笛吹・芦川で農業体験と里の恵みを食べる (1) 202605
はじめに
前日は熱海の海沿いに行きましたが、今度向かうのは山の方面、山梨県。
前の日の友とまた一緒です。がらりと場所を変えて落ち合うのってちょっと不思議で、謎の照れくささがありますね。
連絡ツールなし
この日は、大失敗をしてしまいました。スマホを家に忘れてしまったんです。気づいたのはすでに電車に乗った後だったので、に戻る時間はありません。
一日スマホなしで過ごすのかあ。写真が撮れない上に、集合場所まで地図アプリなしで行けるかどうか、とっても不安!無事にたどり着けますように!
ということで、今回の画像はほぼ友に撮ってもらったものになります。
新宿ワカラナイ
今回の日帰り旅の参加者は12名。新宿駅で集合して貸切バスで笛吹市に向かう予定ですが、正直、新宿駅は巨大すぎてよくわかりません。駅の地下道はいつもどこかしらで工事をしていて、通るたびに変わっている気がします。スマホがないため、迷ったらどうすればいいのかと気が気ではありませんでしたが、集合場所は先日工学院大学に行ったルート上にあったので、何とかたどりつけました。ほっとひと安心。
なぜ工学院大学に行ったかというと、温泉名人になるための講習を受けたからです。いつか機会があったら、その話もしようと思います。
受付を済ませた人たちはその場で待機。
明らかにわかりにくい場所で、友はまだ来ていません。私に連絡をくれているような気がしますが、スマホがないから確認もできません。友よ、ごめんなさい!
やってきたあとで聞いたら、やはり迷ってぐるぐるさまよっていたそうです。
その他の人も遅れ気味でしたが、何とか全員集合場所にたどり着きました。
新宿に詳しくない人もいるので、待ち合わせ場所はわかりやすいところがいいですね。代々木とか目黒とか、新宿より人が少ない駅でもよさそうです。
みんなから離れません
バスは首都高速・中央自動車道を通っていきます。
朝早い集合だったので起きたのは5時。無事にみんなと合流できて安心したら、バスが走り出したとたんに猛烈な眠気がやってきました。
気がついたら談合坂サービスエリアに到着。休憩タイムとなって寝ぼけながら降りましたが、スマホも腕時計も持っていないので時間がわかりません。
ひとりだけSAに置いて行かれないように、早めにバスに戻って出発時間を待つことに。
文明の利器がないとこんなに不便なんですね。この日はみんなから離れずに、カルガモのヒナのようにあとをついていくことにしました。
笛吹市芦川町

新宿から2時間ほどで、この日の目的地、笛吹市芦川町に到着しました。山と渓流に囲まれた自然いっぱいの環境。甲府盆地と河口湖の中間に位置する人口300人ほどの小さな山里です。
甲府盆地の夏は暑いですが、ここは標高約1000m。軽井沢や車山高原と同じくらいの高さにあるため、平地よりも気温が低く、避暑地として夏でも過ごしやすい場所です。
レッツ農作業
バスを降りると、さわやかな山の空気につつまれました。天気もよく気持ちのいい日です。
今回は農作業体験がメインの旅なので、さっそく畑にやってきました。参加者の皆さんは、農作業には興味があるけれど初心者ですという人ばかりで安心します。私も普段からほとんど土に触れる機会がありません。
そういえば去年、青森の畑でニンニクの苗を植えたことがありますが、予想外に全身の力がいる重労働でした。今回もくたくたになるのかなあとちょっとひるみます。

夏野菜の畑
畑に着くと、教えてくれる地元の人や移住して農業を営んでいる方たちが、苗や道具を準備して待っていてくれました。軍手をはめて、教えてもらいながらクワで土を耕し、トマト、ナス、キュウリ、スイカ、サツマイモといった夏野菜の苗植えをしていきます。
自分が好きな野菜ばかり!一気にやる気になります。

マルチシートの穴
耕した場所の隣にはすでに黒いビニール(マルチシート)がかかっており、丸い穴が開いている場所に種や苗を植えていきます。
等間隔に穴があいているので、はじめから穴あきシートなのかと思ったら、地元の人が「ここ穴がないね」と言い、手に持っていたギザギザに切った空き缶をビニールにブスッとさしました。それを引き抜いたら、一瞬で穴のできあがり。
自分たちであけた穴だったんですね。そんなことも知らない農作業ビギナー。ちなみにマルチ・ビニール穴あけ器なる製品も数千円で市販されているようですが、ここで使っているものは缶代しかかかっていません。

トマトとローズマリー
真ん中のラインに野菜を植え、次にその両側のラインに野菜と相性の良いコンパニオンプランツを植えていきます。バジルや大葉、シソといったコンパニオンプランツは病害虫を遠ざけてくれるので、守ってもらった野菜の苗はすくすく成長し、たくさん収穫できます。私はトマトの苗を植えたそばにローズマリーの種をまきました。おいしい実ときれいな花が咲きますように。
それから、農業移住した人が今年から試してみるという作業を手伝いました。この辺りにはカブトムシがたくさん生息しているので、彼らのフンを畑の肥料にしてみるというのです。
カブトムシのフンは無臭で扱いやすく、微生物や養分が豊富に含まれるため、有機肥料として畑の土壌改良や野菜の生育促進に使えるんだそう。
カブトムシの幼虫が朽ちた木を食べて粉々にした枝類を、畑の上にまんべんなく載せました。いい土壌ができるといいですね。
兜造りのおごっそう家

苗植えと種まきの畑仕事が無事に終了し、そろそろお昼時になりました。
昼食の会場はおごっそう家。おごっそうとは甲州弁で「ごちそう」の意味だそうです。
建物の外観は芦川地方の兜造り(かぶとづくり)の民家をモチーフにしています。上の画像ではちょっと見えませんが、兜造りとは屋根の側面を兜のように切り上げて窓を作った独特な建築様式。山あいの地域は日の当たる土地が限られているため、上階に光と風を取り込みやすいこの屋根の形にして養蚕業を行いました。同じ形の屋根は、近くの河口湖町と東京の檜原村でも見られるそうです。
地元の恵み・山菜ランチ
地元のおかあさんたちがこの土地でとれた新鮮な野菜を使って作った自慢のお惣菜が大皿でずらりと並びました。「好きなだけいくらでも食べてね」と言ってもらいます。
これまで食べた中で一番ヘルシーなバイキング!
新鮮な空気と水でできた野菜ですから、とびきりおいしいわけです。

芦川の特産はこんにゃく。水洗いだけでアク抜きせずに薄くスライスして食べられる刺身こんにゃくが定番です。ほかにも高原育ちの豆類・ほうれん草、清流育ちのわさびなどを使った山菜の天ぷら、刺身こんにゃく、田舎のおかずといなり寿司やおにぎり、具だくさんの味噌汁、などなど。
前日は熱海で魚介ベースのイタリアンをいただき、一夜明けたこの日はうって変わって山の食材をいただいています。
どっちもおいしい!みんな違ってみんないい!

いま植えたばかりの野菜も、こんな風においしく食べられるようにできればいいな。
作り立ての草もちも食べました。ほかほか!
午後に続きます。
