音だけが色鮮やかに響く世界。アファンタジアの私が過ごす「SHAUN」な一日
私の脳内には、一枚の景色も浮かびません。
頭の中に鮮明な映像を映し出す「ハイパーファンタジア」の友人たちの話を聞くたび、自分の頭の中が真っ暗な「アファンタジア」であることを思い知らされます。
けれど、私には映像の代わりに、特別なギフトがあります。
それは、脳内に世界でただ一つのプライベート・スピーカーが埋め込まれているかのように、音が響くこと。
瞳を閉じなくても、イヤホンをしていなくても、大好きなアーティスト・SHAUN(ショーン)の歌声が完璧な解像度で鳴り響きます。
映像を持たない私の暗闇は、彼が紡ぐ音を最も純粋に響かせるための、最高のリスニングルームなのかもしれません。
そんな私が、SHAUNの楽曲と共に過ごす一日の記録を、プレイリストにまとめました。
🌅 Morning:目覚めと準備の時間
Monster
寝起きのまどろみの中、最初に脳内のスピーカーが鳴り出すのはこの曲。リズムが脳内のあちこちで心地よく跳ねまわり、まだ眠っている体に目覚めのスイッチを入れてくれます。Way Back Home
鏡の前での身支度は、軽やかなこのメロディと共に。YouTubeで何度も聴いたあの心地よさが、脳内で鮮やかに再生され、心がオンに切り替わる準備の時間です。
💻 Work:集中とリズム
Lunisolar
仕事中は、この曲のテンポが私の相棒。独特のグルーヴ感が、日常の何気ない動作を心地よいリズムへと整えてくれます。このテンポが私にとってのベスト。つい急ぎすぎてしまう私を、静かに引き留め、呼吸を合わせてくれるのです。
☕ Break:没入のひととき
Diary
休憩時間は、YouTubeで彼の映像に癒やされるひととき。画面越しの鮮明な映像とメロディーが重なり、その世界へどっぷりと没入していく。そうすることで、仕事モードの頭を一度きれいにリセットするのです。
🌙 Afternoon & Night:再加速と安らぎ
Monster
午後の踏ん張りどころで、再び『Monster』が登場。朝の熱量をもう一度フルボリュームで呼び起こし、ラストスパートをかけます。Nocturnal
帰宅後、一息つくときにはこの曲。夜の静寂に溶け込むメロディが脳内を満たすと、張り詰めていた心がゆっくりと解けていきます。この曲を聴いていると体の深いところで、何か思い出さなきゃいけないという感覚があります。映像は浮かばない。けれど、確かに「そこ」に何かが在るという確かな感覚。それはかつて触れた静かな孤独か、あるいは誰にも見せなかった小さな喜びか。音の波に身を委ねながら、私は私の中に眠る「感覚の記憶」を、ただ静かに抱きしめるのです。
脳内のボリュームを上げすぎると、あまりの臨場感に少し疲れてしまうこともあります。だから時々「無音」というお休みを挟みながら、私はこのリアルな音のギフトを大切に味わっています。
映像がない私の世界は、暗闇ではない。
SHAUNの音が響くたび、私は「あの時」の感覚を、体温を、心の震えを、今この瞬間のこととして追体験する。
誰の目にも見えない、私だけのプライベート・スピーカー。
そこから流れる完璧な解像度の歌声こそが、私の過去と現在を繋ぎ、真っ白な感覚の世界に鮮やかな彩りを与えてくれる。
目には見えないけれど、瞳を閉じなくても、すぐそばで響くSHAUNの声。それが、私にとっての「普通」であり、何より贅沢な日常なのです。
私は今日も、音という名の「体感」に身を浸し、私だけの豊かな一日を生きていく。
私の世界を色鮮やかに変えてくれた、大切な一曲。
