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2026/2/25 徳島県立博物館ですよ

はい、正解は徳島でしたー。
徳島に関する恐竜の展示やメガテリウムの展示のことは聞いていて気になっていたんですけど、実際行ってみると決してそれだけの博物館ではありませんでした。
総合博物館なので地質も生物も歴史や文化も扱うんですけど、どれかが添え物になってしまうということもなく、むしろうまく関連し合い重なり合って、なぜ徳島はこうなっているのかを説明し尽くしているのです。
また細部も独特で、詳しい説明の方法やそもそも何を詳しく見せるかという選び方も他で見かけないものがあり、飽きずに見続けてしまいます。


川を渡ったところの公園にあるところとかちょっと岐阜県立博物館みたいな立地。

しかし着いてみるとどちらかというと神奈川県立みたいな建物。
実は美術館なども集まっていて全て正面のホールから入るようになっているんですね。なのでもし余裕があればそちらも見てみたかったのですが、全然そんな規模ではありませんでした。

ホールから博物館に進みますと、まず徳島のものがずらりと並ぶオープニングコーナーです。

もちろん化石も。郷土料理もヨシノボリからだしを取ったうどんであったりと独特です。

あっすでにひょっこりと。

ということですぐに徳島に関連した恐竜です。

竜脚類のマラウィサウルス。マメンチサウルスのような体型に見えますがティタノサウルス類なので胴体や腰の幅が広いです。

獣脚類のコンカヴェナトル。ややがっしりしつつ横幅の狭い胴体など典型的なカルカロドントサウルス類の体型をしつつ、腰の前で棘突起が高く、それだけならまだしも腰は普通で尾の棘突起がまた高くなっているのはなんなんでしょうか。

鳥盤類・鳥脚類のプロバクトロサウルス。Lv100オロチ編で大きい役目を持たせたので未だに感謝の気持ちが。

で、これら自身が徳島から発掘されたわけではなく。

それぞれにおおまかに近縁な恐竜の化石が徳島から発掘されているのです。
恐竜の3大グループ全部見付かってるのは頼もしいですね。
他にも小型獣脚類の脚や鳥脚類の腱なども。

それからスッポン上科のカメや、魚類も。

これは竜脚類の歯のレプリカを貼り付けた上で解説映像を流すディスプレイ。

恐竜が発見された地層の解説から、地質学全体へとつながります。

徳島の地質はもっぱら沈み込みプレートが作った付加体からなるという説明を、その付加体の中から発見された漣痕など交えて。

海の化石のほうが多いので海の化石を年代順に辿ります。

にしても国内だと白亜紀後期のアンモナイトが多いので白亜紀前期のはなんだか見慣れなくて独特な感じ。

これは白亜紀後期ので割と他の地域でも見ますが、ナミマガシワが付いてるのが大事なところです。

恐竜絶滅からかなり経った頃の貝も黒潮の影響が強くて関東のものとかなり違うなと思ったら、

もう少し経って氷期のものになると関東でもだいぶ見覚えがある感じに。

キヌガサガイはクマサカガイみたいに他の貝をくっつける習性があったのが弱まったの!?

ナウマンゾウも実は瀬戸内海のものなので四国とは関係が深いんですよね。色々あって瀬戸内海に沈んだ化石が見付かるので。

こうまで新しい年代のものだと人類もそろそろ関わってくるということで、旧石器時代の展示へ。
ここから考古学を経て歴史展示へ進みます。
そうか、ここまで郷土博物館によくある序盤の地質の説明だったんだ!

銅鐸がよく見付かるそうです。銅の加工が盛んだったのかな?

刀くらい兵器としての用途が形骸化していると美術品として見ていいんでしょうか。

参勤交代に使われた船、つまり江戸時代の豪華客船。船室は畳敷き。

こんな猟銃みてえなもんに命預けたくねえなって思ったら、

こんな物干し竿に……!!

それはそれとして浄瑠璃人形とか阿波踊りとかの文化の展示を経て、

現代の自然と人々の暮らしの展示ということで、まず雑木林から次第に標高が上がっていく森林ですが、

対面には林業や茶葉の生産の展示が。
こういう土地だからこう暮らすんだという展示になっているのは五日市郷土館を思い出します。

とくれば川の生き物の反対には、

やはり川漁。それから染料の藍の生産。民具の展示は船が出てくると迫力が出ますね。上流と下流で違った形の船を使うことが示されています。

海の展示にも海漁から入りますが、捕れたものをこうして頭の上のかごに入れて遠くまで行商に行ったのだそうです。

潮目から遠く離れて黒潮の魚一色です。

おお、トグロコウイカの解説がこんなに細かく。化石目当ての子供達の目を引きそうです。

ここからは世界の生き物の展示です。
それも、こうして歴史年表と系統樹がつながっているとおり、古生物と現生生物両方とも。

古生物側は、ティラノがどーんと登場!
……もちろんここならではの見どころはティラノではありません。

今度は地球全体の歴史を壁際で辿りますが、

アノマロカリス……でもなく、アンプレクトベルアの新しめの復元模型!!ミロクンミンギアと合わせて当時の節足動物と脊索動物の立場の違いを表しています。

アノマロカリスではなくアンプレクトベルアなのは展示している化石に合わせてですね。いいものが揃っています。
もちろんカンブリア紀のものだけでなくその先の年代も。

二枚貝の起源……!他ではかはくでサラッと触れられているくらいでしょうか。ここでは標本を示して詳しくやっています。あれだけ食べたり拾ったりしている生き物ですからこれくらいあっても道理でしょう。

陸上脊椎動物も辿ります。いつぞやの恐竜展で変な注目を浴びたエクサエレトドン……!

ここの恐竜骨格で特別なものといったら他で見られないこのネウケンサウルスでしょう。マラウィサウルスも常設では他にないかな?

しかし徳島県立といえば化石哺乳類のラプラタコレクション!

そして中でもメガテリウム!
他では頭骨だけだったりエレモテリウムだったりする中で、グランドスロースの代表であるメガテリウムの骨格が見られるのはやはり嬉しいことです。

肩甲骨なんてすごく複雑な形になってますね。どんな筋肉してたんでしょうか。

こちらは現生生物です。
クロミンククジラが目を引きますね。

謎多きイチョウハクジラもいれば、あまりにも身近なネコやイヌも紛れ込んでいます。

右のほうの雌雄揃ったシカのように剥製と骨格両方並んでいるものも多いです。
ウシもいればホンシュウジカやニホンカモシカも、ベイサオリックスも。身近から世界へという選出が感じられます。

いっぽう壁では植物を展示していますがこちらは分類というより特徴の紹介。
植物が光合成で得たエネルギーを動物も利用しているというのを、まさかデンプンや油脂という具体的な物質で示されるとは思いませんでした。左でうねっているのはクズの根茎。

種子散布の展示ですが、おや?アルソミトラの隣に黎明期の飛行機エトリッヒ・タウベの模型が。
アルソミトラはよくグライダーやハンググライダーのモデルになったと言われるんですがこれは誤りで、実際にはこのタウベのモデルになったんですね。アルソミトラがよく飛ぶのに目をつけて主翼の形態を真似つつ、尾翼は必要だったので付け足したところハト(ドイツ語でタウベ)そっくりになったそうです。
ちなみにハンググライダーはNASAで大気圏に突入したあとの宇宙船を軟着陸させるときに、旧式のパラシュートだとあんまりコントロールが効かないので代替案としてロガロという技術者が畳める翼を考案したところ、その案が転用されたのが始まりだそうです。
なんか古生物以上に早口になっちゃった。

もちろん昆虫標本もずらりと。といってもどのグループを展示するかは絞り込まれていますが。

そんな中でもカーテンで伏せられているグループが一つ。今さらこのnoteで隠すこともないので、ゴキブリです。
めくると小部屋になっていて、クロゴキブリのおもちゃに取り囲まれて標本箱があります。
嫌がられるから伏せているというより、むしろ好奇心を煽ってきますね。

昔日本の甲虫をある程度以上の大きさのものなら大体網羅した図鑑があって、この辺の寒色でメタリックな連中が憧れだったんですよね。

海の各動物門の展示から。オウムガイの姿を見るとたまらんノスタルジーをかき立てられます。

外人4コマ。
(1コマ目のものを大人しく見つめていた人らが3コマ目のものには熱狂するというネットミーム)

イヌネコとは別方向に身近な哺乳類から、絶滅危惧種と外来種の展示で終わります。

リニューアル前はここにラプラタコレクションがあったんじゃなかったかな?今は本棚の本をゆっくり読んだりトピック展示があったりする部屋です。

他の県の総合博物館でもそうなので当然といえば当然ですが、最初から最後までかなりみっちり見学してしまいました。

主に見た配信

林檎様の御実況。小粒なのでとても早く全エンディング回収なさってしまわれましたが、つっつき回す楽しみのあるパズル的ノベルゲームでした。

警戒ちゃんのポケモン初代ピカチュウ版初見実況。ぺんぺんさんのサポートもあり、初見ならではの反応が楽しい。かいパンやろう……。

徳島県立博物館のヘテロプチコドゥス(恐竜やメガテリウムだけでは全然なくて楽しかった)数えて寝る。おやすみ

これだとヘッダで見てきたものと数えて寝るもの両方示せて便利だな……。
研究活動を進めているということが分かりやすく形になっているから恐竜や古生物が最初だったんですねえ。