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2026年3月、出版決定!『AI×家事(扶桑社)』

ある夜、限界がきて、ChatGPTを開いた。

「もう無理。考えられない。誰か代わりになんとかして」

長男の丸付けが途中で、夕飯も決まっていなくて、返さなきゃいけないメールも頭に引っかかっていた。そこに末っ子がコップの水をひっくりかえした。
その瞬間、頭の中に入っていたものが全部いっぺんに押し寄せてきて、私はその場で止まった。何から手をつければいいのか決められなかった。

まとまらないまま、AIにそのまま投げた。
すると、いくつか選択肢が返ってきた。完璧ではなかった。でも、それで十分だった。

頭の中で回り続けていたものが、一度外に出た感覚があった。

私が欲しかったのは、正解ではなかった。
「これ、どうする?」を一人で抱え込まなくていい状態だった。


はじめまして、宮崎真理です。

東京で、小6・小4・3歳の男子3人を育ててます。理系の大学院を出て、メーカーで技術系の仕事をしていましたが、出産を機に退職。それから10年、専業主婦として家事と育児に向き合ってきました。

家事は、作業よりも「判断し続けること」がしんどい。
何を作るか、どこまでやるか、今やるか後にするか。小さい判断がずっと続いて、しかも正解はない。最後はいつも自分で決めるしかない。

誰かに相談するほどではない。でも放っておけない。
そういうことを、毎日、自分の中で処理し続けてきました。


2023年2月、ChatGPTと出会った

「生成AI」という言葉が、ニュースで流れ始めた頃でした。

試しに使ってみたら、めちゃくちゃおもしろかった。

翻訳も、文章の校正も、プログラムのエラーチェックも、やってくれる。間違いも多かったし、文章もおかしかったんですけれど。でも、何か打ち込めば、何かを瞬時に返してくれた。

わたしの場合、家庭では、誰も瞬時に答えてくれなかった。

夫は単身赴任でいなかった。友達に相談するほど深刻な話でもない。ネットで調べても、自分のピンポイントな状況に合う答えはなかなか出てこない。

でも、AIは、不完全でも、とにかく何か返してくれる。「対話できる相手」が、そこにいる感覚。それが、思っていた以上に、私には必要だったようでした。


「これ、こまったな」をそのまま渡す


そこから、「こまったな」って思うことを、そのままAIに渡すようになりました。

たとえば、夕食を片付けていたときに、息子が「明日、漢字テストある」と言ったことがありました。なんで今言うねん、と思いながら、いつもなら苦手な漢字を書き出して、問題を紙に書いて、例文も考えて……とやっていたと思います。

そのときは、テスト範囲のプリントを写真に撮ってAIに送ってみました。
すると、同じレベルの問題をその場で何パターンも作ってくれました。書き取りも、読みも、例文もそろっている。ゼロから考えなくていいだけで、気持ちがかなり軽くなりました。

別の日には、冷蔵庫を開けて、残り物を見ながら手が止まりました。
疲れていて、正直、包丁を持つ気力もなかった。
そのままあるものの写真を撮って、「これで何が作れる?子どもも食べるもので、電子レンジだけでできるもの」と送ったら、レシピが返ってきました。
その中からひとつ選んで、そのまま作りました。

家の汚れが落ちなくて、何度もこすっても変わらず、「もういい」と手を止めていたときも、汚れの写真を撮ってAIに送ったら、「これはこういう汚れだから、この方法が合う」と具体的に返ってきました。半信半疑でやってみたら、すぐ落ちた。

「一人で悩み続ける必要なかったんだ」と思いました。

もちろん、うまくいかないこともありました。返ってきた内容が見当違いで、結局自分で考え直したことも何度もある。AIを使えばかならず楽になる、という話ではないと思っています。それでも、「まずここに投げてみる」という習慣ができてから、一人で頭の中でぐるぐる回し続ける時間は確実に減りました。


この試行錯誤を、私はnoteとXに書いていました。
最初は誰かに届けるつもりはなくて、自分のための記録でした。

どんな場面で止まったのか。AIに渡したら、どう前に進めたのか。
何が楽になったのか。それを、できるだけ具体的に書いていました。

あとから振り返ると、それが本になった理由だったと思います。


投稿が広がり、NHKの番組ディレクターの方から取材の連絡をいただきました。そこから日本テレビや雑誌の掲載が続き、講談社「with」でコラムを書かせていただくようになりました。
そして、「本を出しませんか」と声をかけていただきました。

私が書いていたのは「AIの使い方」の説明ではなかった。「こういう場面で、一人で抱え込まなくてすんだ」という記録でした。しかもそれは、誰にも見えないけれど、毎日の中で確実に負担になっている場面ばかりだった。それが他のだれかの生活に重なったのだと、思っています。


2026年3月、『AI×家事』(扶桑社)として出版されました。
もし、毎日の小さな判断に疲れているなら。
もし、「これどうする?」を一人で抱え込む時間があるなら。
『AI×家事』を手に取っていただけたら、とてもうれしいです。

目次はこんなかんじ!


【2026年3月 追記】

発売日の朝、新宿の紀伊國屋書店に開店と同時に入った。検索機に自分の名前を入力したら、ちゃんと出てきた。「在庫あり」
棚に行くと、10冊以上が積み上げられていた。足が震えた。本当に本になった、と実感しました。

おかげさまでAmazonランキングにも入り、全国の書店にも並んでいます。

Xやレビューで感想をくださる方も増えてきました。
どんな反応があるのか不安だったので、一つひとつの言葉に救われています。力になります。読んでくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございます。

Amazon 売れ筋ランキング 第8位( 整理・収納 ) 2026年3月15日 時点



2026年3月3日発売|扶桑社

『AI×家事』

毎日バタバタな3児ママがAIを使ってみたら、一人で悩む時間が消えた。



【著者プロフィール】
まり|男子3兄弟の母(小6・小4・3歳)
家庭で、家事子育てに生成AIを使ってみた!

Xフォロワー8700人
講談社with 『with class mama』コラムニスト
テレビ出演
NHK「チルシル」
日テレ「DayDay.」「カズレーザーと学ぶ。」
フジテレビ「ノンストップ!」
雑誌掲載
ESSE(2026年1月)「AIで暮らしや子育てはどう変わる?」
LDK(2026年4月)「暮らしをアップデートするAI活用テク📱」



メディア掲載


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宮崎真理|『AI×家事』著者 ❤️応援ありがとうございます。いただいたご支援は「めんどくさい」を解決する新しいテクノロジーの検証費や、3兄弟との楽しい実験材料費に大切に使わせていただきます。皆さまの応援が力になります!