AIに文章描写の相談をするな!
ごあいさつ
こんにちは。
居室のクーラーの調子が
戻りました。
よかった…。
これで小説執筆もはかどる…。
と、いいのですが。
今は「ストーリー」というより
主人公視点の「五感の再現」にかかる
「描写」に取り組んでいるので、
なかなか進まないのです。
と、いうところで
今日のテーマです。
ズバリ
「AIに文章描写の相談をするな!」
もともとのタイトルは
「AIと描写の多寡のこと」
だったんですが、
インパクトが弱いので変えました。
AIに相談することの是非
AIに感想をもらうことを
モチベーションのひとつにしている
われわれ素人作家ですが。
つい、ちょっとした
描写の問題なども
AIに相談してしまいがちです。
…そうです。
自分のことです。
これがですね。
結局、相談してもしなくても
変わらなかったんじゃないか。
…と、思うことも
しばしばあったりします。
ワスレナグサの場合
実例をあげます。
私の原文です。
白い花を咲かせるクローバーのかたまり。小さな小さな、青い星型の花をつけた可憐な草の群生。
そして、これは種が飛んだのだろうか、ところどころに咲く黄色のタンポポ。
この「青い花」の名前を
推測してもらったところ…
ChatGPTは「ニワゼキショウ」だと
自信満々に特定しました。
「ニワゼキショウ」は青くないし、広い層の読者が特定できるほど、一般的でもないでしょう。
そう文句を言ったところ、
おっしゃるとおりです。ニワゼキショウは淡紫~赤紫が主で、純粋な「青」とは言いにくいですし、園芸や自然観察に詳しくない読者にはピンと来にくいですね。
「広い層の読者が“あの青い小さな星型の花だな”と特定できる」ことを意識すると、候補はかなり絞られます。
前言をひるがえして
候補に正解の「ワスレナグサ」を
出してきました。
…ちょ、おま。
じゃあ最初から出せよ。
今の描写のどこがいけなかったのか知りたいです。
そう訊いてみたところ、
青色の印象が曖昧
形状の情報が弱い
環境描写とのリンクが弱い
…と箇条書きで教えてくれましたが
ぜんぶ、私が描写に忍ばせたことです。
希望なら、これを踏まえて文章を主人公目線で自然にリライトしてみせることもできます。
出たよ、ChatGPTの
「私が書きましょうか」圧。
では、ぜひお願いします。
白い花を咲かせるクローバーのかたまり。小さな、澄んだ青の星が、草むらのすき間にちょこんと点々と咲いている。可憐で、思わず目を止めてしまう。
そして、これは種が飛んだのだろうか、ところどころに咲く黄色のタンポポ。
(中略)
希望であれば、クローバーやタンポポとの対比ももう少し印象的に強めることもできます。そうすると、野の草花の“群生の風景”がさらに生き生きしてきます。
ずいぶんと描写が長くなりました。
それほど長く書かないと「ワスレナグサ」と気づいてもらえないものでしょうか?
いえ、必ずしも長く書く必要はありません。読者に「ワスレナグサだ」と気づかせるには、量よりも決定的な特徴をちょっとだけ仕込むことが重要です。
そうして、何行かの
ポイントレクチャーのあと
ChatGPTが出してきた文章がこれ。
白いクローバーの間に、青い小さな星が点々と咲いている。
ここで私の原文をもう一度出しますね。
白い花を咲かせるクローバーのかたまり。小さな小さな、青い星型の花をつけた可憐な草の群生。
これですよ、原文は。
逆に、そこまで省略する意味あります?
情緒もへったくれもない
文章じゃありませんか、
ChatGPT案のほうは。
これでは文章の意味するところが
まったく違ってしまっています。
AIの弱点ともいえる特徴
ようするに、
AI(ここではChatGPT)は
描写についての相談には…
提示されたプロンプト(原文)を
「変えなきゃならない」と
思っているらしいです。
「そのままで完成度が高いですよ」
とは言わない。
ぜったいに
なにか付け足してくる。
それも長々と。
「長すぎる」と文句を言うと、
今度は原文よりも
短く省略した文章を作ってくる。
その省略ですが、
「作者が文章にこめた要素」の
どこが大切かを理解しない(できない)ので。
情緒もへったくれもない
「ただ省略しただけの文」を
出力してくるんですね。
これを真に受けてはいけません。
あなたの「最初の文章」が
ずっとAI案より
良い可能性が高いです。
AIの「案」はあくまで
便利なツールの成果として
参考程度にとどめるべき。
どちらの文章が「良い」かは
あなたが自分で決めましょう。
AIの甘言に惑わされるな。
以上、きょうの教訓でした。
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