がいいよなぁ」と思っていたなんて側面もあるわけです。私が「ペラペラ喋りまくるスタイル」を取っていたら、もしかしたらZINEはもう少し売れたかもしれませんが、読んだ人が「売り手の印象と書いている内容がなんか違う」みたいに感じたかもしれません。そういう整合性の無さみたいなものが生まれてしまう可能性を排除したくて、それで「積極的なアプローチをしなかった」という理由もあったりします。
まあでもホント、この点は検討の余地がメチャクチャあるだろうなぁ。もし当日私のブースを目にした方(買ってくれたかどうかは関係なく)で、この記事を読んでくれている方がいれば、「どんな風に見えていたのか」を率直に教えてもらえると嬉しいです。
というわけで、17時で終了となります。出展者の中には16:45ぐらいから店じまいを始める人もいました。恐らく何度も参加している人で、「帰りは混むから、閉場と同時ぐらいに出たい」みたいに考えていたのかなと思います。実際、閉場後に運営の方から、「今日は他の階でもイベントが行われているので、とにかくエレベーターが捕まりません」「エレベーターは4機の内2機を使用不可とします(恐らく一般の利用者の利便性を損なわないためでしょう)」「荷物が少ない方は階段を使って下さい」と案内がありました。
また、大体の出展者は「朝の設営(1人参加の場合)」か「開場中の案内役(2人以上の参加の場合)」だったと思うのですが、恐らく「朝早く来られない1人参加の出展者」もいるのでしょう、そういう人は「閉場後の片付け」をメインで手伝うことになっていたみたいです。それ以外の参加者は、自分が使った机と椅子をラックに戻せば帰ってOKのようでしたが(その辺りもあまり指示がなかったので、そうだろうと判断しました)、「閉場後の片付け」の方はラックのところにいて収納をサポートする役割をしていました。
まあそんなわけで、私は同じ机を共有していたお隣さんと一緒に机・椅子を片付け、さっさと帰りました。私は17時ギリギリまで自分のブースの片付けをしませんでしたが、それでも17:15より前には会場を出れたように思います。エレベーターはやはりメチャクチャ混んでましたが、私は階段で下りました。エレベーターで下りようとしたら、よほどタイミングがよくないとかなり待ちそうな感じです。
というわけで、ZINEフェス東京初参加レポートでした。冒頭でも書きましたが、私のZINEは吉祥寺の古本屋「百年」さんに置いてもらってまして、同店のオンラインストアでも買えますので、気になる方はお買い上げいただけると嬉しいです。
