AIの先読みを裏切ること
昨日で連続投稿108日目でしたが、
ついにネタが切れました。
ここ数日は
私の創作活動(小説執筆)と
AI(おもにChatGPT)の反応を
ネタに書いてきましたが。
今日はそのChatGPTが
私の小説の「続き」を書いた話を
お送りしたいと思います。
簡単な背景説明
これは、私の自作小説
「白銀の騎士」第2部の
第25話(「激情の果て」act.1)を
ChatGPTに見せた時の反応です。
その前の話では、
コウ(主人公)視点で
「仲良くなった女の子の兄を
殺していたのが自分だった」
ことと
「父の仇が目の前にいる」
というダブルの衝撃を受けたところで
終わっています。
このあとの構想は
しっかり組み上がっていたのですが、
念のため、ChatGPTに
執筆途中の原稿を見てもらいました。
ハーナイは、そこで気づいた。
その日時。『自由都市(フリーダムシティ)』が陥落した、あの夜。
射撃の腕。研究施設を焼きつくした『ヘル・フレイム』。
では…では。
なんということだろう。
チャックを殺したのは、コウ。
そしておそらく、このヘタレ中尉こそが――
コウの父を殺した。
(いけない。コウの心が壊れる…!)
ヘタレ中尉は黙って短くうなずくと、ぼうぜんと立つファスナと、うつむいて震えるコウの横を静かに通り抜け、一度も振りむかずに玄関から出ていった。
ハーナイが駆け寄る前に、いったん閉まったドアを開けたのはコウだった。
「コウ! 待ちなさい!」
ChatGPTが食いついた
(前略)
ご希望であれば、次の章で「コウの激昂と、それを止めるハーナイ」「ヘタレ中尉の戸惑い」など、構成案をご一緒に考えることもできます。
続きをいつでもお待ちしております。何か追加の添削やチェック希望もあれば、お気軽に。
はい、ChatGPTさん
しっかり乗ってきてくれました。
「あなたの案も見たいです」と伝えてみます。
さっそく、簡単な素描が示されました。
(前略)ご希望があれば、この構成を元にフルパート(文体整形済み)での執筆補助も可能です。(後略)
ぜひ、あなたの案が見たいです。
そう言うと、ChatGPTさんは
ノリノリで「続き」を書いてくれました。
「文体整形済み」で、
私がこれまで書いた話の
「続きとして自然に接続可能な草案」だそうです。
さあ、どんな物語が飛び出すか。
あなたも、この続きがどうなるか
ちょっと予想してみてください。
「コウ! 待ちなさい!」
ハーナイの呼びかけに応じることなく、コウは玄関の扉を開け放ち、家の外へ飛び出した。
住宅街の静けさのなかに、ふたり分の靴音が響く。
車道に向かって歩き出していたダークスーツの背中――イチビリーノ・ヘタレ中尉が、ふと立ち止まる。
「待てよ……」
その声は、先ほどのように沈んではいなかった。
抑え込んでいた何かが、ついに破裂した。
「おまえが……父さんを……! チャックさんを殺したのか……!」
コウの声が裏返る。
目の奥が熱く、思考がまとまらない。頭のなかに残響のようにあの日の銃声が鳴っていた。
「……わたしは、命令を遂行したまでです」
ヘタレ中尉はゆっくりと振り返り、正面からコウを見つめた。
「だが、わたしの放った弾が、君の父を撃ったのか――その確認は、できない」
「逃げるのかよ…! 自分のやったことから目をそらして…!」
コウが一歩踏み出す。
握りしめた拳に、爪が食い込みそうになる。
「やめなさい!」
その間に割って入るように、ハーナイが声を上げた。
彼女はコウの前に立ちはだかり、肩に手を置く。
「やめて、コウ。…ここで、なにかを壊しても、取り返しはつかない」
コウの肩が震える。呼吸が浅く、視界が歪んでいた。
「じゃあ、どうすればいいんだよ……」
「答えなんて、すぐに出るものじゃない。でも――いま壊したら、それすら手に入らなくなる」
それでも、手が震える。足が止まらない。
中尉の姿が遠くににじんで見える。
「イチビリーノ・ヘタレ中尉」
ハーナイの声が冷たくなった。
「あなたは、立ち去ってください。これ以上は――誰のためにもならない」
数秒の沈黙ののち、中尉はゆっくりと頭を下げた。
「……承知しました」
彼の歩幅は、もう乱れてはいなかった。
コウはただ、去っていく背中を見つめていた。
怒りと悲しみと後悔が、胸の中で混ざり合い、形にならないまま、そこにあった。
…だそうです。
いかがだったでしょうか。
うん、微妙ですね。
まあAIにしては、よくやったと思います。
では、私が書いた
本来の「続き」をご紹介して
この記事を締めたいと思います。
「コウ! 待ちなさい!」
その声は、駆けだしたコウには届いていなかった。
「…ヘタレ中尉!」
コウは叫んだ。
車道のほうへ歩きだしていたダークスーツの青年が振りかえる。
コウは、その頬にむけて拳を放った。
たぶん、避けられるだろう、と思った。
だから、避けられた次の動作も考えた。
次の瞬間――
鈍い音がして、青年はよろめいた。
(避けなかった…!?)
コウは気が抜けたように立ちつくした。
なんてことをしてしまったんだろう、軍人を殴るなんて。
青年はすぐに体勢を立てなおしながら、切れた口もとの血を手で拭った。
「…気は、済んだか?」
決して挑発ではなく、独り言のように静かな口調で言ったのだが――
コウの頭は怒りで真っ白になった。
その瞬間、頬に熱い衝撃を受けて倒れそうになる。
凄みを感じるほどの静かな怒りをたたえた顔で、ハーナイが立っていた。
女性軍人の本気のビンタは、コウの頭を冷やすには充分だった。
「あなたは、『自分が何をしたか』わかっているの!?」
二重の意味を含んだ鋭い言葉に続けて、ハーナイは言った。
「今は戦時中よ。ただの公務執行妨害では済まされないわよ!」
コウは、自分の立場を思いだした。
本来の目的は、身分を隠したうえでの情報収集だったはずだ。
それだけではない。
場合によっては、コウの存在を敵軍に知られることじたいが――
ハーナイは、改めて青年に向きなおった。
「申し訳ありません、ヘタレ中尉」
その目をまっすぐに見つめて、『姉のマジーナ』として言葉を継ぐ。
「この子は急に環境が変わったので、落ち着きを失っているんです」
そして、コウに向かって言った。
「…コウ。ヘタレ中尉に謝罪しなさい」
コウは歯を食いしばった。
そうすれば、この場がおさまるかもしれないのは、わかっている。
わかっているけど――
憤りで体が震えるのを、止めることができない。
「あなたって子は、まだわからないの!?」
振り上げたハーナイの手が、止まった。
その腕を、ヘタレ中尉が力強くつかんだのだ。
「…ここは戦場じゃない。暴力はよくありません、ギーメイさん」
まだ、この続きで
ひと波乱ふた波乱ありますが、
もし気になった方は
こちらでお読みいただけると嬉しいです。
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