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AIバトル!「小説の続き」競作2 ⑥【お題公開】


前説

今回は、前回の企画に続いて
AIに「お題で出した小説」の
「続き」を書いてもらいます。

そして、その出来や個性を比較するという
大喜利」企画になっています。

ちなみに、メンバーは次の通りです。

ChatGPT 
Gemini 
・noteのAIアシスタント
Microsoft Copilot
Claude 
Grok 

…という企画を
お送りしてきました。


お題のプロンプト

では、ここで「お題」にした
SF小説の本文を紹介したいと思います。

昨日までの大喜利で、
AIたちが何を読み、何をネタにしたのか。

次のお題プロンプトを見れば、
そのあたりが良くわかると思います。

ちなみに、題材にしたのは
私が書いたSF小説
「白銀の騎士」第2部から

第24話(「運命のいたずら」act.3)後半と、
第25話(「激情の果て」act.1」)前半です。

プロンプト全文は、少し長いですが
次のとおりです。

次に、私が書いたSF小説の一部をアップします。
この続きを書いてみてください。


「お腹、すいてるんだ?」
「うん…ちょっと」
「その喫茶店、寄ってく?」
「うーん…」
 コウは悩んだ。ファスナともう少し、ゆっくり話していたい。
 けれど、自分の行動によって、ハーナイさんを心配させてしまったことも、事実だ。
「やっぱり、遠慮しとく。『マジーナ姉さん』が心配してるはずだから」
「そっか。…うん、仕方ないね」
 ファスナは残念そうに言ってから、続けた。
「じゃあ、あたしの家で、お昼をごちそうするわ。それなら、いいでしょ?」
 コウは心からの喜びを微笑で返した。

 閑静な住宅街の一角で、二人はバスを降りた。
 コウが住んでいたマンションのある市街地とは違って、庭つきの住宅が建ち並んでいる。
「この先の道を曲がって、少し行ったところよ」
 点在する小さな畑や、狭い公園の芝生の緑が、目にまぶしかった。
 ちょうど昼食の時間帯でもあるせいか、人通りはほとんどない。
「…いい、ところだね」
「そう? ふつうに田舎の住宅街よ」
「おれは…市街地のマンションに住んでたから」
「ふうん、そうなんだ…。あ、コウ、見えてきたわ。あそこよ」
 ふいに、ファスナが立ち止まった。
「あら?」
「どうしたの、ファスナ?」
 ファスナの目線は、道ばたに止めてある2台の車に向かっていた。
 そのうち1台は、運転手が乗っているタクシーのようだった。
「だれか来てるのかしら」
 車の横を通りぬけて、住宅の門をくぐる。
「ただいま」
 玄関に入ったファスナは、驚いて立ちすくんだ。
 すぐ前のリビングに、ダークスーツを着た若い男が立っている。
 その前に、ソファから立ち上がっている父に支えられるようにして、ようやく立っている母。
 兄の婚約者のパール・スナップも立っていた。
 そして、コウの『姉、マジーナ』も。
 そこに、尋常ではない空気が流れていた。
「…チャックさんの、妹さんですか」
 若い男は、なにかを押し殺したような沈痛な面持ちで、ファスナに話しかけた。
「ええ…」
 ファスナはうつむいた。
 この空気がなにを意味するのか、わかってしまったからだ。
 コウはただ息をのみ、そんなファスナを見つめることしかできなかった。
「…妹の、ファスナです。…あなたは…?」
「お兄さんの上官だった、イチビリーノ・ヘタレ中尉です」
 コウはぼうぜんと、この整った容貌の男が名乗るのを聞いた。
 イチビリーノ・ヘタレ中尉。
 では、これが、父さんを叩き潰した、あの。
 いや、それ以前に。
 そもそも、ファスナの兄を殺したのは――
 おれだ。
 自分の顔から血の気が引いていくのが、わかった。
 耳がきいんとして、なにも考えられない。
 ただ、怒りと、自責と、後悔と…
 抑えきれない激情が、身体の奥底にわきあがっていた。


19.激情の果て act.1

『マジーナ・ギーメイ』を称するハーナイ・チリン少尉は、ジッパー家に入ってきたコウの様子が一変したことに気づいた。
 うつむき加減の顔色は蒼白になり、握りしめた拳が震えている。

 つい先ほどのことだ。
 いま目の前にいるダークスーツを着た青年が、このジッパー家を訪れた。
 彼は、イチビリーノ・ヘタレ中尉と名乗り、この家の息子チャックの正式な戦死通知とともに、その遺品を届けにきたと告げた。
 遺体は回収できなかった。所属していた軍艦の兵員室に、これが残されていた。
 そう言って、机の上に遺品を並べた。
 軍紀で唯一許された形式の日記である紙のノート。
 そこに文字を記すためのメタルペンシル。
 そして、チタン合金製のフォトプレート。
 そこには、いまハーナイの隣で肩を落としてうなだれる、チャックの婚約者パール・スナップの笑顔が写されていた。
 戦死したのは5月14日の未明。
「軍事機密に関わるので、場所は言えませんが…チャックさんは、その射撃の腕前によって軍功を立てられました」
 そのおなじ言葉を、いま遅れて帰宅したチャックの妹にも告げる。

 ハーナイは、そこで気づいた。
 その日時。『自由都市(フリーダムシティ)』が陥落した、あの夜。
 射撃の腕。研究施設を焼きつくした『ヘル・フレイム』。
 では…では。
 なんということだろう。
 チャックを殺したのは、コウ。
 そしておそらく、このヘタレ中尉こそが――
 コウの父を殺した。

(いけない。コウの心が壊れる…!)
 ヘタレ中尉は黙って短くうなずくと、ぼうぜんと立つファスナと、うつむいて震えるコウの横を静かに通り抜け、一度も振りむかずに玄関から出ていった。
 ハーナイが駆け寄る前に、いったん閉まったドアを開けたのはコウだった。
「コウ! 待ちなさい!」

AIバトル2:お題プロンプト全文

今回のお題は
自分で言うのも何ですが、
ちょっと複雑すぎました。

人間関係もそうだし、
因果関係もそう。

ここに書いた設定を
すべて拾えなかったAIが
ほとんどでしたね。

Grok? 奴は話が別だ。
あいつは何でも自作の燃料にしやがる。

まあ、逆に言えば
お題に記された設定の中から
「なにを選ぶか」
「どれを捨てたか」

また、その材料を使って
「どんな物語を組み立てたか」

…に、それぞれのAIの個性が
出たのではないかな、と思います。


答え合わせ

蛇足ですが、
本編の答え合わせを少しすると。

チャックは、ヘタレ中尉の命令により
研究施設を「ヘル・フレイム」で破壊

それによって母を殺されたコウが、
衝動的にチャックを殺しています。

その後、ヘタレ中尉は
妻子を殺されたと思ったコウの父が
飛行艇で特攻をかけたのを撃墜しました。

…ううむ。
さすがに、これはわからんよな。

もしよければ
小説「白銀の騎士」を見てください。
このあたりの事情がすべて描かれています。


総評

トップバッターのChatGPTですが。
これは、もう「壁打ち」相手と
割り切った方がいいと思います。

小説を書かせるなら、やはり
Gemini(おすすめ)
Claude(超おすすめ)
あたりが実用的でしょうね。

この評価は、今回も変わりません。
特にClaudeの作劇力はすばらしい。

で、ネタ枠の2者はというと。

noteのAIアシスタント
今回はファンサ炸裂で、きっちり
主人公が「自分探しの旅」に出て終わりました。

Microsoft Copilot
ちょっとBLを思わせるような
二人だけの幻想的なシーンを描きましたね。

そして、問題のGrokですが。
いちおう、お題に出た設定を
すべて拾っているあたりは
評価できますがね…。

主人公のキャラ崩壊(熱血化)は既定路線。
とにかく「Grok熱血劇場」で押しまくります。
隙があったら、
Grok独自の「バトルもの」を
書き始めることでしょう。

ええ。遊びに使うならアレですが。
やはり、マジで使えません


さいごに

で、作者(人間)が書いた本筋は?

はい。
noteの姉妹サイト「TALES」で
全文を読むことができます。

プロンプトの続きは
第25話(「激情の果て」act.1」)
後半からになります。

よかったら、読んでみてくださいね。

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